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株式会社ビオネ 代表 井草克一さん【ラジオ大阪】田中泰延のシャチョーとシュチョー(2025年11月10日〜14日放送)

田中泰延


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自然由来にこだわる多彩な商品、43年の歴史。続けてきた井草社長の経営哲学(11月14日放送より)

植物のみを原料にした「栄養機能食品(鉄)海草物語」

いろんな商品を出してはるビオネさんですが、メインである「ビオネ」という商品。

他にもね、舞茸のビタミンDの話とかも伺いましたし。

あと、鉄分がみんな足りないということで。海藻を使った商品も?

主原料がアッケシ草という植物で、北海道の厚岸(あっけし)に群生しているんですね。

能取湖サンゴ草群落地/出典:北海道公式観光サイト

潮が引くと海面上にアッケシ草が出てくるんですよ。そこから、水分を蒸発させるんですね。

海水を吸い上げて蒸発しますから、海水の酵素と、海のミネラルを全て凝縮している植物なんですね。それがアッケシ草っていうんですね。

アッケシ草。

それを主原料にして、海藻類5種類とか、アルファルファとか。あと、レンコンと生姜も入っていますけども。

そういったものを配合して、錠剤にしたものがあるんですね。

「栄養機能食品(鉄)海草物語」という商品なんですけど。

植物の粉末だけを原料に「栄養機能食品(鉄)です」っていう商品ってないんですよ、他には。みんな鉄剤を添加しているんですね。

はぁ〜、なるほど。

「海草物語」はもともと鉄の含有量が高い植物を使っていますから。あと、固めるのに添加物は一切使っていないので。

ですから、錠剤ですけどバランスは食品と同じなんです。

なるほど。

だから、食べすぎても害がないと。

貧血、低血圧、あと不眠症の方とかね、精神的に落ち着かない方とか。だいたい、鉄不足の方に多いんですね。

そういった方にお使いいただいています。

乳酸菌生産物質で抜け毛も軽減?!

今おっしゃったように、ビオネさんは自然由来の成分というのは、ものすごくこだわってはると。

そうですね。

あとね、シャンプーや化粧品も。

もうね、発売して結構なりますけど。

シャンプーもですね、乳酸菌生産物質の入ったシャンプー。ローションも、乳酸菌生産物質の入ったローション。

それは、酸っぱくはないんですか?

酸っぱくない(笑)。舐めませんよ。

そっか(笑)。

でね、抜け毛。

シャンプーで洗って、(洗い流した水分を)拭き取って。ローションは美容液なんですけどね、頭皮にふりかけてマッサージすると、結構1週間くらいで抜け毛が減るんですよ。

ほう〜!

髪をつくる毛母細胞が元気になるということなんですね。

なるほど。

いや、そこ(シャンプーや化粧水)にね、乳酸菌生産物質の考えを持ってくるっていうのが、またユニークな。

結局、乳酸菌生産物質というのは腸壁を修復する働きがあるんですよ。

はい。

だから、お肌も一緒なんですね。

あぁ〜、なるほど。

初代は、しぶとい

そういう健康、いつもおっしゃっている「心・食・体」を意識した商品開発もそうですし、ラジオ番組を通したメッセージもずっとやってこられたわけですが。

株式会社ビオネを40年経営続けてこられて。

この番組、僕が本当にお願いしたいのが、僕も小さな出版社の社長なので。経営者としてね、教えを請いたい、ということで。

40年ずっとやってこられて、大変だったことって……?

いや、そりゃもうね、中小企業は波瀾万丈ですよね。

波瀾万丈(笑)。

もう、倒産の危機は何回もありますし。

なんで乗り越えられたかということですけどね。

うん、うん。

結局ね、取引先とかお客様のおかげなんですね。

私、いろんな経営者を知っていますけど、初代の経営者はしぶといんですよ。

初代は、しぶとい。

ええ、2代目・3代目で潰れる会社が多いでしょ?

わははは。

だいたいね、法人を設立して10年残る企業って数%しかないんですよね。

ですよね。

40年というたら、どんだけなるか分からないけど。

でね、初代は優しい。2代目・3代目は冷たいとかね、あと根性ないとか、すぐ諦めるといわれる。

だから、経営をずっと続けていこうと思ったら、諦めないことが絶対大事だし。

諦めない。

常に3つの選択肢、でもアレコレやりすぎない

それとね、物事には常に3つの選択肢があるんですよ。

はい、3つ。

「これしかないから、もうダメだ」と思ったらダメなんですよ。

他に選択肢を2個探す。その中に、正解があるんですね。

はぁ〜、他に……!

僕なんかね、出版社をやっていますから、出版だけやと思って5年やってきたんやけれども。

他にも道があるんじゃないか、ラジオで発信をするという仕事も一つあるんじゃないかと思って。今1つ目の選択肢に来ている。

でも、まだもう1個何かあったほうがいいっていうことですね。

うーん、そうですね。

社長もやっぱりね、他にも選択肢というのは、常に用意してやってこられた。

整体の学校も昔、経営しておりましたし。整体院も鍼灸院も。混合診断クリニックも併設していたこともありますし。

ただね、違うことを一人であれもこれもできないんですよ。

そうですよね。

だから、治療のほうは私の教え子が何百人か、現役の治療師がおりますけど。

でも、ずーっとやっていくとなると、一人でできることは限られていますから。

だから、あんまりアレコレね、関わろうとはしないことですね(笑)。

アレコレはしたらダメと(笑)。

うん、“アレ”くらいにするか(笑)。

“アレ”くらいにする(笑)。

でも、とにかくマインドとしては、諦めない。ここですね。

そうですね。

それとね、倒産する会社に多いのがね、経理は担当者に任しているからという社長はダメです。

全部自分で把握していないと、危機は乗り越えられません。

なるほど、数字もちゃんと見ないといけないということですよね。

つくった、その先が大切

この番組を聞いているみなさんの中で、特に若い世代は、これから自分で起業するんだという人も多いと思うんですが。

彼ら若者にぜひ、大先輩社長としてメッセージをお願いしたいと思うんですけど。

そうですね、今ネットでネットビジネスを立ち上げてって方が多いんですね。それも、一つの方法なんですけども。

もっと世の中で喜ばれるような仕事をね、考えながらしていくというのが1番大事だと思うんですね。

喜ばれるような仕事。そうですよね、お客さんあっての。

お客さんが何か幸せになるから、事業をやるはずですもんね。

だからね、モノをつくってね、つくったら売れるだろうと思ったらダメなんですよ。

つくるのは、簡単なんですよ。

つくるのは、簡単。

売ることと、それを継続するっていうのが1番難しいんですよね。

もう、ほんまに……!

だから、先を考えて、じゃあ何をしたらいいのかということを考える必要があると思いますね。

もう、なんかね、手にマジックで書いておきたいくらい。

本当にええ話をありがとうございました。

はい、ありがとうございました。

株式会社ビオネ


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ハガキ送付先:〒552-8501 ラジオ大阪「田中泰延のシャチョーとシュチョー」
メールshucho@obc1314.co.jp

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    1969年大阪生まれ 元・広告代理店店員 元・青年失業家 現在 ひろのぶと株式会社 代表