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2026年4月21日「街角diary」加藤順彦がお届けします。

加藤順彦


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自律AIエージェントが買い物する時代が到来。

先週はずっと大阪。ラジオ大阪&丸1グループのオフィスで働き、夜はメンバーとめっこりご飯食べてました。
で、18日土曜日から東京に居てます。


先ずはこのビジネスジャーナルに載ってたこちら小平貴裕さんによる記事をチラ観くださいませ。

「加速するアマゾン離れ、EC戦略に大きな変化…205億ドル市場に膨らむAI購買 」

要約: ”米国でAIエージェント「Buy for Me」やPerplexity訴訟※を契機に、アマゾンを経由しない購買「アマゾン飛ばし」が加速。エージェント型コマースは2026年に米国だけで205億ドル規模へ急拡大。日本でもD2C市場が3兆円に達し、EC市場の権力構造が転換期を迎えている。”

ここに「AIエージェント」という、え…なにそれ?的な単語が出てます。

エージェント=代理人。AIはヒトやないから「代理存在」というべきか。
貴方の意向を心得た「AIエージェント」が自律的に電脳世界を走り回って購入経路を決めて買うってことですわ。で、そんな時代が到来したから、 ECモール(ちな米国はAmazon一強)が崩壊を始めてるで、って。

日本においても「アマゾン(或いは楽天市場、Y!ショッピング、ヨドバシ)で安いのを、ポイント多いのを、検索して買う」という、ここ15年は当たり前だった消費者行動が、AIエージェント経由に代替される時代になりそうやん、と。
記事中では 『「誰が消費者との接点を握るか」というEC市場における権力構造の転換』期が来てるでしかし、という指摘がされてます。

世界の一人ひとりの分身として『マトリックス レボリューションズ』の大量スミスが電脳社会を走り回ってるよな感を受けます。Revolutionaryな展開。


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かのGapは先月、GoogleそしてBold Metrics(米国)と提携し「買い物エージェント」による受注を開始。米国内では、GoogleのAI(Gemini)上で直接買い物できるようになったことを発表してます。
例えば「今度、大阪に遊びに行くんやけど、スウェットの上下が新しいのがほしい」と入力すると、状況や本人の好みを反映した候補が写真付きで複数表示される、と。

気に入った品を指定すると、ユーザーに合ったサイズを自動で測定し、決済までできる。Gapも今は米Amazonにブランド専用サイトを設けて販売してるけど、AIエージェント経由の購買が広がるので、すなわちAmazonを介さない取引が増えるはず。

ほうほう素晴らしいやんか。
これからの時代、AIエージェントによる”自律”購入が主流になり、既存のECモール商流が廃れていく…な~んてことが進行することは、ECモールに出店していない(できない) ≒ 独自ドメイン名サイトだけで長年展開してきたコンタクトレンズ越境ECのLENSMODEや、他家の骨髄由来間葉系幹細胞点滴 kintaromsc.com

にとってはプラスしかないやん!薔薇色か!。(というポジショントーク。)
AIよ!、ウチを選んでください。

ちな世界最大の小売チェーンWalmartも、OpenAIとGoogle両社とのAI提携を相次いで発表してるからね。このあたりは目が離せない。

一方でAmazonも黙ってません。自社開発AIの Rufus を軸に顧客の囲い込みを強化し、Perplexity社のAI購買エージェントには法的措置まで講じています。実際、今年3月には米連邦地裁がPerplexity側の自律購買機能を一時差し止める判断※を出しました。 まさに『仁義なき戦い』の様相。

ただ、ここで本質的なのは、Amazonが勝つか負けるかではないと思っています。
たとえ外部AIエージェントをブロックしたとしても、
「消費者がECモールを自分で回遊する時代」そのものが終わりつつある、という事実はもう止められない。

貴方の忠実なAIエージェントは、Amazonに入れないなら別のサイトへ行く。より条件が良く、信頼でき、配送品質が高いなら、そちらを選ぶ。

さすがにAmazonが潰れることはないとは思う。でも、この大きな流れはこのまま世界に拡がると思いまっせ。

 

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  • 加藤順彦 日記


    在シンガポール大阪人。 ひろのぶと株式会社の取締役。関西学院在学中リョーマ参画を経て、92年日広を創業。03年LENSMODE起業。08年日広退任後シンガポール移住→10年永住権取得。14年ビットバンク創業に参画。25年ラジオ大阪の会長。