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2026年7月13日「街角diary」田中泰延がお届けします。

田中泰延


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AIはどんどんバカになる

こないだラジオからaikoの「花火」が流れてきたんですよ。

♫夏の星座にぶらさがって〜ってやつ。

あらためてミュージックビデオでも見ようと思ってスマホの検索窓に

aiko 花火

と入れたら、聞いてもないのに最近、AIが勝手に説明するじゃないですか。

いや、「花火」にテトラポッド出てこんやろ。それ「ボーイフレンド」やろがい。


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いや、深刻な問題ですよ、これ。どこかで誰かが間違って、AIがその間違ったテキストを読み込んで、堂々と答えとして出してくる。

そしてその間違ったテキストが表示された事実をまたAIが読み込む、つまり、AIが「別のAIの出力」を再学習するループが止まらない。

偽情報や劣化コピーを学び続けることで、AIの出力精度が徐々に低下するわけで、つまりこれから、AIはどんどんバカになるのである。

この現象はすでに指摘されまくっていて、「モデル崩壊」(Model Collapse)と呼ばれているらしい。

人間がなんも考えずにAIに頼る「認知的オフローディング」も問題だが、その頼った先がバカだともうメダカ状態である。すくいようがないのである。

「AIは人間を滅ぼす」とよく言われるが、賢いAIが人間を絶滅させるのではなく、双方がバカになって生産性が激減して餓死するんじゃないだろうか。そういう仕組みで痩せたいです。ガリガリ。

ちなみに加納さんがカラオケで歌うaikoの「キラキラ」はめちゃくちゃ可愛いです。

人類が滅びる前にカラオケ行きましょう。


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それはそうと、最近、1日眺めても飽きないインターネッツを見つけました。

「吉田初三郎式鳥瞰図」です。

いくつかサイトがあるのですが、著作権も切れているので、これ見て。スマホだと細かすぎてわけがわからないのでPCで全画面表示がおすすめです。

ほかにも、「東京大繪圖」

出典:日本の古本屋

すごいでしょ。吉田初三郎さんという人は、明治17年(1884)京都生まれ。

1914年(大正2年)に描いた最初の鳥瞰図『京阪電車御案内』

が、修学旅行で京阪電車に乗られた皇太子、のちの昭和天皇から「きれいでわかりやすい」と絶賛され、以後パノラマ風の観光案内図、鳥瞰図の製作を手がけるようになったそうです。


もっとも、楽しい観光案内だけでなく、大正時代には「關東震災全地域鳥瞰圖繪」や、

戦後は、「廣島原爆八連図 HIROSHIMA」も遺しました。

出典:SPOON & TAMAGO

八戸と京都に大量に展示されてることころがあるそうなんで、見にいこうと思います。


ではまた来週。

 

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  • 田中泰延 映画/本/クリエイティブ


    1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」を自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、印税2割スタート・最大5割の「累進印税™︎」を掲げる出版社 「ひろのぶと株式会社」 を創業。