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ヨーロッパツアーの舞台裏! やりたいことが複数ある時の選び方も語る【踊る阿呆の無礼講!】

米澤渉


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「1番遠くまで連れて行ってくれる乗り物を選ぶといい」

そう話すのは、NEO阿波踊り集団「寶船」の米澤渉(よねざわ・わたる)さんと米澤陸(よねざわ・たかし)さん。やりたいことがたくさんある人へ送った、そのアドバイスとは——?

米澤渉×米澤陸で贈る、ラジオ大阪「踊る阿呆の無礼講!」第5回。世界遺産グランプラスでのパフォーマンスについてなど、ヨーロッパツアーの舞台裏をたっぷり語ります。さらに、海外での忘れ物エピソードや、人生相談への熱いメッセージも。それでは今週もまいりましょう、アヤットサー! ヤットヤット!

(執筆:東田たま緒 編集:廣瀬翼)
※本記事は2026年8月4日のラジオ大阪の放送を元に構成しています

「ラジオになってる!」パリで迎えた番組初オンエア

さあ始まりました「踊る阿呆の無礼講!」。この番組は日本初にして唯一のプロ阿波踊り集団・寶船のリーダー米澤渉とーー

おなじく寶船の米澤陸でお送りしていきます。

よろしくお願いいたします。

「阿波踊り界のOasis」という感じで、兄弟でやっております、米澤兄弟です。

いやあ、そうですね。

さあ、8月入りましたね。

入りました! 5回目ということですね、オンエアはね。

実は収録だと、2回目なんですよ。

そうなんですよ。2回目で、4週間空いたんですかね?

そう!

最初4本録りだったんですよ。で、4週間空いて、でやっぱり前回の収録。2回目か3回目ぐらいから緊張感もほぐれてだんだんリラックスしてきたなと思って、「これ2回目から余裕でいけそうだな〜」と思って……4週間後、また緊張してます。

(笑)。リセットされましたね。

やっぱ4週間空くと、毎回1回目みたいな気分になるので。

そうだね。

恐らく、勘がいい人だとこれからね、何回目の収録なのかなんてことも、もしかしたら当てられるかもしれないですね。

でもね、日本文化のね、世阿弥という素晴らしい人がいるわけですよ。

いきなりそっから入るんですね。

世阿弥がこう言っているんですよ。「初心忘れるべからず」。

あぁ〜、大事ですね。

毎回、初心のような気持ちでやっていきたいと思ってるんでね。

そうですね。

どうでした? この4週間の間に僕たち、ヨーロッパに行ってきたんですよ。

いろいろありましたね。

このヨーロッパの間に、オンエアがあったじゃないですか。

はい。

そのオンエア、どうでした?

僕らが1回目の放送の日っていうのは、パリにいたんですよ。パリの宿泊先から、radikoが海外だと聴けないのでSpotifyのほうでパリから聴きましたよ、僕たち。1回目、緊張してましたね(笑)。

でもね、やっぱりスタッフさんがすごいのか、ちゃんとラジオになってた!

そうなの!「ラジオになってる〜」って思った、最初1回目。

そうだよね〜!

本当に。前回の収録でも言いましたけど、いまだに信じられないですからね。この電波が世の中に出回っていることが。

このね、無名の阿波踊りグループの「寶船」の番組の次に、相席スタートの山添さんの番組。

そう! 山添さん大好きですよ。

その後に、サカナクションの「オールナイトニッポン」。山口さんのね。

嘘みたいなラインナップですよ。

そう、だから山添さんのファンの方が待機してこれ、聴いているかもしれない。

そうですよね。

そうですよ。聴いてますか?

ちょうど今、準備しているところじゃないですか?

ご贔屓お願いいたしますね。

ぜひぜひ、お願いします。

長い目で僕たち、応援していただけるように頑張っていきたいですけど。

いやいやいやいや……。

YouTubeとかSpotify、それから他のポッドキャストとかでも、過去の配信聴けるので、みなさんぜひ聴いていただきたいなと思いますね。

ぜひお願いします。さあ、それでは今週も始めていきましょう。

アヤットサー!

ヤットヤット!

「踊る阿呆の無礼講!」

日本を熱くするのは寶船か松岡修造?! パリでは40℃越えに!

ということで始まりました「踊る阿呆の無礼講!」いや〜、マジで日本暑いね。

暑いですね。

大丈夫ですか? みなさん。熱中症、気をつけてくださいね。

東京で、ヨーロッパから帰ってきて、しばらく東京、雨が結構降っていたんですよね。だから「涼しいかな?」と思ったりもしたんですけど、雨止んだ途端、めちゃくちゃ暑いですね。

本当に、熱中症とかマジで気をつけないと、殺人的な暑さなんで。

そうなの。だから僕ら夏祭りが繁忙期で、今まさに忙しい真っ盛りなんですけど、体力配分とかそういうのもちゃんとやっていかないと、夏まだ続くんで。頑張って。

お祭り団体の「寶船」じゃないですか。「どこでも熱狂をつくる」っていう噂の寶船。

そうです。

松岡修造さんか、寶船がこの日本を熱くしている可能性がありますよね。

そうなんですよ! 僕らが行っている間のヨーロッパはめちゃめちゃ暑かったですからね。

そう。そうなんですよ。まさにね、話そうと思っていたヨーロッパの話なんですけど、僕たちが行ったころ、フランスなんて40℃だったんです。

そうなの、40℃……(笑)。パリとか、ローマとかもね。

日本でもニュースにがあったみたいなんですけど。めちゃくちゃ暑かった。

ヨーロッパの話、したいな思っているんですけど。とりあえず、僕ら1番最初にローマっていうイタリアの街に行ったんですけど。これはステージがあったというより、お世話になっている知り合いの方々にご挨拶したりとか。メインは撮影および観光だったんですけど。

(笑)。正直に言ったね。

嘘ついてもしょうがないんで(笑)。

知り合いに会いに行くのもあったけど。

知り合いに会いに行くっていうこともあったんですけど、お友達なんで、基本的には。それも含めて観光みたいなところがあって。

その観光にね、僕らプロメンバーが行ったら4日間ですから(笑)。

いや、でもこれ仕事になってて。お世話になった方に、海外の来年のイタリアのフェスとかに呼んでいただくことになったりして。

そういう人と人との付き合いが、また来年以降のヨーロッパツアーのお仕事になっていくんで。で、その時に、僕らがすごい昔からよくしていただいている「ちかこさん」ていう、現地ローマの旅行観光ガイドの専門プロの方がいらっしゃって。その方にローマの端から端までの観光のガイドをやってもらったんですよ。その日が40何度……。

暑かった……。

暑くて! 僕らも「コロッセオの彫刻がめちゃくちゃスゴいですね〜」って思いつつも、「日陰でお話ししませんか?」って思いつつも。

そう(笑)。

それで、1日2万歩くらい歩いてね。すごい暑かったんですよ。

すごい歴史を知るっていうのはめちゃめちゃ楽しかったですね。

はい、はい。

世界遺産・グランプラスで阿波踊り! ベルギー最大級の祭り「オメガング」へ

その次、ローマの次が、これがメインのお仕事、ベルギーとパリ。ブリュッセルとパリに行ったんですけど。

最高でした。

ベルギーが今回のヨーロッパツアーの1番の目玉だったんですよ。

そうなんですよ。今回のツアーは、まずベルギーのイベントにお誘いいただいたっていうことから、いろいろなイベントを追加していったという。

どんなイベントだったかというとですね、ブリュッセルに「グランプラス」っていう、世界遺産になっている広場があるんですよ。めちゃめちゃきれい。“世界一美しい広場”とも言われてるらしいんです。

そうなんですよね。

その広場で、中世のお祭りが毎年行われていて、ヨーロッパの中世だから、馬に乗った騎士の人たちとかがね。ドレスを着た方々とかが、そういう中世の衣装を身にまとった方が、パレードをしていくという「オメガング」っていうお祭りだったんですね。

このオメガングに日本人の阿波踊りがゲスト出演するという。日本大使館の方が呼んでくださるという。

このオメガングというお祭りは、歴史的なお祭りで、カール5世という昔の有名な将軍というか、偉い人がいたんですよね。その時の時代の世界観をそのまま忠実に再現するっていうカーニバルのようなお祭りだったんですけど。その世界観がめちゃくちゃすごくて。

すごかった。

言葉で説明するの難しいんですけど。

全員が本当に中世の格好しているんですよ。

そうそう、そうそう。

お祭りのこの広場の中で、パフォーマーというか演者の方々が広場に入るときには、「必ず中世の格好を身につけないといけない」、というルールがあって、スタッフさんも現代の格好をしちゃいけないので、マントを体につけて。カメラマンの方も、今の生活感を出さないという決まりになってるぐらいの。

そうそう!

いったら、全部が映画のロケなのかな?っていうぐらいの世界観が中世なんですよね。

当時の騎士団の格好をして、馬に乗って練り歩いたりとか。

何よりここ難しかったのが、広場全体がステージなんですよ、言わば。広場がめちゃめちゃ広いんですよ。で、僕ら踊ったのが、8人とか9人とかめちゃめちゃ……。

人数的には少ないんだよね。

少ないんですよ、その広場で踊るには。

広場自体はサッカーコートぐらいあるんじゃないかっていうような大きさで。

そうなんですよ。舞台やってると、立ち位置みたいなのをすごい考えるんですけど、めちゃめちゃ広い空間で自分が的確な場所にちゃんとポジションにつけるかどうかっていうのがすごい大事なんですけど。このステージはなかなかそこがまず難しかったですよね。

でも、すごい手応えあったのが。

ありました!

すごい、終わった後もこのブリュッセルの方々が、めちゃめちゃ「よかった、よかった〜」って言ってくれて。

そうだ、あと、このオメガングっていうだけで、ブリュッセルで1番デカいお祭りらしんですけど、その時になんとですね、ワールドカップのベルギー戦がやっていたんですよ。その盛り上がりが同じ夜で。

そう!ベルギーが劇的に逆転勝利した日だったんですよ。

で、なお且つブリュッセルに、アーティストも来てたんだよね。

そう、BTS来てた! 韓国の。

BTSだ! BTSがブリュッセルに来てて、ホテルがBTSファンで埋まってて。

同じようなすごい盛り上がるイベントがその日ブリュッセルでは、3つ同時に開催されてるっていう状況で。

街中熱気がすごかったですよね。

終わった後、オメガングっていうお祭りもご厚意で見させてもらって、帰り夕飯をディナーで食べたんですけど、街中歩いてると、もうオメガングで盛り上がった人たちと、ワールドカップの試合で盛り上がってるスポーツバーの人たちでせめぎ合ってて、カオス状態になってたんですよね、ベルギー。

BTSがすごく大好きっていう若者もいれば、ワールドカップのユニフォーム着ている人もいれば、その中に、『ロードオブザリング』みたいな中世の衣装着たまんまの人たちが脱がずに、そのまんまでレストランにいるから。

そうなの!

めちゃめちゃスゴかったよね。

めちゃくちゃ大きなイベントだから、その衣装とかもいちいち控え室とかが多分ないんだと思うんですよ。だから、家で中世の格好になってきて、そのままお祭りに多分来てるんですよ。

多分ね、あれね、自分がなりきってるのがおもしろいんだよね。

そうなの。だからね、あの日1日がお祭りというか。普通に中世ヨーロッパの騎士団みたいなのがマクドナルドとか入って行きますからね(笑)。

入ってた、入ってた(笑)。

時代がわけわかんないみたいなね。

僕たちがオメガングで踊った場所、この広場、グランプラスっていう所に目の前に旧市庁舎みたいなのがあるんですよね。これもものすごい美しい建物なんですけど。

そこでレセプションパーティーが開かれて、日本のお寿司とかが振る舞われて、なんとベルギーと日本の国交160周年という記念すべき日で、僕たちがゲストだったんですね。実はこの僕たちが、レセプションした旧市庁舎のところに、ちょうど1週間くらい前に天皇陛下もいらっしゃっていたという。

そうですよね〜。ほんとに。

僕たちが出たテラスのところから、天皇陛下は手をお振りになってたよみたいなことも教えていただいたり。

ほんとに、国賓級クラスのものすごい方々が訪れるようなところでも、僕らは滞在させてもらったということですよね。

【曲紹介】MINMI「渦 (feat. T-STONE)」

ベルギーの話で終わっちゃいましたけど、この7月にめちゃめちゃ大事なことがあって。

ありましたね!

MINMIさんっていうアーティストさんがいらっしゃるんですよ。MINMIさんと僕たち、徳島出身のヒップホップアーティスト・T-STONE君とMINMI、T-STONE、寶船という3組で曲をつくったんですよ。

そうなんです!

それが、この僕たちがヨーロッパに行っている間にリリースされました。

そうなんですよ! めちゃくちゃいい曲! かっこよすぎる!

テーマが“渦”!

渦!

阿波踊りの起源ってね、元々、輪になって踊るところから始まったっていうふうに言われていて。今でも徳島に行くと、「輪踊り」と言って渦になって、鳴門の渦潮みたいに、グルグルグルグル踊るんですけど。踊りの渦もありますし、時代はこうやって螺旋状に渦を巻いていくっていうのもあるし。

いろんな意味が渦に込められているんですよね。

心が“ウズウズ”してくるとかね……。

いいですね〜!

そういうのがかかっている最高な曲で、聴くだけで寶船が後ろで鳴り物を叩いているっていうのがわかる曲です。

これ、大・大・大おすすめです! めちゃくちゃいいです、これ!

ぜひお聴きください。MINMIで「渦 feat. T-STONE」です。

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    NEO阿波踊り集団「寶船 」連長/株式会社アプチーズ 代表取締役。 1985年東京都生まれ。パフォーマー全員が赤い衣装をまとい、派手なメイクを施して激しく踊る独自スタイルの「NEO阿波踊り」で演者と観客が一体となる熱狂を生み、多数の海外ツアーも敢行。2025年までに世界26カ国で活動を展開してきた。2024年Forbes JAPANが選ぶ「カルチャープレナー(文化起業家)」30組の一人として選出された。2025年、初の著書『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)を出版。同年10月、父より引き継ぎ連長就任。