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森興産株式会社 代表取締役 森隼人さん【ラジオ大阪】田中泰延のシャチョーとシュチョー(2025年12月8日〜12日放送)

田中泰延


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来日する外国人へ向けた多言語情報メディア「WA.SA.Bi.」とは?(12月9日放送より)

日本へ来る外国人にとって、本当に必要な情報とは?

Webメディア「WA.SA.Bi.」。これは、いろんな外国人の方が、外国に住んでいる状態で、日本で働いてみたい・日本に行ってみたいと思っても、本当の意味での情報があんまりちゃんと伝わっていないんじゃないかというのが、出発点と。

これは、どういうあたりです? 伝わっていない分野というか。

日本の文化というのは、今もそうですけど、「なんで日本を選びましたか?」という質問をしたときに、やっぱりアニメとかマンガとか、こういうのがあるわけですね。

ああ、そうですね。

で、そういうもの(アニメ・マンガ)から学んでいくわけです。語学も含めて学んでいくわけです。

はい。

なんですけど、そういった人たちが日本へ来て「オッス」とか言うとですね、ちょっと、若干違うかな、というのはあるじゃないですか。

たしかに(笑)。

これは一つの事例ですけれども。

実は文化の違いも、日本に対して思っている文化観と、日本に実際に来てからの文化観って、やっぱり実は違うわけですね。

いろんな緻密なルールがあったり。何か、法規範ではない、社会的な慣習があったり。

あぁ〜。

なんか、うかがったところだと、外国人の方にとって、ゴミ捨てのルールが複雑怪奇という。

そうですね。これは日本独特というか、日本が先進的なんだというふうには思いますけども。

私も年だいたい半分近く海外をまわる中で感じるのは、ここまで本当にきっちりと(ゴミの分別を)やっているというのは、本当に日本ぐらいだと思いますし。

もちろん、それが「いい」ということでやっているというように思うんですけど。

ええ。

外国人からすると、やってはいけないということではなくて、知らないんですね。そういうルールがあることを。

なので、ルールということを教えていく・伝えていくツールが必要だということで、「WA.SA.Bi.」の中でも単に「学ぶ」「働く」ということだけではなく、「住む」というキーワードを使って、日本に住むためのいろんなルールですとかね。

はい、はい。

もちろん、これ(ルール)は各地域によって違います。

ただ、漠然としてでもいいから「こんなことがあるんだ」ということを、日本に来る前、もしくは日本に住んでいる途中でも知っていただくためのツールとして(「WA.SA.Bi.」を)提供しているということですね。

オリジナルキャラクターも多数登場!

何人くらいの方が、この「WA.SA.Bi.」をご覧になって利用されているんですか?

今は、日本に住まれている139の国と地域の方。あと、登録は2万1千人程度だとは思います。

「WA.SA.Bi.」より

なるほど。じゃあもう、多くの人は「WA.SA.Bi」というメディアを通じて、本当の日本での暮らしを良くするにはということをやっていると。

ええ。

僕もちょっとのぞいてみたんですけど、いろんなキャラクターがいて、答えてくれる。

はい。

森社長自身もキャラクターの一人という。パンさん。

ふふふ(笑)。

なんでまた、パンさんなんやっていうのもあるけど(笑)。

これはですねぇ、ルーツをたどれば、単に当社のデザイナーが遊んだというだけだと思うんですけども。

あ、そうなんや。

ただ、やっぱり何かキャラ化するというのは、人に伝えるにはすごくいい材料でして。 ビジュアルで伝えていく必要性ってあると思うんですね。

ええ、ええ。

日本語って複雑怪奇ですし、何か印象に残すというときに、視覚的に捉える方法っていうのが、やっぱり重要で。

そうなったときに、当社のメンバーであったり、私自身であったり、擬人化するようなキャラクターをそこに設定しておくことで、より覚えていただきやすくなる。記憶に残りやすくなる。

はい。

「あの人が言っていた、こういった日本のルールがある」ということが頭の片隅に残っていくと、その外国人だけではなくて、外国人ってコミュニティをそれぞれ持っていますので、コミュニティの中でいろんな情報を流してくれるというような状況がありますね。

みなさんも、ぜひ「WA.SA.Bi.」のぞいてみてください。全然、ギスギスしていないのが、いいですよね。

ふふふ(笑)。

「かわいい」コンセプトは、これもまた多分、当社のデザイナーが遊んでいるんですけれども。

はい。

やっぱり、なにか見てもらえる。

よく、外国籍というと、いろんなお肌の色の方々の写真が写っていて、握手とかですね。こういったWebサイトがたくさんあるんですけど。

本当に、まったく異質の何かを醸し出しているのが、一つ特徴じゃないかなと思いますね。

10言語以上に対応。その心は?

言語がね、いろんな言語に対応しているじゃないですか。10言語以上。

そうですね。

これ、どうやって実現しているんですか? どんな言葉でも、どんなっていっても、10でもめちゃめちゃ多いですよね。

そうですね、もちろん世界には200以上の国と地域がある、国連加盟国だけでも195とかですね。そう考えると、それだけ多くの言語があって、本当はすべてそろえられたら1番いいなとは正直思っているんですけれども。

ええ。

世界で話されているメジャーな、例えば英語とか、(話者が)人数として多い中国語とかですね。あとは日本に来ている人が多いベトナム人のベトナム語とか。

こういった、いわゆる(使用者が)多い、メジャーなところの言語を入れていくことによって、どうしても日本語で情報を取ろうとしても時間がかかってしまう、でも母国語だとスッと入ってくる。

こういったことで迅速に、本当に速やかにですね、本人たちに届けていくということを目指して、多言語化しています。

はい。

当社の社員であったり、当社に協力をしてくれている学生の人たちもいるので。そういった人たちのみんなの力を使いながら、つくっているというような状況です。

なるほど〜。(「WA.SA.Bi.」を)使っている外国人の方の声は、どうですか? 反響というか。

そうですねぇ、これは結局、ニーズがそれぞれ違うんですね。

例えば、なにか災害があったときの救済、助成金や補助金であったり、そういったことを知りたいということもあれば、「私は就職したいから『WA.SA.Bi.』を使いたいんだ」という方も、それぞれがいるので。

みなさん、それぞれに好きな形で使っていただいているという状況だとは思います。

「WA.SA.Bi.」の由来は日本の「侘び寂び」

みなさんにも「WA.SA.Bi.」を、僕ね、ほんまにのぞいてもらったらいいなと思うのが、今ね、いろんな意見があると思うんです。外国人で就労される方(に対して)とかね。

それに対して、「あ、一つこういうコミュニティがあって、ほのぼのしてるし、みんなが教え合ってやっている世界がある」っていうのを、知ってほしいなと思いましたね。

そうですね。

一つ、「WA.SA.Bi.」の中でも、なんでも情報を出したり、なんでも支援するということではなくて。

「WA.SA.Bi.」の中で明確に書いているのが、「日本の法律に違反する人は、WA.SA.Bi.は支援しません」というふうに、はっきりとこれは伝えています。

多言語メディア「WA.SA.Bi.」より

なるほど。

我々は、適法に適正に共生する社会をつくるということが、一つコンセプトとしてあるので、そこを突き詰めていこうということですね。

便利情報とかコミュニティの機能だけではなくて、森興産の森社長としては、なんか日本のね、“心”みたいなものを伝えたいところも、あるんじゃないですか?

そうですね! 「WA.SA.Bi.」のネーミングはお寿司のアレではなく、いわゆる……

「侘び寂び」のほう?

ですね。そこから取っているので。

「侘び寂び」は、なかなか言葉で伝えるのは難しいんですけれども。我々が形にないものの中で培ってきた感覚、文化が「侘び寂び」の中にあると。

そういったものを、言葉ではなく、我々が接する中で、なにか日本人の、「なんで“おもてなし”なのか」ですとか、「なんで『侘び寂び』の文化がこういわれるんだ(外国から注目されるのか)」みたいなところを、私たちが体現していきたいという思いを込めてつくっています。

▶︎ 次ページ:森社長が異文化に目を向けた原体験とは?

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    1969年大阪生まれ 元・広告代理店店員 元・青年失業家 現在 ひろのぶと株式会社 代表