【メッセージ】自分の地元を“ちょっとおもしろい町”にしたい
渉
「阿呆が見る夢」
写真や映画、蒸気機関……。到底理解されないような無謀の先にこそ、本当の成功がある! ということで、あなたの夢を聞かせてください。僕たち踊る阿呆が本気で応援します。
陸
はい、お願いします。
渉
それでは1通目いきましょう。ラジオネーム、「唐揚げ定食」さん。
「僕の夢は、自分の地元を“ちょっとおもしろい町”にすることです。田舎で有名な観光地でもないし、特別すごい名物があるわけではないんですが、よく見ると変な店主がいたり、妙に味のある公園があったり、昔から続いているお祭りがあったりします。でも、そういうおもしろさって、住んでいる人ほど見逃してしまう気がします。
なので、いつか地元の人たちの話を集めたり、小さなイベントを開いたりして、“この町、意外といいじゃん!”と思えるきっかけをつくりたいです。大きな夢というより、町の温度を1℃だけ上げるような夢です。でも、その1℃で誰かの毎日が楽しくなったら、それは結構すごいことなんじゃないかって思っています」と。
陸
すばらしい!
渉
確かに。
陸
いいですね。“ちょっとおもしろい町”っていうこの……
渉
“ちょっと”がいいよね!
陸
いいね。
渉
これね、「唐揚げ定食」さんが言ってることって、実は全国——世界中にある課題なんだよ。
陸
僕ら、世界中行ってますから、わかりますけど。
渉
阿波踊りっていうお仕事をさせてもらってると、全国に行く機会があるんですけど、ほとんど寶船が踊るようなものって、イベントがあったり、フェスティバルが行われたりする理由って、“地域創生”なんだよね。
陸
そうですね。
渉
地域で人を集めたいとか、盛り上がる何か有名なイベントを作ることで、この町の魅力を伝えたいみたいな、同じようなミッションを持っている方がやっているんですよ。
陸
はい。
渉
こんな時って思うのが、この「唐揚げ定食」さんが言うように、“ちょっとおもしろい町”っていう“ちょっと”が結構大事で。みんな「すごいおもしろいものをつくらないと」って必死になってる気がして。
陸
そうね。
渉
それの影響で、町にある些細なものを見逃しがちというか。もしかしたら、自分の町を“ちょっとおもしろく”するっていうのも、おもしろいっていうか取り上げるっていうのもあるんだけど。
日本全国の、他の仲間をつくって、何かしらの手段で「みんなで一緒に“ちょっとおもしろい町”をアピールしよう」みたいな。
例えば、「唐揚げ定食」さんの町は「こんなところがおもしろいよ」、「ここの町はこんなものがおいしいよ」みたいなことを、何かSNSとかをたくさん言い合うみたいな、コミュニティーがあると。
陸
むちゃくちゃいいな、確かに。
渉
B級グルメとかもこんな感じで始まったと思うし。
陸
そうだね。あと、ゆるキャラとかね(笑)。
渉
あぁ! そうね。
陸
結構こういう試み。阿波踊りを通していろんな所へ行くと、地方同士で、地方の方々が商店街組合の方々が、結構「阿波踊りとかで盛り上げたいですよ」って言ってくださるんですけど。
確かに、町と町がつながるっていうのは、1ついいかもしれないですよね。お互い孤立してるわけじゃなくて。お互いの町に行き合うっていうのもいいと思うし。
渉
いろんな町に「唐揚げ定食」さん自身が足を運んで、外から自分の町を、例えば、この「唐揚げ定食」さんの町から離れた場所で魅力を探すことによって、戻ってきたらその対比で、「うちってこんなおもしろいとこだった」っていう発見もあるとか。“外に出てく”っていうのも、おもしろいかもしれない。あえて。
陸
ちなみに僕らも、「唐揚げ定食」さんの地元で踊りに行きたいと思うんで。
渉
あー(笑)、そうね!
陸
本当にぜひ、かけてください。
渉
このイベントで呼んでいただくのもいいかもしれない。
【メッセージ】母を旅行に連れて行きたい
陸
続きまして、いきましょう。ラジオネーム、「実家のカレー」さん。
「私の夢は、母を旅行に連れて行くことです。大きな夢ではないかもしれませんが、ずっと心の中にあります。
子どもの頃から、母は自分のことより家族のことを優先する人でした。行きたい場所があっても、『また、今度でいいよ』と言って、結局その『今度』が来ないまま、20年くらい経ってしまいました。
なので、いつか母が行きたいと言っていた温泉に連れて行きたいです。高級旅館じゃなくてもいいんです。おいしいご飯を食べて、何もしない時間を過ごして、『来てよかったね』と言ってもらえたら、それだけで十分です。親孝行でいつかやろうと思っているうちに、どんどん先延ばしになります。この番組で言ったからには、ちゃんと実現したいと思います」という。
渉
めちゃくちゃいい。
陸
素敵なメールを送っていただいて。
渉
自分で思い当たる節もあるもん。
陸
確かにね。
渉
自分の、兄弟なんで、陸と僕の父と母も健在だし、今でも阿波踊り一緒にやってるんですけど。旅行も大好きだけど、一緒に元気でいるっていうのが当たり前すぎて。
陸
そうだね〜。
渉
考えたくないけど、もし何かがあったときって……。
陸
親っていつかは……。
渉
ね。やっておけばよかったってことも、あるかもしれないですもんね。
陸
確かに。結構、きっかけが大事ですよね。お母さんと一緒に旅行に行くっていうのも。
渉
なんかさぁ、もうこのラジオが放送される頃に、「えい!」って感じで予約しちゃえばいいのかも。
陸
そうだね、確かに。あと、改まって「お母さん!」って連絡すると、緊張しちゃうかもしれないから、何か「こういう動画見たんだけど、ちょっと行ってみない?」とか。そういう一つ、動画とかそういうのを挟んで、「これ、おもしろいかもしれないね〜」って言ってみるといいかもしれない。
渉
確かに。今の、ほんとそうだね。
自分が相手のために連れて行ってあげたいっていうと、お母さんからしてみれば、ちょっと重く感じたり、「いいよ、手を煩わせちゃうでしょ」みたいな気遣いが逆に遠慮につながっちゃったりするので。「私が行きたいからついてきて?」っていうスタンスのほうがいいかもしれない。
陸
そうすると、向こうも「また今度でいいよ」ってお母さんが気をつかって言ってくれてるってときも、「あなたが行きたいなら、私も行きたい」って。そういうのいいかも。そういうのいいかも。
渉
うん、うん。
「親孝行」を特別なものにしなくていい
陸
これね、僕も最近思ったのが、僕、去年結婚したんですよね。
渉
はいはい。
陸
うちのプロメンバーの、夏生子(かおこ)ちゃんが奥さんなんですけど。その、夏生子ちゃんの実家が仙台にあって、仙台のお義母さんとお義父さんの所に挨拶に行きたいなってことがあって。どうせ仙台に行くんだったら、うちの両親も一緒に行こうってことになるんだけど……仙台の奥さんの実家に行くって、緊張するというか。
渉
めちゃ緊張するよ。
陸
ハードル高いじゃないですか。それで僕、1個思ったのは、まさにさっき言ったように、挨拶に行くこととついでに、挨拶終わりに、仙台の有名温泉旅館に泊まろうって話を両親にして。温泉旅館とセットにしたんですよね。
めちゃめちゃ挨拶に行くのもハードルがぐっと下がるというか。楽しい思い出になるということで、結構そこはありましたね。
渉
挨拶がもちろん目的なんだけど、口実として旅行もっていうことで、親孝行にもなるっていう、ことですよね?
陸
そうなんですよ。だから、僕も結果的に親孝行なんだけど、改まって親孝行をしようって、ことを言うって、なかなか照れるし、なかなかハードル高い人もいると思うんだけど。
渉
構えちゃうかもね。
陸
モチベーションを別に設けとくと、「あの旅館のバイキング、めちゃめちゃおいしいらしいよ」とか、「あの温泉の露天風呂めちゃくちゃいいらしいよ」みたいな。そこを持っていくと、話が具体的になっていくというか。
渉
へ〜。いいですね! ナイスアイデアですね!
陸
そうなんですよ。
渉
ぜひ、親孝行、今のうちにしてみてください。
陸
お願いします。
「夢」「推し」「相談」「失敗談」。あなたからのお便りをお待ちしています
渉
ということで、この番組ではメッセージを募集中です。
陸
現在募集しているのは、「阿呆のままで踊らせて」。
このコーナーでは「阿呆=推しや趣味に没頭する人」と定義。今あなたが熱中していることを教えてください。
続いて、「踊る阿呆に相談だ」。
プライベート、学校、仕事、人間関係、僕たち踊る阿呆に相談すれば、新たな視点が見えてくるかもしれません、ということでね。相談コーナー。
そして、「阿呆、時々失敗談」。
阿呆には失敗はつきもの。ということで、いいところばかりではなく、あなたの失敗談も教えてください、ということですね。
そして、今日ご紹介した「阿呆が見る夢」の4コーナーで、やっているので、ぜひメールのほうよろしくお願いいたします。
渉
宛先はメールで【takara@obc1314.com】までお願いします。
陸
もちろん、「ふつおた」や質問などのお便りも随時募集中なので、メールどしどし送ってください。
渉
たくさんのお便り、お待ちしております。
感想は「#踊る阿呆ラジオ」で!
渉
ラジオ大阪からお送りしてきました「踊る阿呆の無礼講!」。エンディングです。
陸
今週もあっという間で。
渉
さっきの親孝行の話、結構ね、自分ごととしていろいろ考えちゃった。母方のおばあちゃんがいて、そのおばあちゃんが亡くなっちゃんですけど、亡くなったときに陸がさっき言っていたような話があって。
俺、亡くなっちゃったおばあちゃんがまだ生きてるときに、結婚したのね。俺が結婚するときに、長野県におばあちゃんは住んでいたんだけど、「東京で結婚式をするから、東京まで来てほしい」と。当時80〜90くらいの感じだったから、「最後の東京かもしれない」と言って来てくれて。おじいちゃんもおばあちゃんも元気で、僕の結婚式に来てくれたのよ。
陸
そうでしたね〜。
渉
長野県に帰ったら、それが最後の東京で、数カ月後に亡くなっちゃったの。口実をつくってでもいいから、一緒の時間をつくるのって大事だなって思っちゃって。
陸
すごい、いい番組だね。
渉
(笑)。
陸
そんな心温まる話、ある!?
渉
今ね、メールを読みながら思い出しちゃった。
陸
そう! 親孝行って言葉が自分の中で大きな言葉になっちゃうことが多いと思うんだけど。もう少しカジュアルに……というか、別の視点からいろいろ話を進めていくのもいいかな、と思いますね。
渉
一緒に買い物とかでもいいかもしれないし。相手にとってみたらうれしいよ。
陸
普通に実家に行って、「一緒にご飯食べよう」、とかでもいいよね。
渉
いいね〜。
陸
そう。
渉
というわけでね、僕たちこのオンエアがある頃には、スマホを持ってみなさんの感想がないかなんて調べてると思うんで、ぜひXでポストしていただけたらと思います。
ハッシュタグ「#踊る阿呆ラジオ」を付けてポストしていただけたら、僕たちすぐにリアクションしにいくんで、よろしくお願いします。
陸
この番組ね、実は初回から4本録りだったんですよ。ホント、ぶっちゃけちゃうと、今、4回目のエンディングの段階で、まだオンエアされていないんですよね。僕らとしては。
渉
そう。
陸
ハッシュタグで、ラジオの感想とかもまだちゃんと実際読めてないんで、次回の収録で初めて、皆様の生の声がわかるっていうふうになると思うんで。
渉
ぜひリアクションをよろしくお願いいたします。
陸
最後にお知らせお願いします。
渉
僕たち寶船が世界30カ国にどうやって展開していったのか、何も資金もない、人脈もないところから頑張ってきた、この軌跡をですね、1冊の本にまとめました。僕が書いた『踊る阿呆の世界戦略』ひろのぶと株式会社さんから出ておりますので、Amazonなどで調べていただいて、ご購入いただけたらうれしく思います。
陸
お願いします。
渉
ということで、「踊る阿呆の無礼講!」今週もありがとうございました。ここまでのお相手は、
陸
プロ阿波踊り集団寶船の米澤陸と——
渉
米澤渉でした。
渉・陸
また来週〜!

米澤渉(よねざわ・わたる)
1985年東京都生まれ。パフォーマー全員が赤い衣装をまとい、派手なメイクを施して激しく踊る独自スタイルの「NEO阿波踊り」で演者と観客が一体となる熱狂を生み、多数の海外ツアーも敢行。2026年までに世界30カ国で活動を展開してきた。2024年Forbes JAPANが選ぶ「カルチャープレナー(文化起業家)」30組の一人として選出された。2025年、初の著書『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)を出版。2025年10月、父・米澤曜より引き継ぎ、「寶船」連長就任。
X(旧Twitter):@yone-wataru

米澤陸(よねざわ・たかし)
1991年東京都三鷹市生まれ。米澤家の次男。1995年、父・米澤曜が「寶船」を設立したことをきっかけに、阿波踊りを始める。当時3歳。以降、第一線で阿波踊りダンサーとして活躍。高校卒業後、音楽・演劇などの活動を経て、2012年に寶船のプロ化に携わる。奇抜なメイクやオリジナリティー溢れるスタイルから、寶船のアイコン的立ち位置に。そのインパクトから「金髪の異端児」と称される。2025年夏には、自身が投稿した寶船の動画が1,000万再生を超えるバズとなり、話題に。
X(旧Twitter):@RiceStreamLand
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■ NEO阿波踊り集団「寶船」
阿波踊りを主軸に、新たな日本芸能の可能性に挑む“NEO阿波踊り集団”。1995年に産声を上げて以来、阿波踊りの精神を継承しつつ、型破りなパフォーマンスで観客を魅了し続け、これまでにヨーロッパ、アジア、北米、中米などの世界屈指のフェスティバルへの出演や、世界の国立劇場で単独公演を披露。2026年現在までに、世界30カ国に活動を展開しています。2025年4月17日に結成30周年を迎えました。
▶︎「寶船」公式サイト:https://takarabune.org/
▶︎「寶船」X(旧Twitter):@takarabune_info
米澤渉さんの著書
踊る阿呆の世界戦略
世界26カ国を熱狂させた NEO阿波踊り集団 寶船の挑戦
米澤渉|ひろのぶと株式会社
※ 本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

放送:火曜 22:30〜23:00
ラジオ「踊る阿呆の無礼講!」では、皆様からのご感想、質問、メッセージをお待ちしています。メール、おハガキでお寄せください。
● ハガキ送付先:〒552-8501 ラジオ大阪「踊る阿呆の無礼講!」係
● メール:takara@obc1314.co.jp
【 番組ハッシュタグは「#踊る阿呆ラジオ」 】
米澤渉
文化/起業/対談
NEO阿波踊り集団「寶船 」連長/株式会社アプチーズ 代表取締役。 1985年東京都生まれ。パフォーマー全員が赤い衣装をまとい、派手なメイクを施して激しく踊る独自スタイルの「NEO阿波踊り」で演者と観客が一体となる熱狂を生み、多数の海外ツアーも敢行。2025年までに世界26カ国で活動を展開してきた。2024年Forbes JAPANが選ぶ「カルチャープレナー(文化起業家)」30組の一人として選出された。2025年、初の著書『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)を出版。同年10月、父より引き継ぎ連長就任。






