【メッセージ】海外で好まれる舞台演出とは?
渉
「踊る阿呆に相談だ!」
プライベート、学校、仕事、人間関係、僕たち踊る阿呆に相談すれば、新たな視点が見えてくる……かもしれないということで、全力で相談に乗っていきたいと思います。
陸
はい!
渉
ということで、いただいたご相談、読んでいきたいと思います。
陸
お願いいたします。
渉
ラジオネーム、「祭屋よさこい踊り子隊」の方から。よさこいやっている方ですね。いただきました。
※よさこい(よさこい祭り):1954年に高知県高知市で始まった、日本を代表する極めて自由でエネルギッシュな創作系夏祭り。
陸
なるほど。ありがとうございます。
渉
「はじめまして。高知のよさこいチーム『祭屋よさこい踊り子隊』のカマタと申します」
カマタさん、ありがとうございます。
陸
ありがとうございます。
渉
「このたび、ラジオレギュラー番組、メインパーソナリティにご就任、おめでとうございます。私たちは、高知で2010年に誕生したよさこいチームです。素人がイチから始めたチームなので、最初は鳴かず飛ばずでしたが、2019年によさこい祭りで初受賞して以降、ありがたいことに、全国いろいろなところからお声がかかり、イベントに出場しています。そして近年、海外からもお声がかかることが増えました」
陸
すごい!
渉
「なんとかしてこのご縁をつなぐべく、私たちも海外展開をしていきたいのですが、どのような演舞が好まれるのか、まだつかめていません」
陸
なるほど。
渉
海外でね。確かに。
「海外ではどのような舞台演出が好まれますか? 純和風でしょうか? それともノリノリの演舞でしょうか? ベトナム遠征に行ったメンバーが、現地の方々の意向で濃い化粧をしていました」
陸
あ〜、なるほど、なるほど。
渉
「地域によるのかもしれませんが、化粧も舞台に映える濃いほうが好まれるのでしょうか? p.s. 『踊る阿呆の世界戦略』も拝読し、バイブルになりました」
ありがとうございます!
陸
ありがたいですね。
渉
「メンバーにも読んでとおすすめしています。あと、渉さんが私と同い年なので、勝手に親近感が湧いています。どこかのイベントでお会いした際は、よろしくお願いします」
ということで、いただきました。ありがとうございます。
陸
ありがとうございます。すごい熱いメッセージというか、相談というか。
渉
いや〜、うれしいですね。
陸
うれしいですね。こういうことを聞いていただけることが、そもそもうれしいですからね。
渉
1個目からガチな相談きましたね。
陸
1回、これうちの事務所で、ちゃんとしゃべりません?(笑)
答えれますか? この10分間で(笑)。
初めての人がわかりやすいところから始めるのは一つの手
渉
よさこいチームって、阿波踊りからしてみたら、一応カテゴリーとしてお祭りではありますけど、ちょっと違うジャンルの方じゃないですか。
でも、僕、個人的にはですね。実はよさこいって、同じ四国から生まれた日本の代表するお祭りだと思っているんですよ。
陸
高知と徳島ですね。
渉
隣同士なんですね、徳島と高知。で、なんか、ご縁から、実は去年ね。よさこいチームの振り付けもさせてもらってるんですよね。
陸
そうなんですよね。
渉
「いづる」っていうチームなんですけど。
※「いづる -Izul-」は、2023年に発足した実力派のプロフェッショナルたちが集結する、非常にユニークな超広域型よさこいチーム。
陸
結構珍しいことですからね、阿波踊り業界と絡むっているのはね。
渉
ほとんどメインの踊りは、別の振付師さんがつくっていただいて、僕ら阿波踊りのエッセンスを入れるっていうことをやらせてもらった。
そういうこともあって、よさこいの人たちとはすごい仲良くさせてもらっていて。
で、質問をまとめるとですね。どういうことかというと、海外でどのような演舞が好まれるのか。
陸
そこですね。
渉
例えばメイクとか演出とか、なんか日本と違いがありますか? っていう質問なんですけど、どうですか?
陸
ええと、これ思うのは、どこの国かにももちろんよるんですけど。
例えば、阿波踊りとかよさこいっていうものって、海外の人からすると、正直、なんのことかもわからないし、“阿波踊り”とか“よさこい”っていう名前も知らないし。なんの予備知識もないっていうのが前提になると思うんですね。
渉
うん、うん。
陸
で、舞台の上で何かをやるっていうときに、ジャンルとか関係なく、まずまったく何も知らない人が、おもしろいと思えるかどうか、ここがまず一つ大事だと思いますね。
渉
確かに、この“よさこい”はどんなものかっていう基準がわからないんですよね。
陸
そうなんです。
だから、結構寶船の場合は、阿波踊りっていうものの自由さとか、そういういろんなカルチャーと一緒にコラボレーションできるんだよっていう楽しさとか、そういうのを前面に押し出す演目をまずやるっていう。
だからさっき言いましたけどね。ブルーノ・マーズの曲でやってみたりとか。そういう海外の人がわかりやすいようなところから始めていくっていうのが、一つ手ですよね。
海外に出ても、日本で大事にしていることはブラさない
渉
僕らは、ちょっと思うのが、エンタメっぽくアレンジするとか現代っぽくする、海外向けにアレンジするってすごいバランス感覚が必要な部分を思ってて。
陸
そのとおりですね。
渉
なんでそう思うかっていうと、それこそジャパンエキスポみたいなところですとか、いろいろなフェスティバルに行くと、逆にいろんな「海外だとこれがウケるでしょう」っていう、テンプレみたいなものに合わせすぎちゃって、逆に没個性になるっていう可能性もあるそうなんですよね。
陸
そうなんですよね。海外ってこういうものでしょっていう感じが、むしろ良くなかったりしますね。
渉
例えば、着物、富士山、芸者とか。
そういう、それはそれでいいんですけど、例えば芸者さんの本業じゃない人がウケると思って、その場だけ表面を真似しちゃったりすると、どうしても偽物になっちゃうっていう。
陸
結構、よさこいチームの方々が、日本でまず大事にしていることをブラさないのも、一つ大事ですね。
だから、海外仕様に別の演目にしようみたいことを考えるよりは、日本ですでにもうめちゃくちゃ自信がある演目が1個あるのであれば、まずそこの本質をブラさない。ここは大事だと思いますね。
世界のどこでも喜んでくれると信じること
渉
30カ国に行って僕らが海外で学んだことは、人間の国籍とかは問わず、奥の方にある野生的な部分とか本能は同じなんじゃないかっていう。僕、30カ国行って仮説を立ててるんですよ。
陸
なるほど。
渉
実はそれの表現の仕方がいろんな文化によって変わる。けれども、不思議なことに「喜怒哀楽」って、人類が近代文明と接したことがない人たちも、楽しいときに笑う、という本能とか、泣くという涙が出るっていうのも、動物的に同じ。
そこに立ち返ったときに、まずは本当に動物的にというか、野生的にどの人たちも同じようなもので喜んでくれるっていうふうに信じるっていうのは、結構大事だと思う。
陸
確かに。
渉
信じないと、逆にちょっと表面だけカスタマイズしようってすると、本当の意味で心の奥底ではつながれない感じがあって。
陸
本当にそうですね。
渉
じゃあ、同じものを全部やればいいんですかって言うと、そんなことなくて。
どうすればいいかって言うと、例えばそれの発信の感動の伝え方が、ラテンの国に行くと踊りがすごいみんな好きだから、うれしいのを踊りで表現する国民もあれば、クラシックに根付いている国だと。
陸
ヨーロッパとかね。
渉
ヨーロッパはコンサート中に騒音出しちゃいけないから、シーンと見た方がマナーとか。
逆にシーンと見るんだけど、終わった後に、スタンディングオベーションしたり、床を“ドドドドドドドド”って、鳴らしたりするっていう。
陸
足踏みするっていう。
渉
クラシックのカルチャーがあったり。
陸
だから最初、ベルリンで踊らせてもらったときに、本当に僕らの感覚では、「ここで拍手もらうだろうな」ってところでシーンとしてて、めちゃめちゃ怖くて。
渉
でも、集中はしてるんだよね。
陸
集中してて、「この異様なこの感じは」と思って。で、すごいのが、パフォーマンスがちゃんと終わりきって、初めて拍手してくれるっていう。
アメリカとかフェスに慣れてる国とかだと、僕らがパフォーマンスで出てきた瞬間から「イエ〜!!」ってやってくれるんですけど、ベルリンとかの劇場公演の場合は、ちゃんと真面目に見てくれて、最後の最後はちゃんと熱狂してくれるっていう。
渉
うん、うん。
陸
その辺は国の風土とか、そういうのもあらかじめ、ある程度知っておくって大事かもしれないです。
渉
だからこの、あんまりどの国だと濃い化粧とか、俺、あんまりこう言う端の部分を考えるよりは、国によって。例えば、ベトナムだと濃い化粧をって、カマタさんおっしゃってましたけど。中東に行ったら今度は全然別で、肌を出さないでくださいってこととかもあると思うんで。
陸
女性とかね。
渉
本質の一番大事な“よさこいの部分”っていうことはブレずに、伝え方のカルチャーに合わせた発信のときのマナーみたいなことだけ、自分で知っておくっていうのはいいかもしれない。
陸
そうですね。
渉
それ知らないと、結構タブーになっちゃったりするのもあるので。
陸
そうなんですよね。やり方が日本と違ったりする場合もあるからね。
渉
答えになってるんでしょうか。また、ぜひなんでも送ってくださいね、相談。
「夢」「推し」「相談」「失敗談」。あなたからのお便りをお待ちしています
渉
ということで、この番組ではメッセージを募集中です。
陸
現在募集しているのは「阿呆が見る夢」。バカにされたっていいじゃないか、あなたの夢を聞かせてください。僕たち踊る阿呆が本気で応援します。
「阿呆のままで踊らせて」。このコーナーは“阿呆=推しや趣味に没頭する人”と定義。今あなたが熱中していることを教えてください。
そして、「阿呆、時々失敗談」。阿呆には失敗もつきもの。ということで、いいところばかりでなくあなたの失敗談も教えてください。
というコーナがありますので、ぜひ送ってください。そして今やった「踊る阿呆に相談だ」の4つのコーナーがありますので、ぜひお願いします。
渉
「夢」と「夢中になっていること」と「失敗談」と「相談」ですね。ぜひ送ってください。宛先はメールで【 takara@obc1314.com 】までよろしくお願いいたします。
陸
もちろん、普通のお便り「ふつおた」や質問なども随時募集しているので、ぜひ送ってください。
渉
ぜひぜひ、みなさんたくさんのお便り、お待ちしております。
陸
ありがとうございます。
お祭りへ「踊る阿呆」に会いにきて!
渉
ラジオ大阪からお送りしてきました「踊る阿呆の無礼講!」。エンディングのお時間です。
陸
あっという間ですね。
渉
なんかやっぱり、しゃべってて思うのが、もう夏が始まったので、聴いてるみなさんが実際にお祭りとかに足を運んでもらえたら会えるので、うれしいですね。
陸
そうですね。僕らラジオ大阪さんでやってますけど、普段のお祭りは東京で踊ることが多いんですけど。
渉
徳島でも踊りますし、結構今年は大阪でも踊る機会があるみたいなので、会いに来てもらいたい。
陸
日本全国やるんでね。ぜひぜひ来てくれるとうれしいです。
渉
本当に今日よかったのが、思った以上にガチの質問が来るんだって。
陸
うん、うん。そうですね。逆に僕、思ったのが、“相談”って言ってますけど、こういうふうにいろいろ相談していただけると、僕らのほうも発見があるというか。
渉
確かにね。
陸
頭の整理というか、自分たちでこういうこと考えてたんだって、もう1回確認する感じになりますね。
渉
びっくりするんですけど、こういう質問って、ラジオだと送ってくださっている方々が、SNSでいつも反応がある方かって、そんなことないの。
陸
確かに。
渉
だから、ちょっと違うのかもね。
陸
そうだね。
渉
SNSでみんなが見えるXとかでコメントして相談とかっていうことを、たとえ集めたとしても、あんまりここまで深い質問してくる機会がなかったと思うから。
陸
確かに。
あとSNS上の、例えばX(Twitter)とかで文字でこういうことを答えるっていうよりも、ラジオのトークの中で答えるほうが、なんか構えなくて済むというか。いいかもしれないですね、こういうラジオの機会で相談を受けるっていう。
渉
同じように、また「私もこんなことやってるよ」っていうのはぜひメールで、もちろん送っていただきたいですし。それから僕らこのオンエア中はね、SNS確認しながら見てると思うんで、ぜひXでも感想とかね、ポストしてもらいたいんですよ。
陸
お願いします。
渉
そのときは、僕らが探しやすいように、「#踊る阿呆ラジオ」をつけてもらいたいんですね。「#踊る阿呆ラジオ」をつけてくださったら、投稿していただいたらすぐに僕、ハート押しにいくんで。
陸
全部読みます。だから悪口書かないでください(笑)。
渉
自由でいいから(笑)。無礼講の精神忘れてる、アレ?!
陸
確かに、確かに。そんなこと言ったらダメだよね。人によって自由ですからね。
渉
そうですよ〜。
陸
ただ、悪口は“イイね”押しません(笑)。
渉
いやいや、え〜?!
陸
いやいや、ごめんなさい、冗談です(笑)。
渉
なんでもね、ざっくばらんに言ってくれたらいいかな。
陸
ありがとうございます。じゃあ最後にお知らせ、お願いします。
渉
お知らせはですね。まずは、寶船のホームページやアプリがありまして、そういうのインストールしてもらうと、僕ら夏にどんなところで踊ってるか見れますんで、ぜひ会いに来てもらいたい。お祭りに来てくださいということ。
陸
ぜひ、お願いします。
渉
この僕たちがそれこそどうやって人脈のないところから、がんばって30カ国に活動展開したのかっていうことを、僕、書籍にしてまとめました。
陸
すごい。
渉
『踊る阿呆の世界戦略』という本をひろのぶと株式会社さんから出版させていただきました。Amazonでも、もしかしたらお近くの本屋さんでも買えるかもしれないので、ぜひそちらの本も買っていただけたらうれしいと思います。
陸
お願いします!
渉
ということで、「踊る阿呆の無礼講!」を今週もありがとうございました。ここまでのお相手は、
陸
プロ阿波踊り集団「寶船」の米澤陸と……
渉
米澤渉でした。
渉・陸
また来週〜!

米澤渉(よねざわ・わたる)
1985年東京都生まれ。パフォーマー全員が赤い衣装をまとい、派手なメイクを施して激しく踊る独自スタイルの「NEO阿波踊り」で演者と観客が一体となる熱狂を生み、多数の海外ツアーも敢行。2026年までに世界30カ国で活動を展開してきた。2024年Forbes JAPANが選ぶ「カルチャープレナー(文化起業家)」30組の一人として選出された。2025年、初の著書『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)を出版。2025年10月、父・米澤曜より引き継ぎ、「寶船」連長就任。
X(旧Twitter):@yone-wataru

米澤陸(よねざわ・たかし)
1991年東京都三鷹市生まれ。米澤家の次男。1995年、父・米澤曜が「寶船」を設立したことをきっかけに、阿波踊りを始める。当時3歳。以降、第一線で阿波踊りダンサーとして活躍。高校卒業後、音楽・演劇などの活動を経て、2012年に寶船のプロ化に携わる。奇抜なメイクやオリジナリティー溢れるスタイルから、寶船のアイコン的立ち位置に。そのインパクトから「金髪の異端児」と称される。2025年夏には、自身が投稿した寶船の動画が1,000万再生を超えるバズとなり、話題に。
X(旧Twitter):@RiceStreamLand
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■ NEO阿波踊り集団「寶船」
阿波踊りを主軸に、新たな日本芸能の可能性に挑む“NEO阿波踊り集団”。1995年に産声を上げて以来、阿波踊りの精神を継承しつつ、型破りなパフォーマンスで観客を魅了し続け、これまでにヨーロッパ、アジア、北米、中米などの世界屈指のフェスティバルへの出演や、世界の国立劇場で単独公演を披露。2026年現在までに、世界30カ国に活動を展開しています。2025年4月17日に結成30周年を迎えました。
▶︎「寶船」公式サイト:https://takarabune.org/
▶︎「寶船」X(旧Twitter):@takarabune_info
米澤渉さんの著書
踊る阿呆の世界戦略
世界26カ国を熱狂させた NEO阿波踊り集団 寶船の挑戦
米澤渉|ひろのぶと株式会社
※ 本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

放送:火曜 22:30〜23:00
ラジオ「踊る阿呆の無礼講!」では、皆様からのご感想、質問、メッセージをお待ちしています。メール、おハガキでお寄せください。
● ハガキ送付先:〒552-8501 ラジオ大阪「踊る阿呆の無礼講!」係
● メール:takara@obc1314.co.jp
【 番組ハッシュタグは「#踊る阿呆ラジオ」 】
米澤渉
文化/起業/対談
NEO阿波踊り集団「寶船 」連長/株式会社アプチーズ 代表取締役。 1985年東京都生まれ。パフォーマー全員が赤い衣装をまとい、派手なメイクを施して激しく踊る独自スタイルの「NEO阿波踊り」で演者と観客が一体となる熱狂を生み、多数の海外ツアーも敢行。2025年までに世界26カ国で活動を展開してきた。2024年Forbes JAPANが選ぶ「カルチャープレナー(文化起業家)」30組の一人として選出された。2025年、初の著書『踊る阿呆の世界戦略』(ひろのぶと株式会社)を出版。同年10月、父より引き継ぎ連長就任。






