資産をつくるには、メンタルが大切! お金の貯め方と、貯まらない人の特徴(6月17日放送より)
お金が貯まる最強の方法は「天引き」
田中
僕たちド庶民。田中泰延もド庶民ですけど。よく聞かれるのは、僕も聞きたいのはね、「どうやってチマチマとでも資産をつくっていったらいいか」っていうあたり。
山田先生
そうですね、よく聞かれて。それこそ僕、会計士になったのはもう20数年前ですけど。ずっと聞かれて。僕自身もね、資産運用とかいろいろやってますけど。
最終的にはあのお金をつくろうと思ったらダメなんだなっていう。
田中
えっ? お金をつくろうと思ったらダメ!
山田先生
なんかまた哲学的な話みたいになってアレなんですけども。仏教の経典に、お釈迦様が言うには「お金が貯まるのは天引きだよ」って。
田中
天引き。
山田先生
要は、お給料ですと自動的に引かれてますし、年金でもそうだけど。いろんなシステムで月1万なり月5万なり勝手に引いてると。それが最強ですよっていうのが、仏教の経典に書いてあるらしいと。
田中
なんと。
山田先生
まあ、本当かどうかわかんないですよ。仏教の経典、何万とあるわけですから。
まあそれぐらい、基本的にお金を貯めてるっていう感覚をなくして、勝手に貯めていくようなシステムをつくるっていうのが、おそらく最強なんだろうなっていうのを。
※仏教の経典『六法礼経』に、収入を4分割して生活費、貯蓄、今の楽しみへの支出、将来の学びや技能への自己投資に使う「四分の一投資法」という教えがあり、これが「天引き」による財産形成の考えであるといわれることがあります。
「貯めている」感覚をなくし、貯蓄の挫折を最初から回避する
山田先生
うちのお客様方、もう何百人と聞きましたが、貯めれない人の特徴っていうのは、やっぱりお金を貯めようとしてもどっかで挫折してしまうと。挫折するぐらいなら、最初から貯めてるっていう感覚をなくすっていう。
田中
つまり、なんか爪に火ともして、「これは貯金にする」とか、儲かっても「これは貯金にしておかないといけない」とかっていうのではなく。
山田先生
もう、勝手に引いている。それを自分で銀行から引き落としのサービスを申し込むのもいいんでしょうけれども。例えば、うちのお客様って芸能人の方が多いんですけど、もう芸能事務所のほうで先に引いてしまう。
田中
はぁ〜。
山田先生
あらかじめ合意した上で、タレントさんの分を、「じゃあ月5万引いとくね」みたいな感じで引いて、明細にも載っけずに、勝手に貯めている。
田中
明細にもいちいち載せずに。
山田先生
載せると、いざという時になんか「返せ」って言っちゃうから。
田中
うん、うん。
山田先生
で、貯めていくみたいなことをしないと、使っちゃう人はやっぱ使っちゃうなって。
貯蓄は「どこまで自分のメンタルをコントロールするか」が鍵
山田先生
世の中の仕組み上、入ってくるお金よりも出ていくお金のほうが多かったら、それは貯まらないわけですよね。
田中
間違いないですね。
山田先生
そこは真理なんですよ。
田中
真理。
山田先生
なので、入ってきたお金よりも出ていくお金を小さくすることができれば、貯まっていくと。
ただ、人っていうのはそれもなかなか難しい。せめてできることは、入ってきたお金と出ていくお金を同じにすると。
田中
うん、うん。
山田先生
そしたらトントンなんで、そのままいけばいいけど、トントンだとお金貯まらないんで、じゃあ入ってくるお金を強制的に減らしておくと。
田中
はい。
山田先生
で、最初は自分から天引きをお願いしたんだけど、もうそれを忘れてるぐらいになれば、もう自然とお金が貯まっていきますねっていうのが。究極的にそこまでしないと、都合よく貯まることってね、「なんか朝目が覚めたら100万円貯まってました」みたいなことはないんで。
どこまで自分のメンタルをコントロールするか。
田中
あぁ〜。
山田先生
「これぐらいの金でやりくりしよう」っていう、結局「メンタルアカウンティング」とか僕らよく呼んでるんですけど、「心の会計学」っていう。
結局ね、旅行先だからバーンと使っちゃおうとか、今日は後輩がいっぱいいるからこれは全部俺が奢ってやるとか。チマチマしても、そういうところで結構使っちゃう方も多いんで。
田中
そうですね。
奢る? 奢ってもらう? 出費は見栄に要注意
山田先生
特に芸人さんとかね、「いや、芸人の世界は奢んなきゃいけないんで」みたいな。いやいや、それはそうかもしれないけど、そこはね、創意工夫で。やっぱり後輩の数を限るとか。
田中
ああ、そうね。
山田先生
人数がある程度増えたら、あらかじめ、せめてね、「ごめん、一人2,000円だけでも出してくれる?」みたいな感じになれば、いいでしょうし。そもそも、後輩たくさん連れて飲みに行った時点で、もう負けっちゃ、もう……。
田中
もう、そうですよね。
山田先生
まあ、それ飲み回数減らしませんか? とか。
田中
なるほど。
山田先生
それよりも自分の先輩のところに飲み行きましょうとか。
田中
はい、はい。自分よりね。
山田先生
上の人を連れて行きましょうとか。
田中
そうそう、僕も会社始めた時にいろんな人に言われました。あのね、「奢ってくれる人と飲みに行け」って。
山田先生
人っていうのは、「こいつに奢った」っていう記憶のほうがでかいんですよ。でも、「あの人に奢られた」って、「あれ、どの先輩だっけ?」みたいな感じで。
田中
わかる、わかる。
山田先生
奢られた側はね、そこまで覚えてないんで。これってアンバランスじゃないですか。不公平じゃないですか。
だったら自分も、常に奢る立場じゃなくて、たまに奢られる立場にならないと、これは損ですよと。
田中
なるほど。
山田先生
見栄とかそういうのが意外と、出費を助長してる感じはしますしね。
田中
うーん、見栄ね。いや、これすごい、ええこと聞いた。
山田先生にね、例えば僕ら庶民がなにしてやったら、なんかMMFがどうのとか、NISAがどうのとか、あの世界投資インデックスにしなはれとか、そうじゃない。「メンタルが大事」と。
つまり30万円手に入る人は30万円使えるお金と思わず、どっかでメンタルの中で「いやいや、自分は25万円しか使えないし、25万円使う」っていうふうに、自分をしっかり“騙す”というか、コントロールできれば5万円は貯まっていくわけですよね。
山田先生
そうですね。
田中
これは大事。なんか小手先のことよりもめっちゃ大事ですよね。
お金は使う前に、先に誰かに相談しよう
山田先生
だから、見栄を張っていい家賃のところに住むとか。あと、保険の営業の人がかわいい、もしくはかっこいいから高い保険に入っちゃうとか。
田中
わかる。
山田先生
そういうのがね、「あなたこれまで節約頑張ってたやん!」っていうのを突っ込みたくなる、出費の仕方の方もあるんで。
田中
ええ車買ってしまったりね。なんかものすごい残クレで高級車を借りてしまったりとか。
山田先生
ええ車買ったら、じゃあやっぱ屋根付きの駐車場がいいかなとか。
田中
なる、なる。
山田先生
やっぱり、修理とかも高くなっちゃったりとかするんで。そういう、その後のランニングコスト、その後どれくらいかかるかっていうのも、本当は計算した上でやってほしいんですけど……。
まあ、だいたい僕のところに相談来るのは「買っちゃったんですけど、どうしましょう」みたいな。「お金ないんですけど」みたいな。
田中
わかるぅ(笑)。
山田先生
「先、言うてぇな!」っていう。
田中
うちもいろいろね、それ系で相談しましたね。「いや、もう支出決めちゃったんですけど」って言ったら、「やめた方が良かったんじゃないですか」って言われながらも、戻れないみたいなことが。
山田先生
そういう意味では、金使いそうな人は先に誰かに相談するのはいいかもしれない。
田中
はい。これから、もう先々相談します、本当に。
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放送:隔週 月〜金曜日 15:40ごろ〜
田中泰延
映画/本/クリエイティブ
1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」を自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、印税2割スタート・最大5割の「累進印税™︎」を掲げる出版社 「ひろのぶと株式会社」 を創業。





