YouTubeで大切なのは「信頼」。動画配信で意識していることと、山田先生から経営者へのメッセージ(6月19日放送)
YouTube登録者数の大小は、知名度ではない
田中
大ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか』、『女子大生会計士の事件簿』シリーズで、作家としても大変な実績を上げておられる先生が、YouTube始めて。もうこれ100万人超えて、今117万人。
山田先生
はい、おかげさまで。
田中
このYouTubeをここまで人数育ててきた。まあ、もともと著名ってのもあるんだけど、育ててきたなんか工夫みたいなのはありますか?
山田先生
それでいうと、もともと著名っていうのは全く関係ないですね。
田中
あ、そう?
山田先生
残念ながら。タレントさんがYouTubeやったら、じゃあすぐ登録者増えるかって、全然そうでもない。
田中
ほんとやね。結構有名なタレントとか俳優がYouTubeやっても、なんか数万人とか数千人とかありますもんね。
山田先生
そうなんですよ。だからYouTubeって知名度じゃ全然増えないんですよ。
田中
そっかぁ。
山田先生
知名度よりも信頼度。そのチャンネルへの、おもしろやったらおもしろさとか、新しさとか、情報の鮮度とか。要は信頼度がないと増えないっていうジャンルなので。
だから僕も、最初200人ぐらいやったんですよ。
田中
うん。
山田先生
その200人も、当時、文化放送さんでちょっとラジオやってたんで、ラジオで「今日からやります! みなさん登録お願いします!」って言って200人だったんで、「あ、これまずいぞ」と。
なので本当に、もうコツコツコツですね、やっていった結果増えてったと。
求められるのは「共感性」か「新規性」
山田先生
特に、僕の場合は2018年の12月からやってるんですけども、2020年ですね。コロナの時にいろんな補助金・助成金が出ましたので、それをいち早く、やり方とか手続きの仕方とか仕組みを解説するというのでグーンと伸びたので。
田中
はい、はい。
山田先生
なので、人が求めるものって、いろいろ要素はあるんですけれども、だいたい本もネットも一緒かもしれないですけど、「共感性」か「新規性」という。
みんな「あ、俺もそう思うんだ、そうそう」っていうのか、「あ、新しいね」っていうのか。
僕はみんなが共感することっていうのは、実はそんな得意じゃないんで、もうなんなら新しいこと。
田中
新しいこと。
山田先生
新しいことは簡単なんですよ。新しいニュースをいち早く解説すればいいだけなんで。
田中
うん。
山田先生
で、2020年当時はまだね、テレビの番組を切り取ってYouTubeにあげるっていう文化がなかったんで。テレビでは多少解説しても、YouTubeではやってないとか、YouTubeでは深くやってないっていうのを、2020年ぐらいは一生懸命やってたっていうのが。そこが1番大きいですね。
田中
そっか、新しいニュース・話題っていうのを、即。
本当に早いんですよ。もうこの間言ったけど、自転車のルールが変わったとか、エアコンの環境基準が変わるから今年買っておいたほうがいいんじゃないのとか。お金と関係ないことも話題としては取り上げる。でも、お金にはやっぱり関係してるだろうっていうことですよね。
山田先生
そうですね。広くお金に絡むことで、新しい情報をいち早くお届けするっていうコンセプトですね。
田中
で、おもしろいんですよ。新しい情報、確かに聞きたい情報なんだけど、画としては全然新しくないの。
書斎の前で山田先生がカメラ向かって喋ってるだけなんだけど。話題がやっぱ聞きたくなるから、別に普通に喋ってるだけでも聞きたくなるんですよね。
映像がリッチ化しても、重要なのは「企画の中身」
田中
ところが最近はちょっと見え方が華やかにだいぶなってきましたね。
山田先生
まあそうですね。うちの事務所のスタッフを出してみたりとか。
田中
はい、はい。
山田先生
いろいろと工夫。創意工夫をしないと。どうしても今YouTube自体が、リッチ化っていうんですけど。よりお金をかけて、ちゃんとスタジオを組んだり、音質良くしたりっていう。なんかテレビにどんどん近づいているので。
ちょっとうちもね、本当に古いカメラで自宅の書斎でね。本当は、あのズボンパジャマのまんまでっていうね。
田中
下は(笑)。映ってないから。
山田先生
そんな感じでやるのも続けますけど、かたやもうちょっとね、今風なやつもやんなきゃなと。
田中
うん。
山田先生
ただ本来やっぱり中身ですよね。企画。
田中
はい。
山田先生
出版社もそうだと思うんですけど、別になんていうんでしょうね、紙質が良かろう悪かろうが、おもしろかったら売れるし、おもしろくなかったら売れないっていう。
田中
ほんと、そうですよね。
山田先生
なので、YouTubeの今の僕の書斎の前で喋るってスタイルは、それはそれで続けていこうかなと。
田中
はい。
山田先生
やっぱり……あの書斎からの眺めをね、4Kにしてもね、あんま意味ない。
田中
後ろの、あの書棚の本がよく見えるぐらいですよね。
山田先生
それだけですよね。
会計士として、政治的な中立性を意識
田中
いやでも、必ず拝見してますね、YouTubeは。やっぱ、なんか今気になることを、だいたい先に言ってはるんですよ。お金にまつわること、暮らしにまつわることだから。別に政治色があるわけでもないじゃないですか。
山田先生
あぁ、そこは気にしてますね。できる限り政治的に中立にしようと。YouTubeってどうしても、左右、どっちか極端なこと言ったほうが伸びやすいんですけど。
田中
はい。
山田先生
それはそれで、そこでレッテル貼られるのもなんか困るんで。会計士って、中立性がやっぱ一番望まれてるというか。そういう資格でもあるんで。
田中
あぁ、なるほど。
山田先生
だから、「オタク会計士」って、会計士名乗っちゃってる以上、なるだけ中立でいようとは。
田中
そっかそっか。お金の流れを中立的な視点で見る立場だから。
山田先生
なので、それはもう政治とか他のことに関しても、なるだけ中立でいないといけないんです。まあでも、どうしてもね、個人的な価値観がどうしても入っちゃうんでね、そこは仕方ないんですが。
決断を、後からでも正しくするのが経営者の仕事
田中
僕も顧問としてお世話になってる、ひろのぶと株式会社の経営者ですけど、経営者にね、お金のことを「泰延さん、こういうこと本当気をつけた方がいいよ」ってのがあったら……あります?
山田先生
うーん……それはやっぱりあれですね、お金がかかるような決断の前に、ご相談いただきたいですね。
田中
本当にこれからは先に相談します!
山田先生
あはははは(笑)。
田中
いろいろ先走って、後からね、「もう払っちゃったんですけど」って、多すぎた! 大後悔! そこは、相談に行きます。
山田先生
でもね、それはね、経営者の決断としては……なんだろう、決断を正しくするのも経営者の仕事ですからね。
田中
ああ、後からでもね。
山田先生
後からでも正しくすれば、それは正解じゃないですか。
田中
その通り。頑張ろう。ここから頑張ろう。
山田先生
その頑張ってる姿は、拝見していて「ああ、すごい頑張ってらっしゃるな」と。
絶対ね、前の会社・大企業にいたままのほうが、多分楽で、なんなら儲かっただろうにっていうのは。
田中
そう、そもそも論で言ったら、もし僕がすっごい前に相談してたら、「田中さん、電通勤めてるんでしょ? 辞めないのが1番いいよ」って言われてたと。
山田先生
可能性めっちゃ高いですね(笑)。
田中
いや、でもだからこそね、ズバズバ言ってくれるし、今でも何でも腹を割って相談できる山田先生で。
『オタク会計士ch』コラボ決定!
田中
いや、1週間ほんとありがとうございました。
山田先生
こちらこそ。泰延さんがね、ラジオやってるって聞きましたんで。どんな感じかなと思ったら。
田中
うれしい。出ていただいて。
でね、山田先生。ここラジオ大阪のいろんな問題、これからラジオ局どうにかっていうのがあるので。先生の『オタク会計士ch』とちょっとコラボして、この番組もそうだし、ラジオ大阪について相談させてくれませんか?
山田先生
ラジオ大阪についての相談ですか。じゃあ、いいですよ。ぜひ。じゃあ、『オタク会計士ch』へもお越しください。
田中
やった! 上野社長、ちょっとお話聞いてみましょう。
では、お話伺いました。芸能文化税理士法人 会長、公認会計士・税理士の山田真哉先生でした。ありがとうございました。
山田先生
ありがとうございました。


山田真哉(やまだ・しんや)
芸能文化税理士法人 会長、公認会計士・税理士
1976年兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒業後、東進ハイスクール勤務をへて、公認会計士試験に合格。著書に、シリーズ100万部超えのお仕事小説『女子大生会計士の事件簿』、165万部超えのベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』など多数。2018年よりYouTuberとしても活動し、チャンネル『オタク会計士ch 【山田真哉】少しだけお金で得する』は登録者数117万人を超える。株式会社ブシロードの社外監査役や政府の外部有識者、経済番組やドラマの監修等も務めている。
X(旧Twitter):@kaikeishi1
YouTube:@otakuCPA
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田中泰延
映画/本/クリエイティブ
1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」を自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、印税2割スタート・最大5割の「累進印税™︎」を掲げる出版社 「ひろのぶと株式会社」 を創業。






