少年隊の錦織一清といえば、日記 part 3
おはこんばんちは。
広告探偵の上田豪です。
先週の街角diaryで「このスタイルはもう金輪際やらない」と宣言したものの、いや待てよ、もう少しコンパクトに書くことに挑戦してみるかと思い直して今回も日記を書いてみることにした。
で、コンパクトに書くにはどうすればいいか。行き当たりばったりで書くのをやめて毎日プロット的なメモだけでも残せばいいのではないかと考えたわけよ。
そこで一週間、平日に限り毎晩帰宅する電車の中でスマホでその日の出来事をメモし始めてみたわけなんだけど、これがなかなか悪くない。電車の中で気楽にメモするってのがいいんだろうね。そんでもってこれを毎日繰り返せば、水曜日にはほぼ街角diaryの原稿ができてるって寸法なわけよ。ただね、乗り過ごしの回数は確実に増える。おすすめはできない。
というわけで、今日も「いま何を読まされたんだろう」という読後感を味わえる木曜日。
そこに需要があろうがなかろうが俺の一週間を振り返ってみようと思う。
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7月9日(木)
築地の事務所。ラジオ大阪のみなさんに混じってひろのぶと専属警備員としてひとり居候の日々。ひとりといえば事務所内のことでいまだに勝手がわからないことも多い。これまで弟子や部下やアシスタントがいる仕事環境に慣れきっていたせいか、「あれはどこにしまってあるんだっけ」とか「この件はどうなってるんだっけ」みたいなことを投げ掛ければ、誰かがやってくれたりどうにかしてくれたり教えてくれたりする存在の有り難さを痛感する今日子の吾郎だったりするわけなんだけど、先週からしばらく休暇を取ってバカンスへ出かけていた加納が戻ってきた。心強い。そしてお土産は終電までに全部食っちまった。ごちそうさま。
7月10日(金)
来週の阿佐ヶ谷ロフトAでのトークライブのアイディアを考える。Youtubeで動画を漁りながら気づく。特命係長只野仁と必殺仕事人の中村主水は基本的に同じだ。普段は羊の皮を被ってるって意味で。梵天丸もかくありたい。
7月11日(土)
グラウンドでは意識的に日焼けに勤しむ。そのおかげで毎年、顔面と腕だけが暗闇に溶け込む。できるなら短パンに上半身裸で肌を焼きたい。しかしそれをグラウンドで実行しようもんなら、白い自分の身体がどうにかなる前に白い目で見られた挙句にチーム代表という俺の立場がどうにかなることくらいは想像できる。夜、TVで陣内智則の「ワシやないかい!」というギャグを見ながらふと思う。イジられたときに怒るよりも笑ってそう返せる人が増えれば世界平和に近づいていくのではないだろうか。
7月12日(日)
インプットの甲斐があり、トークライブのプレゼンテーマを思いつく。スライドの全体構成を考え、必要な素材をひたすら集める。実際に使う素材は一部に過ぎない。一度組み立てれば不要なものを削ぎ落としていくだけだ。夜、たまたま見かけた、中森明菜を取り上げた番組を観て思う。恐らくこの番組のプロデューサーは中森明菜にまったく興味がない。それが番組に表れている。まず映像のセレクトがまるでなってないどころか、悪い意味でのいい加減さすら感じる。愛を感じない仕事。中森明菜のデビュー当時、不良仲間から回ってきた彼女の中学の卒アルを読んだことのある俺にはわかる。

7月13日(月)
昼は築地駅前の街中華でタンメンを食べた。しかしタンメンの炒め野菜は何故あんなに美味いのか。タンメンと炒飯は町中華の店の実力を測る物差しである。いつか自宅に火力の強いコンロが欲しい。仕事の合間にトークライブのスライド作成に追われる。あれやこれやと構成を試行錯誤し不要なものを削ぎ落としたりもしたのだが、それでも気づいたらスライドは140ページを超えた。仕事でもここまではなかなかやらない。そしてなによりこのボリューム感。ひとつひとつ丁寧にやったらワンマンライブになってしまうかもしれない。(ならない)

7月14日(火)

オケタニ教授とのトークライブ当日。チケットの動きが鈍く客入りが心配されたものの、蓋を開けてみれば前回に近い数のお客さんが来てくれた。そしてなにより意外だったのは、来場者の半分くらいが「初めて観に来た」人だったこと。アーカイブも残さず、内容をSNSへ投稿もできないトークライブだけにお客さんに来てもらうには地道な告知と口コミだけが頼りなのだ。そんな中でいつも来てくれる人が新しい人を伴ってきてくれるなんて有り難すぎる。毎回客席にいる人たちが笑ってくれる瞬間を想像しながらスライドを作った甲斐がある。甲斐があるといっても山梨の女性のことじゃない。金が目的だったらこんな仕事はできない。果たして次回、お客さんの中でオケタニ派とゴウ派の派閥が生まれるのか。それはさておき、いつか呼ばれたら大阪でもやってみたい。

7月15日(水)
配信の翌日と同じくトークライブ翌日も自己嫌悪に陥る。それでもトークライブは映像アーカイブがないので見返せない分まだマシかもしれない。俺は一体どこへ行こうとしているのか。今日の気持ちを一言でいえば「糸の切れた凧、穴の空いた竹輪、期待は気体になって消えがち」歌丸です。
どうでもいいか。どうでもいいな。
上田 豪 広告・デザイン/乗り過ごし/晩酌/クリエイティブ
1969年東京生まれ フリーランスのアートディレクター/クリエイティブディレクター/ ひろのぶと株式会社 アートディレクター/中学硬式野球チーム代表/Missmystop





