今週は、リスナーからのメッセージが盛りだくさん!
海外ツアーから帰って1番最初に食べたくなるもの、荷造りのコツ、“すべて緑にしたい”という偏愛エピソード、多趣味すぎて眠れないというお悩みまで、寶船の2人が本音で回答します。さらに、「“感動”って一体なんなのか」というトークも展開。最後には、徳島の道端でおじいちゃんからもらった、3,800万回再生よりも心に残ったという一言も。
伝統、感動、そしてたった一言。今週も“阿呆”な話題が詰まったトーク回です!
(執筆:東田たま緒 編集:廣瀬翼)
※本記事は2026年9月8日のラジオ大阪の放送を元に構成しています。
※この番組は、「結果のわからないチャレンジャーを応援する」FIRST DOMINO株式会社の提供で放送されています。
【目次】
「カーカー」烏の鳴き真似をする祭り?!
渉
さあ始まりました「踊る阿呆の無礼講!」。この番組は日本初にして唯一のプロ阿波踊り集団・寶船のリーダー米澤渉と——
陸
おなじく寶船の米澤陸でお送りしていきます。
渉・陸
よろしくお願いいたします。
渉
さあ、今週はですね。京都のお祭りが熱いらしいですよ。
陸
お〜!! そうなんですか。
渉
9月9日水曜日に上賀茂神社で行われる重陽神事と烏相撲というのがありまして。
※重陽神事:五節句の一つである9月9日の「重陽の節句(菊の節句)」に行われる、無病息災や不老長寿を祈願する神事。
陸
おー。どういうお祭りなんですかね?
渉
これですね。白装束に身を包んで、「カーカーカー」と、カラスの鳴き声を真似る、めずらしい神事。
陸
はいはい、はい。
渉
白装束って、手元に写真があるんですけど、なんて言ったらいいのかな。この真っ白のお相撲でいう宮司さんっていうか。ありますよね? 「のこった、のこった」みたいな。ああいう格好。
陸
ああいう神社にいる方。
渉
そうそう。漫画でいうと『ヒカルの碁』のさ、藤原佐為みたいな。
陸
わかる人はわかる(笑)。
渉
ああいう感じの人の格好して、カラスの真似してますね。
陸
すごいな。で、真似をして、なんか舞いというか……な感じなんですかね。
渉
「カーカー」とカラスの真似事をして、それで子どもたちによるお相撲が奉納される。
陸
なるほどね〜。
渉
だから「烏相撲」なんだね。
陸
は〜。
渉
平安時代の風習を今に伝える伝統行事。
陸
ってことは、平城時代って100年? ……1000年近く前ってこと?
渉
すごいね。
陸
になりますよね。
渉
全然、阿波踊りなんて新しいね。400年だから。400年ちょっとと言われてるから。
陸
僕らも阿波踊りやってるんですけど。伝統的なお祭りって、平安時代から続いているとは言え、今に残ってるってことは、相当いろいろ伝達されてきてるわけじゃないですか。
この伝言ゲームみたいなのが、ずーっといわば1000年近くきたときに、たぶんおそらく伝言ミスみたいのが途中であるかもしれないじゃないですか。
渉
うん、うん。
陸
僕、伝統のおもしろいところって、もちろん伝言ミスはしないようにしてるとは言え、その時代の流れだったり、その時々の人の文化によって、伝言ミスがありそうだなっていうのが、またおもしろいなって思うんですよね。
渉
そう、うん。
陸
この「カーカー」って鳴き真似をするっていうのも、なぜこれをここまで、いい意味で「これだけは絶対に守ろう」っていう地域の方が思ってきたのか、っていう物語がおもしろいですよね。
渉
たぶん、あるでしょうね。歴史背景がね。実は伝統って、よくよく辿ってみると、当時の流行だっただけとか、そういうのもあるじゃないですか。
陸
そうですね〜。確かに。
渉
だって、「お茶の世界」っていっても、千利休のときには斬新だったわけで。
陸
そうですよね。確かにな〜。
渉
そういう伝統なんだけど、当時の流行だったり、当時の願いとか無病息災、五穀豊穣ありますけど。科学がなかった時代に、祈るしかなかった人たちがどういう儀式で祈ってたのか、とか掘り下げてみるのもおもしろいですよね。
陸
そう。ちょっと、いろいろお祭り行きたいですね。僕らもお祭りを生業にしている人間なんでね。
渉
はい。ということで、今週も始めていきましょう。アヤットサー!
陸
ヤットヤット!
渉・陸
「踊る阿呆の無礼講!」
【メッセージ】海外から日本に帰って来て、1番最初に食べたくなるものは?
渉
ということで始まりました「踊る阿呆の無礼講!」
1通メールを紹介したいと思います。ラジオネーム、「おばちゃんの銀鱈煮つけ食べたい」さん。「寶船の皆様に伺います。長い世界ツアーから日本に帰って来て、1番食べたくなるお袋の味はなんですか? 皆様の元気の素を聞きたいです」。
陸
確かに、これあるなー。僕らね、ヨーロッパツアーだったり、昨年末だと中米5カ国ツアーだったり、いろいろ1カ月ぐらいの長い日数、日本を離れるってときあるんですよ。現地のご飯を食べてると、だんだん日本食食べたくなってきて。帰るラスト3日とかだと、本当に「帰ってきて初日に何を食べようかな」って、めっちゃ考えるのがいつも楽しいですね。
渉
これ、「おばちゃんの銀鱈煮つけ食べたい」さん。本当にどなたか全然わからないんですけど、“おばちゃんの銀鱈の煮つけ”って、もしかしたらですけど、僕と陸の母が寶船にいて、高張提灯とか持ってるんですけど。うちの母がいつもFacebookで、「得意料理:銀鱈の煮つけ」とか言ってるの。もしかしたら、そういう本当に“おばちゃん”って、うちの母のことを言ってる感じするよね。
※高張提灯:長い竿の先に取り付け、高い位置に掲げて使う大型の提灯のこと。
陸
うちの母のことを、みんな近しい人は“おばちゃん”って呼ぶんですね、全員(笑)。だからその意味だと思います。
渉
もしかしたら、阿波踊り関係者の人とか、近い人なのかもしれないですね。
陸
何食べたくなります? 帰ってきてから。
渉
あのね、サウジアラビアに2週間行ったことがあって。サウジアラビアってすごい、とってもいいところで、治安もいいし、異文化ですごいおもしろいんですけど、食は結構偏ってるじゃないですか。割と同じようなもの。例えば、僕らが行ったところは、本当にファーストフードっぽいものしかなくて。現地の“シュワルマ”って呼ばれている、ケンタッキーのツイスターみたいなやつですね。ああいうタコスみたいなやつとかはすごいおいしいし、手でつかむサウジアラビアのごはん——
サウジアラビアでのパフォーマンス
陸
郷土料理。
渉
郷土料理。めちゃめちゃおいしいんですけど、同じようなものばっかりだったんで、空港降りたときに、自分で食べたくなったものがあるんですよ。
陸
はい。
渉
それがお寿司とかでもないし、ラーメンでもないし、何かっていうと、麦茶。
陸
(笑)。なるほどね、確かに。
渉
空港降りた瞬間に、そこにあるコンビニで本当に一般的な麦茶買って飲んだ。
陸
普通の麦茶、コンビニのね。
渉
こんなにうまいのかっていう。
陸
わかるなぁ。
渉
なんだろうね。お茶って、実はないじゃん。あんまり。
陸
なんだろう。紅茶的なものとかね、ヨーロッパの場合。紅茶とか、コーヒーみたいなのがあるんですけど。麦茶ってなんてことない、なんでもない麦茶が異常においしく感じられるとか、確かにあります。
渉
あと、ペットボトルの緑茶ね。ああゆうのも。
陸
うんうん。僕とかは、うちの家の僕が住んでいる家の歩いて2、3分のところに、はま寿司があるんです。
渉
はいはい。回転寿司のね。
陸
あそこに、ヨーロッパツアーとか、長期ツアーから帰って来た次の日。帰って来たその日でもいいんですけど、割と早めにはま寿司に行くのが、至高の時間ですよね。
渉
ズバリ聞きたい。そんな陸君に聞きたいんですけど、最初に頼むネタはなんですか?
陸
これ、はまちですね。
渉
へ〜!!
陸
これが僕の中でセットなのは、これまた歩いて数分のところに、うちに銭湯が近くにあるんですよ。銭湯でサウナで整ってから、はま寿司に行ってお寿司食べるっていう。
渉
なるほど。
【メッセージ】荷造りのコツと外国に必ず持っていくものを教えて!
渉
海外ツアー系の話で、もう1個メール来てるんで。ちょっとこれご紹介いただいていいですか。
陸
はい。ラジオネーム、「あほーNew World」さん。「渉さん、陸さん、こんばんは。私は旅行が大好きなのですが、荷造りがあまり得意ではありません。外国にたくさん行かれているお2人に相談させていただきたいのは、荷造りのコツありますか? また、外国に必ず持って行くものはありますか?」ということですね。
渉
これね、めちゃくちゃいいメールですね。
陸
これはね、結構実用的。
渉
年間、数にすると10カ国ぐらいいろんなところ行ってるじゃないですか。
陸
そうだね。通算でも30カ国。
渉
それも過去に30カ国って言ってても、フランスは10回ぐらい行ってるし、イタリアも10回ぐらい行ってるし。本当にありとあらゆるところ、何回も行ってるんで。海外公演のプロとして。
陸
確かにこれ聞きたいのは、荷造りってどういう、何かコツあります? 荷造りのコツ。
渉
あります、あります。これはですね、「ジップロックを活用せよ」ですね。
陸
なるほど(笑)。現実的。
渉
ジップロックって、今いろんなジップロックだけじゃなくてさ、上がさ、閉まればなんでもいいんですけど、IKEAとかでも売ってるんですよ。ニトリとかIKEAでも売ってる、ビニールの袋で蓋が付くやつ。あれに洋服とかもカテゴリー別に入れてる。
陸
はぁ〜、なるほどね。
渉
下着とか靴下とか。
陸
ジップロック、洋服まで入れちゃうんだ。ちょっとした化粧品とか、そういうんじゃなくて。
渉
それから無印とかで売っている、このチャックが付いている衣類用の小分けできるバッグみたいなのがあって、ああいうのも活用して。
なんでそういうふうに入れるかっていうとですね。まず洗濯して、そのあとに、もちろんネットとかビニールで使ったものは出しておくんですけど、結構ごちゃごちゃになっちゃったりするんですよ。
陸
はいはい。
渉
で、うちは息子も一緒に行くので、息子とかは逆に自分で考えて、ジップロックに1日の着替えずつ、5日分とかにジップロックに入れたりしてる。
陸
なるほど、エラい。
渉
これは、俺と流派は違うんだけど。俺は同じ衣類ずつでジップロック。
陸
“流派”って、そんな(笑)。そんなんあるんだ。
渉
あるある。そういうので、自分で小分けすると汚れもつかないし、いいかなと。
準備は前日?! 効率を上げる陸の荷造りマイルール
陸
ちなみに、荷造りに関しては、僕はちょっと渉君と違って。もう少し荷造りそのものよりも、作業効率を上げるっていう話をすると。これ荷造り関係なく、家の食器洗いだろうが掃除だろうが、全部に言えることなんですけど。“時間を測る”っていう。荷造りのときに。
渉
えっ?!
陸
僕、“45分以内に絶対終わらせる”って1回決めて。
渉
えっ!! すごいいい話聞いた。
陸
iPhoneのタイマーで45分後にセットするんですよ。人間って、1番時間かかるのって、例えば荷造りのときに、「どのTシャツ持って行こうかな」とか「どのジーパンがいいかな」って。しかも1カ月くらいのツアーだと、何枚も何枚も持って行きたくなって、「このTシャツもいいけどな」とかやってるうちに時間が過ぎてくじゃないですか。でも、選んでしまえば早いんですよ、意外と荷造りって。
渉
はい、はい。
陸
だから、余計な時間を取らせないためには、とにかく時間のマックスを決めとくと。
渉
へ〜!!
陸
“45分で絶対終わらす”って言って、「よーい、スタート!」でバーっとやると、意外と早く済みます。
渉
身になるラジオ、これ! そうか。
陸
とはいえ、ちょっといろいろ手こずって、45分で終わんないこともあるんですけど。ただ、タイマー付けないときよりは早く終わると、僕は思いますね。
渉
だんだん効率でさ、俺たちくらい海外に行ってると、ほぼ前日の夜とかにやるじゃないですか。
陸
本当、本当。全然。
渉
もう何日も前から用意しないですね。
陸
しないしない、しない。
必需品はコレ! 海外ツアーで重要なものは「飛行機」の時間に集約される
渉
時間がないんですけど。必ず持ってくもんだけ、ババっとちょっと箇条書きで言っていいですか。お金をかけて買ったほうがいい。俺が、このケチな俺が、お金をかけてでもいいもの買ったほうがいいのは、ネックピローとアイマスク。
陸
うわ、コレかぶった(笑)。絶対そう。結局、海外ツアーで持ってくものっていうのは、飛行機で重要な、必要なものに集約されますから。
渉
そう。あと、ホテルや機内で履くサンダルも、いいもののほうがいい。
陸
絶対そう。
渉
足の疲れが違う。
陸
ついでに言えば、飛行機って乾燥するんですね。乾燥対策としては、目薬。あとドライノーズスプレーみたいな、鼻を潤わせるやつ。
渉
それ使ったことない。
陸
あと喉がもし乾燥で弱い人は、アズレンのどスプレー。
渉
スプレーみたいなね。“シュッシュッ”ってやつね。
陸
このあたりの目と鼻と口と、この辺の乾燥を防ぐっていうのは絶対大事。
渉
実用的で、なんかちょっと夢のない持ち物ですけど、いいですね。
陸
でもね、実際に使える話です。
【曲紹介】フジファブリック「若者のすべて」
渉
はい、ということでね、この時期、僕が聴きたくなる曲、1曲選曲しましたんで、1曲お聴きください。フジファブリックで「若者のすべて」です。
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米澤渉
文化/起業/対談
NEO阿波踊り集団「寶船 」連長/株式会社アプチーズ 代表取締役。 1985年東京都生まれ。パフォーマー全員が赤い衣装をまとい、派手なメイクを施して激しく踊る独自スタイルの「NEO阿波踊り」で演者と観客が一体となる熱狂を生み、多数の海外ツアーも敢行。2025年までに世界26カ国で活動を展開してきた。2024年Forbes JAPANが選ぶ「カルチャープレナー(文化起業家)」30組の一人として選出された。2025年、初の著書『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)を出版。同年10月、父より引き継ぎ連長就任。





