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2026年5月18日「街角diary」田中泰延がお届けします。

田中泰延


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思っちゃったりする気がしたりなんかして

出版社であるひろのぶと株式会社。今後の刊行計画をガシガシと進めている。

その一方で、ひろのぶと株式会社の株主でもある加藤順彦さんが株式会社ラジオ大阪の代表取締役会長に就任されたことで、わたしたちはラジオ大阪の「クリエイティブ室」として働くことになった。


なにか助言しましょうとか、下請けしましょうとか、その程度のイッチョカミではないのである。田中泰延、上田豪、加納穂乃香、廣瀬翼がラジオ大阪の会社組織の中で、部署をつくってデスクを置いて働くのである。まるごとである。

まるごとといえば、『王妃マルゴ』のイザベル・アジャーニは可愛かったですよね。

ひろのぶと株式会社のオフィスは東京・築地にそのままある。そこには上田、加納。
田中と廣瀬は大阪・弁天町のラジオ大阪に基本的に常駐。加納は業務によって東京大阪間を行ったり来たりする。

当然、出版の仕事はあるので、やることは一気に倍になった。
そら忙しいわ。では、なぜやるか?

面白い、からである。


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ラジオは、ずばりオールドメディアである。まぁ、紙の本を出す会社のオールドメディアの私たちがずばり言っても仕方がないが、ズバリ言うわよ!

細木が戸田なのは美人すぎるやろ。

話が進まない。大殺界の話はこのぐらいにしてもらいたい。

加藤会長の考えは、ラジオは、オールドメディアだからこそ、無限の可能性があるというものだった。

加藤会長体制のもと、私たちはまず、田中泰延をパーソナリティにすえて2つの番組を始めた。

私はラジオに関しては素人である。わたしが玄人なのはキャンピングカーのYouTubeを見ることぐらいだ。だが、まずこのトライを2クール6ヶ月間続けるうちに、自分たちなりにラジオの未来が見えてきた。私たちは、放送の内容をweb記事にした。YouTube映像にした。これはアーカイブを生業とする出版社として当たり前の発想だったのだが、そこに未来があると確信した。

ラジオ放送は面白い。毎晩AMラジオを聴いて育った世代の私だが、いまあらためて聴いても、各パーソナリティの個性、採り上げるトピックの生活への密着度、不意にかかる音楽との出会い。
また、ラジオ局は許認可事業だ。発信するにあたって、個人が発信するYouTubeやPodcastといった「野良の情報」とはわけがちがう責任と信頼性がある。

だが「放送」と書いて「送りっ放し」と読む。オンエアされたら、電波が音になって、空気の中へ一回きりで消えてしまう。

それを、残るものにしたい。ラジオをラジオだけで終わらせない。

上田豪が言葉にし、大きな方針を打ち立てた。

私も上田も、広告会社出身である。その仕事の考え方は、今あるものに対して違う方向からの見え方を提示すること。その「見え方」が成り立つように、続いて「やり方」を考えることだと思う。

ラジオ局を新しくしたい。それには、いまラジオ大阪で働いておられる皆さん、そして会社を現場で率いる上野社長への敬意と連帯が不可欠だ。我々は外様である。永年ここで苦楽を乗り越えてきた皆さんの、助っ人となり、仲間とならねば始まらない。一心同体・少女隊にならねばならないのだ。

わたしたちは上野社長との対話を重ねた。

よっしゃ、わかった。やろう。

加納も廣瀬も私も、関西方面への転居を決めた。


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いまはとにかく無我夢中である。

しかし加藤順彦会長がOBCラジオ大阪に集結させた人材は私たちだけではない。

追々、そのマーベル・シネマティック・ユニバース的なメンバーを紹介していくが、加藤さんがこれまで出資し、役員をつとめた会社から、そして加藤さんが知り合ったキレ者たち、アベンジャーズ的な面々が続々と戦いに加わっているのである。彼らのことはまた順番に紹介したい。

そのうちのお一人に、かつてカンボジアで農業支援事業AGRIBUDDYのCEOをつとめ、帰国後、AIを活用して企業の経理・管理業務の自動化に取り組む北浦健吾さんがいる。

北浦さんは、日々、ラジオ大阪改革への道をnoteに綴っている。

ぜひ読んでほしい。これは加藤会長が無限の可能性と感じたことを、ひとつずつ形にしていく過程であり、記録である。


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起業家は、なぜ新しい仕事を「面白い」と思うのか。

それは、自分の着想、アイデアの「正しさを証明できるかもしれない」からだ。

私が、印税をたくさん払う出版社があってもいいじゃないか、という気持ちも、まさしく「正しさを証明できるかもしれない」から「面白い」のである。ラジオ局がコンテンツIPスタジオになってもいいじゃないか。グラスの底に顔があってもいいじゃないか。


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そんな荒海の航海に乗り出した私たち、「ひろのぶと株式会社=ラジオ大阪クリエイティブ室」だが、

この小舟をいっしょに漕いでくれる同志を、つのりたい。つのろう。つのだじろうとつのだ☆ひろは兄弟。

一緒に変えていってくれる人を募集しようと思っちゃったりする気がしたりなんかして。

続報も含めて、また来週。

 

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  • 田中泰延 映画/本/クリエイティブ


    1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」を自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、印税2割スタート・最大5割の「累進印税™︎」を掲げる出版社 「ひろのぶと株式会社」 を創業。