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99.5%の真空を手動で実現! 宇宙分野から生まれた技術で、食品物流に変革を起こす——株式会社インターホールディングス

田中泰延


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元大関・栃ノ心との取り組みも! 世界へ活躍の場を広げていくインターホールディングスのこれから(2月27日放送より)

100社が集まる「食品ロスゼロテクノロジー協会」

真空の技術で、いろんな食品や飲料の鮮度を保つということやってらっしゃるインターホールディングスさんですが、この真空の技術だけでなく、いろんな「埋もれている技術」を社会に実装していくということで。他の商品とか、他の取り組みにも今後活かしていきたいということで。

そうですね。

具体的にどういうものをやろうと考えてらっしゃいます?

まずは食品領域で、今もう一つ僕が「一般社団法人 食品ロスゼロテクノロジー協会」という社団法人の代表理事も兼務でやっておりまして。

そこに今、大手の会社さんからスタートアップ・中小まで100社ぐらい加盟いただいている協会を運営していてですね。農林水産省と連携しながら後援もいただいて、その取り組みを加速してるんですけれども。

出典:一般社団法人 食品ロスゼロテクノロジー協会Webサイト

まずは食品分野、農林水産分野で埋もれている技術の社会実装をどんどん、どんどん。協会なんかもうまく使いながら発掘してきて、実装していくってところに取り組んでいきたいなというふうに考えています。

2月10日には「ロスゼロサミット」っていうのも行われたという。

そうなんですよ。東京で開催をして。120社ぐらい、ご来社いただいて、大盛況。昼の12時から夜の9時まで缶詰で。

缶詰で。ロスをなくすための。

なくすためのサミットを。

なるほどね。

「真空技術」の他にもある、食品保存の最新技術

僕の、インターホールディングスさんの「shin-ku」との出会いは、この番組のスポンサーであるFIRST DOMINOさんのパーティーで。「今日はワインをお持ち帰りいただきます」と言って、この容器に入ったすごくいいアメリカのワインをね。

これがめちゃめちゃ美味しいし、封して置いてあって、しばらくしても同じなんです、味が。

そうですね。はい。

そういう体験があったんで、今日はぜひお話をお伺いしたかったんですが。

具体的に「真空」の他に、何かこういう分野にいってみたいっていうのはあるんですか?

具体的なところはこれからなんですが、例えば真空だけでも、この技術って美容分野とか。ビタミンCとかレチノールとかも酸化してしまうので、その分野で活用できないかとか。あと、医療分野。この真空だけでも、食品以外の分野に展開していく可能性は十分ありますし。

あと、今おもしろいなと思っているのは、これは大企業さんが持たれている技術なんですけど。例えば生鮮品とかって、果物とか、野菜とかって、実は真空にすると劣化が早まってしまうんですよ。

あっ、そうなんですね?!

例えば、収穫した後の生鮮品って緩やかに呼吸をしているので、息の根を止めてしまうと、封解いた瞬間にグワっと老化が進むっていう。

そういえば、野菜とか果物をギチギチに真空にして売ってるのは、あんまり見ないですね。

そう、そうなんです。それは緩やかな呼吸をしているから、逆に真空にしちゃうと良くないんですけど。

例えば、「可食コーティング」という技術がありまして。霧みたいなものをシャシャッって振りかけると、呼吸がさらに緩やかになって、賞味期限が3倍になるみたいなですね。そういう、おもしろい技術も実はあってですね。

なるほど!

そこに我々がどう関われるかっていうのはこれからなんですけど。

なにか、そういった形で、食品の保存って真空以外にも。例えば冷凍もそうですし、あと缶詰技術とかもですね、今すごい進化してますので。

はい。

1個2,000円みたいな缶詰が売られてたり。

ありますね。

あれも食品保存の一つの技術ですし。

そういったところを、協会の活動を通じて、いろいろな会社さんと話をしながら我々の事業の次の種を探していくってことを考えています。

ジョージアワイン×真空技術で8,000年の歴史を日本へ

最近はなんか、ジョージア、国のね。

ジョージア、はい。

ジョージアの大使からお声掛けがあって。ジョージアはワインが名産らしいですけど。

そうですね。

なんかそこで、できませんか? と。

ジョージアの大使ってX(Twitter)の投稿めっちゃおもろいですけど。

すごいですよね。インフルエンサー。

そのジョージアのワインを、この真空の技術を活かしてやりましょうみたいなことで声がけがあった?

そうですね。8,000年の歴史のある世界最古の。

そんな古いワインなんや!

そうなんですよ。実はワインはジョージアから始まったという説があって。

説が。

いろんな国の人が、いろんな説を語るので(笑)。

ジョージアはその誇りがあると。

誇りがある。世界最古のワインを我々の5リットルの真空容器にその場で詰めて、輸入してきて。

で、これからジョージア出身の元大関のですね、栃ノ心さん。

栃ノ心さんね。

はい。栃ノ心さんが手がけられているジョージア料理のレストランで、ジョージアワインを真空で出すっていう取り組みもこれからやっていきます。

栃ノ心さんが手がけられているジョージア料理レストラン「GEORGIAN HOUSE」(出典:食べログ

なるほどね。なんかそんなインターホールディングスさんって社名やけど、そういう取り組みを聞くと、「インター」って感じがしますよね。

インターナショナルな(笑)。

インターナショナルな。

そうですね。

我々は、それこそ前回(2月26日放送)お伝えした「蔵出し真空酒」というのも、世界中に。日本だけじゃなくて。

日本酒ね。

はい。日本酒も日本の素晴らしいコンテンツだと思うので。それを真空化することで、本当は蔵でしか飲めないフレッシュなお酒が、日本中・世界中で飲めるようになるっていうことも狙って。輸入も輸出も、いろいろな形で我々の技術を使っていきたいなというふうに思ってます。

社長になる訓練には、スタートアップに飛び込め

夢のある技術のお話たくさん伺ったんですが。

この番組聴いてくれはる人、「これから起業して社長になりたい人」、もしくは「組織の中で自分が社長になってみたい」っていう人いらっしゃると思うんですけど。

そういう人に、「社長っていうのはこういうもんだ」「こういうことを大事した方がいいよ」というメッセージがあったらお聞かせください。

そうですね。社長になりたい方へのメッセージでいうと、社長って今日からでもなれるじゃないですか。

名乗ればね。

会社登記して。代表取締役に。

誰でも社長になれる。

そうなんです。だから社長になりたい人は今日からでもなれるので。なればいいかなと思ってるんですけど。

じゃあどういうふうに、なるための訓練をしていけばいいのかみたいなことでいくと、僕らのようなスタートアップに飛び込むのが一番早いかなと。

なるほど、わかる。それはだって、少ない人数でいろんなことを回していくスタートアップ、意思決定も速いし。

そうですね。

そこに行ってしまえば、社長の仕事も目の前でやってるし。

そうなんですよ。あの、僕が尊敬できるかどうかは一旦置いといて。

いやいやいや。

僕のすごい近い距離でお仕事できると、「山口さんはこういう意思決定をするんだ」「こういうことをやるんだ」っていうのも近くで見れますし。

それこそ事業も、「じゃあ営業だけやってくださいね」ってわけにはいかなくて。

「蔵出し真空酒」のプロジェクトも、酒蔵さんに、うちの真空技術導入してくださいよっていうこともやらなきゃいけないし。ホテルとか飲食店にこの真空酒を導入したら、そこのカスタマーサポートもやらなきゃいけないし。

そっか、全部やらないとね。

そこでロジスティクスって物流周りの調整もしていかなきゃいけないし。「これだけやりたい」っていうことじゃない。もうカオスなんで(笑)。

カオス、カオス。

いやでもね、これ聴いている方でインターホールディングス、いい商品いっぱいありますよ。仕事もいっぱいあります。来てください! 俺も面接行ってみたいな。

ぜひ採用で(笑)!

はーい! 入社したい、がんばりたい。

メディア事業部、出版事業部。

かんばります(笑)!

ということで、5日間にわたってお話を伺ってきました。株式会社インターホールディングス山口翔さん、ありがとうございました。

いや、こちらこそありがとうございました。めちゃくちゃ楽しかったです。

楽しかったです!

左:山口翔さん、右:田中泰延

山口翔(やまぐち・しょう)
株式会社インターホールディングス 代表取締役

神戸大学工学部卒業後、2009年に株式会社マクロミル入社。法人営業、人事を経験後、2015年に株式会社グライダーアソシエイツへ転籍し、キュレーションメディア「antenna*」の広告事業を立ち上げる。その後、取締役・上席執行役員CMOとして「antenna*」事業統括や新規事業「craft.」立ち上げを担当。2020年、冷凍パンのサブスクサービスを展開する株式会社パンフォーユー参画。2022年、株式会社インターホールディングスに正式に参画し、取締役COOに就任。2025年7月、共同代表制移行に伴い代表取締役に就任、同年12月に単独代表へ移行。また、2022年に一般社団法人フローズンエコノミー協会を、2025年には一般社団法人食品ロスゼロテクノロジー協会を設立。
X:@shochaaaan

■ 株式会社インターホールディングス

「価値ある埋もれた技術を社会実装する」をミッションに、「環境価値と経済価値が両立する社会」を目指し活動。現在はその第一弾として「真空技術」の社会実装に挑戦中。発明家・荻原忠先生の真空特許技術を継承し、フードサプライチェーン全体に導入できるように事業開発を進めています。フードロスの削減のみならず、食品商圏の拡大に貢献。さらに美容分野や医療分野まで、さまざまな課題を解決する可能性を秘めた基盤技術である真空技術の社会的実装に取り組んでいきます。

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  • 田中泰延 映画/本/クリエイティブ


    1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」を自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、印税2割スタート・最大5割の「累進印税™︎」を掲げる出版社 「ひろのぶと株式会社」 を創業。