田中泰延が、日本を支える・日本を変える会社の社長をゲストにお迎えし、大いに主張していただき、お話を伺うラジオ大阪の番組「田中泰延のシャチョーとシュチョー」。
「街角のクリエイティブ」では、その放送をまとめてお届けします!
今回は2025年10月27日(月)〜31日(金)の放送の様子。
ゲストは、株式会社千休 代表 久保田夏美さんです。

抹茶のスイーツやラテをプロデュース・販売している抹茶専門ブランド・千休。創業7年目の現在では、海外へ抹茶を広げる動きも芽生えています。
SNSで「なまっちゃ」のペンネームでも活躍する久保田社長。抹茶が好きになったきっかけから起業、千休のブランド戦略、そして今後についてなど、5日間でたっぷり伺いました。
(構成・編集:廣瀬翼)
【目次】
【 プロフィール 】

久保田夏美(くぼた・なつみ)
株式会社千休 代表
神奈川県出身。明治大学総合数理学部卒業後、IT企業にウェブ開発エンジニアとして就職。2019年に株式会社千休を起業し、抹茶専門ブランド「千休」として数々の抹茶スイーツを開発。オンラインショップや百貨店などで、抹茶の商品を販売している。自身が抹茶や茶道によって生活や心身が変わったことから、「なまっちゃ」としてSNSなどを通しその魅力を発信。抹茶を飲んだり食べ歩いたりしたことをシェアし、抹茶に興味を持つ人を増やす活動をしている。テレビ番組「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日)、「シューイチ」(日本テレビ)などに、抹茶が好きすぎる人として出演。2025年、「なまっちゃ」名義で書籍『余裕はつくれるものでした。』(淡交社)を出版。
千休Web サイト:https://thankyou-cha.com/
* * *

田中泰延(たなか・ひろのぶ)
ひろのぶと株式会社 代表/コピーライター
1969年大阪生まれ。株式会社 電通でコピーライター/CMプランナーとして24年間勤務。2016年退職し「青年失業家」を自称し執筆活動を開始。2019年、文章術を解説する初の著書『読みたいことを、書けばいい。』(ダイヤモンド社)を上梓。16万部突破。2020年、印税2割スタート・最大5割の「累進印税™︎」を掲げる出版社「ひろのぶと株式会社」を創業。2021年に『会って、話すこと。』(ダイヤモンド社)、2023年12月、実践的な文章指南書である『「書く力」の教室』(SBクリエイティブ)発売。
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23歳で起業。「抹茶×グルテンフリー」の千休って、どんなブランド?(10月27日放送より)
千休のスイーツは「抹茶×グルテンフリー」
田中
もうね、これラジオだからすぐには見えないと思うので僕からお伝えしますと、とてもお若い。そしてお美しい。
久保田社長
あはは。
田中
54歳の僕からしたらね、若い女性の社長さんということで、今日お迎えしました。
※ 実際は収録時55歳、放送時56歳でした。自身で自然に数え間違えた様子。
久保田社長
はい、ありがとうございます。
田中
簡単に自己紹介をお願いしてもいいでしょうか?
久保田社長
株式会社千休 代表の久保田夏美と申します。
今、抹茶専門ブランド「千休」として、グルテンフリーの抹茶のお菓子を販売したり、プロデュースしたりしています。
田中
今日、ここにお菓子を持ってきていただいているのですが、米粉抹茶フィナンシェ「たまゆら」。

田中
これ、僕もいただいたんですが、めっちゃ抹茶が濃い。抹茶濃いぃぃ〜!
久保田社長
そうなんですよ。
田中
そして、グルテンフリーということは、小麦を使っていないフィナンシェ。
久保田社長
はい。フィナンシェ以外に出しているお菓子も全部、米粉を使ったお菓子になっています。
“Thank you”を込めて、ギフトにも
田中
「千」の「休む」と書いて、「千休」。この社名の由来や意味というのは?
久保田社長
茶の湯を広めた偉人の千利休と、「ありがとう」のThank youを。
田中
ああ。「センキュー」って言いますよね。
久保田社長
はい、そうなんです。そのちょっとダジャレっぽい感じを掛け合わせたブランド名になっています。
田中
久保田社長
ええ。
田中
やっぱり、お茶ということで、千利休の精神みたいなものが込められている?
久保田社長
実は、最初にブランドをつくった時は、千利休についてそんなに詳しくなくて。好きではあったんですけど。
やっぱり、人が覚えやすくて、書きやすくて、海外の人も言いやすい。
田中
うん、センキューってね。
久保田社長
はい。
田中
千休さんをギフトでいただいたことあるんですよ。まさに、このフィナンシェを。
久保田社長
本当ですか、うれしい!
田中
その時に、「Thank you」の気持ちを込めてっていうふうに、くれた人も書いてくれてはったんですよ。
だから、ブランドの名前を理解して、僕にくれはったんでしょうね。
久保田社長
そうだと思います。結構、ギフトで使ってほしいというのを、ずっと押し出しているので、それが伝わっていたらうれしいですね。
「抹茶が好き」で、23歳で起業
田中
今、ここにあるのは「たまゆら」っていうフィナンシェですけど、他にはどんなラインナップが?
久保田社長
玄米粉でつくった抹茶のカヌレというのが、今、人気商品で。

久保田社長
中に抹茶のカスタードが入っていて、外側が玄米粉でカリッとした生地で包まれているやつがあったりとか。
あとはクッキーとか。ティラミスとか。 洋菓子が多いですね。
田中
これも千休さんのギフトでいただいたのが、チャンククッキーっていう、しっとりして大きくて。めちゃめちゃ、これも抹茶の味が濃いぃやつ。

久保田社長
そうですね。私が抹茶が好きなので、私が毎日食べたいと思うようなものだけをつくって、販売しています。
田中
なるほど。抹茶を食べたい、自分が抹茶が好きということは、「好き」を仕事にしはったという。
久保田社長
よくあるような感じなんですけど、好きを仕事にした、好きで起業したという感じではありますね。
田中
そやけど、お若い。僕、女性に年齢聞くことは絶対しないんですけど……おいくつですか(笑)?
久保田社長
(笑)。ちょうどこの前、30になりました。30代突入で。
田中
でもこの千休という会社は、ご自身が創業なさった。
久保田社長
あ、そうです。7年前に。
田中
7年前! もう計算どうなっているかわからへん!
久保田社長
あはは(笑)。
田中
今、30歳になりはって、7年間やっているということは、これは英語で言うとトゥエンティースリーくらいの時に。
久保田社長
トゥエンティースリー(笑)。
田中
23歳の時に起業された。
久保田社長
そうですね。
田中
ええぇ〜!
「なまっちゃ」として本も出版
田中
実は、今年の夏に本も出されていて。淡交社さんから『余裕はつくれるものでした。』という御本もお書きになって。
久保田社長
はい。

田中
ここでね、お伺いしておきたいのですが、この著者名が、プロフィール欄に「本名 久保田夏美」と書いてあるんやけど、著者のところは「なまっちゃ」さん。
久保田社長
はい。
田中
「なまっちゃ」名義というのは、どういうことなんですか?
久保田社長
私が学生の時から「なまっちゃ」という名前でSNSを使って発信をしていて。
なので古くから知っている人とか、SNSで今までいろいろ広めてきたので、「なまっちゃ」のほうが馴染みがいいと思って、本は「なまっちゃ」でつけたんです。
田中
なるほど。普段から「なまっちゃ社長!」と言われているわけではない?
久保田社長
あ、ではないです(笑)。
普段は「久保田夏美」としてやっているんですけど、でも結構お客様とか、それこそSNSで知り合った方とかは、「なまっちゃさん」「なまっちゃ」とニックネーム的な感じで呼ばれています。
田中
この御本に「サインください!」って言われたら、どっちで書きはります?
久保田社長
サインくださいって言われたら……「なまっちゃ」って書くかもしれないです(笑)。
田中
やっぱり、「なまっちゃ」さんじゃないですか(笑)。
久保田社長
あはは。
コーヒーが飲めず、抹茶ラテに注目
田中
そもそもの抹茶との出会いというのは?
久保田社長
そうですね、抹茶との出会いは中学生くらいの時なんですけど。
もともとコーヒーとか紅茶が飲めなかったんですよ。
それは味もあるし、飲むとお腹が痛くなるとか。
田中
わかる、緩くなる人いますよね、時々ね。
久保田社長
はい。だから飲めなくて。
でも、中学生くらいになると友達とスタバ行ったりカフェ行ったりするじゃないですか。
田中
はい、はい。
久保田社長
そこで私、飲むものがなくて。その時に選んでいたのが、抹茶ラテで。
田中
はい。
久保田社長
抹茶ラテだと「ラテ」ってついているから、ジュースじゃない、友達と仲間入りしている感じがするしっていうところから、抹茶が好きになっていって。
田中
ええ、ええ。
久保田社長
あと、私、ずっとアイドルが好きなんですけど、推しの鈴木愛理さんっていう……
田中
元℃-ute。
久保田社長
あ、そうです。
田中
鈴木愛理さん、僕も好きですよ。
久保田社長
あ、ほんとですか?!
田中
特にね、いろんな曲あるけど、Official髭男dismの方がつくった曲がすごく好きで。
久保田社長
あの、おしゃれなやつ。タイトルが……。
田中
タイトルが……僕も思い出されへんねんけど、ちょっと待って、思い出せるんですよ……!
久保田社長
(笑)。
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放送:隔週 月〜金曜日 15:40ごろ〜





