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森興産株式会社 代表取締役 森隼人さん【ラジオ大阪】田中泰延のシャチョーとシュチョー(2025年12月8日〜12日放送)

田中泰延


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森社長の多様性への考え。「WA.SA.Bi.」の原点と、チームの人たち(12月10日放送より)

初の海外体験は泣きべそスタート?!

森社長が、森興産さんで外国に目を向けて、外国人の日本で働く人、日本で暮らしたい・住みたい人を支援するという。そのルーツ的なところはどこがあるんかなという。

例えば、学生時代の思い出とかあったら教えていただきたいなと。

振り返っていくと、自分自身が海外に若い当時行っていたかというと、実はあんまり行っていなかったんですね。

うん、うん。

むしろ衝撃だったのが、中学校だったか高校だったか、プログラムでオーストラリアという国に行って。

まったくなにも、言葉も通じない状態で行ってですね。それこそ文化もすごく違っていて。

……まあ、簡単に言うと、泣きべそをかいて帰ってきたことがあったんです(笑)。

ふふふ(笑)。

そこから、なんというんですか、ひと言で言うと英語嫌い。

英語嫌い!

はい、海外嫌いになったんですけれども。

ちょっと大学4回生の時にですね、チャンスを得て。1年間休学をして、海外に。それもオーストラリアに。

その時も、オーストラリア。

リベンジしに(笑)。

オーストラリア留学で体験した、日本人が自分だけの環境

それで、丸1年。本当に365日で帰ってきたと思うんですけれども。

現地側に留学をして、合間に旅をしていくというような。それを「留学」というか、「遊学」というかですけれども。そういった環境を与えていただくことができました。

ええ、ええ。

その中で出会った人たち、ですね。

日本人が当時、私の入った学校というのは本当にいなくてですね。最初の半年間はゼロだったと思うんですね。その環境でスパルタ的に異文化というところに馴染まざるを得なかった。

森社長、1人?! もう、日本の人、1人?!

そうですね、はい。

はぁ〜、それはすごいですよね。

いやー、もうこれ、かなり厳しかったです。

食べたい、飲みたい、どこか行きたい、全てがイチからだったので。

ええ。

しかも、英語って基本的に学んだ英語と世界から来ている方の英語って、イントネーションも違ったりするじゃないですか。

はい。

多くはアジアから来ていたんですね。そういった人たちと話すと、またこれもアクセントが違う。

そういう、「あ、まったく違うんだ」という環境を体験することができたということが、非常に大きな点。

同時に、ほんっっっとに苦労したので、最初は(笑)。

はい、はい。

これ、逆の立場で考えると、日本に来られる方はまったくの異文化。しかも日本語って、世界の中でも超難しい言語として位置付けられている中で。

そういった環境の中に入ってきた人たちを、ちょっとでもわかりやすく、ちょっとでも馴染めるようなことをできたらいいなぁ、というのが。

振り返ってみれば、そこが原点だったんじゃないかなと思いますね。

また、オーストラリアというのが、すごく多様性のある。いろんな国の人がきて一つの国家を成しているから。その体験は大きかったということなんですね。

そうですねぇ。

ありがたいことに、アジアに非常に近いオセアニアの地域なので。なにか食事で困れば、日本食は当時はあんまりなかったんですけど、チャイナタウンが近くにあったので、中華料理を食べに行っていましたね(笑)。

一人ひとりが、その国の“代表”

その時(オーストラリア)も、いま森興産さんがやってはる「WA.SA.Bi.」みたいなものが、もし自分にあったら、よっぽど便利やったやろうなっていう?

そうですね、あの、もっとできた……かなり、私の中では1年間、精一杯、学び過ごしてきたと思うんですけども、もっとできる幅が広がったんじゃないかというふうに思います。

なるほど。その多言語、いろんな文化に接することをやってきた中で、今のお仕事につながっていると思うんですが。

はい。

今の森興産さんの中、働いている人の構成も、かなりグローバルな感じとうかがったのですが。

そうですね。我々の中には本当に国籍がいろんな、アジアからが多いんですけれども。

それぞれのメンバーに伝えているのは、それぞれの国の代表だよと。

ええ。

これはやっぱり、採用側から考えると、そうだと思うんですよね。

例えば、1人しか採用していない外国人の印象が悪いと、その人の出身国が悪いと思ってしまわれる可能性もありますし。

なるほど。

もっと言えば、広く「外国人ってダメだ」というような感覚で捉えられてしまうこともあると。

なので、それぞれのメンバーには、本当に(自国の)代表として来て、自分がその国の良さだったりというものを、日本人側にもしっかりとアピールして示していくということをしていってくださいねということで。

いろんな国籍のメンバーが、もちろん複数人いる国もあるんですけどね。

森興産は、日本人男性がマイノリティな環境

いま森興産さんで、外国人のスタッフの方の割合って、どれくらいなんですか?

だいたい6〜7割はいると思います。当社、かつ女性が多い会社としてもあるので。

なので、ダイバーシティ、多様性という意味では、国籍を越え、ジェンダーとしても女性の活躍の場というのをもっと広げていきたいという想いも込めて、そういった構成になっているかなとは思います。

どこの国の方がいらっしゃるんですか?

本当にアジアが多いので、中国であったり、東南アジアであればベトナムであったり、インドネシアであったり、シンガポールであったり。1番遠くであれば、アルゼンチンから。

アルゼンチンから!

はい。アルゼンチンって、本当に時差12時間。

まったく裏側ですもんね。

そうなんです。

きれいに裏側。

きれいに裏側です(笑)。

そうしたらでも、女性は多い、外国人も多い。じゃあもう、日本人男性である森社長、マイノリティですよね。

そうですね。日本人のほうがマイノリティな環境なので、我々が話をしていたり一緒に働いていたりして気づくことのほうが多いですね。

むしろそこの学びを、我々が事業の中でもお客様に伝えていくということを、かなりやっていると思います。

外国人採用の支援に「産・官・学・金」で取り組む

「WA.SA.Bi.」は一つのメディアとして、みんなが使える広場みたいなものですが、実際には森興産さんは、外国人の支援というのはどういう活動が?

我々のコンセプトは、産官学、金融機関も含めた連携ですね。

「産官学」とよくいうけれど、そこに金融機関も入る。

そうですね。

「産・官・学・金」と。

「金」を「産」に入れるかどうかというのもあるかもしれませんけれども。やはり金融機関が持つ価値というのは、また別としてあるなというふうには捉えておりまして。

はい。

お金というところを取り扱う、産業の基盤を取り扱う方々。より多くの企業様と取引をしていると。

その取引をしている企業の今の大きな課題は何かというと、やはり「人手不足」というところがあるときに。

金融機関は「ヒト・モノ・カネ」でいきますと、お金の部分だけではなくて、人の部分にも、どんどん参入をされてこられているんですね。

ええ、ええ。

金融機関がいわゆる人材紹介という分野であったり、人材の定着であったり。こういったところを支援してきています。

そういったところを我々は外国人の支援の専門家として、金融機関としっかり連携をすることで、金融機関のお客様、つまり地域を代表する企業ですよね。そういった企業たちを、我々も一緒に支援をさせていただいているという状況です。

なるほど、それでマッチングをしていくわけですよね。

はい。

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    1969年大阪生まれ 元・広告代理店店員 元・青年失業家 現在 ひろのぶと株式会社 代表