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2026年8月13日「街角diary」上田豪がお届けします。

上田 豪


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うっかり忘れてた二週間分の日記

おはこんばんちは。
広告探偵の上田豪です。

今日は木曜日なのを忘れてました。とはいえ飛ばすわけにもいかないので慌てて書きました。まんま、タイトル通りです。

読後感についてはいつも通りかどうかわかりませんが暇つぶしにはなるかもしれません。


*****

7月30日
井の頭線車内にて。床に座り込んで駄々を捏ねている幼児。見るからに2歳児ってとこだろう。はいはいという感じで母親が抱きあげる。まんまと30秒で寝落ち。世間ではよく悪魔の2歳児と言うが、むしろわかりやすくてその頃が一番可愛いだろ。



7月31日

来週のロケ撮影のシミュレーション。限られた時間の中で果たしてこのセッティングが現場で素早くできるのか。ロケは事前準備と天候がものをいう。ロケハンもしていない中での一発勝負ですがうまく撮れなかったらごめんなさい。


8月1日

休日出勤。だがしかし。この道37年の予感は馬鹿にできない。右往左往でほぼ進展がないまま一日が終わる。


8月2日

日付が変わろうとする時間になりようやく出張の荷造りに取り掛かることができる。焦って荷造りをして忘れ物をしなかったためしがない。こういうことこそAIがやっておくべき。


8月3日

「飛行機のチケットの買い方も飛行機の乗り方もいまだによくわからない俺がひとりで飛行機に乗れるわけがない」と普段から豪語しているせいで、俺をアテンドしなければならなくなった加納さんが待つ羽田へ。10:30集合のはずが何故かお互い11:00になる。羽田は時差があるのかもしれない。ここから米子空港を経て船に乗り、島根県の隠岐諸島にある海士町へ。丸一日移動である。リバプールの風になった山田くんのように、このまま上田くんも隠岐の風になってしまうかもしれない。明日のことなど誰にもわからないのだ。


8月4日
海士町を盛り上げようと奮闘する多くの方々のお話を拝聴した。とにかく驚きの連続だった。情熱を燃やして使命感に駆られている人は美しい。
この町にはそんな人たちがたくさんいる。


8月5日

ひろのぶと海士町に行く。のリアルタイム実況、全員が投稿できるようになったというが、どう考えても同じ道中を共にする誰かと投稿が被ることしか想像ができない。というわけで、俺はみんなの箸休めに徹して特に意味のない投稿しかしないことにした。そんなにグイグイ前に出たがるタイプでもなければ、そもそも人と同じ行動をするというのがどうも苦手なのであった。


8月6日
海で泳いだ。いつ以来だろう。おそらく15年以上は遡るかもしれない。そしてなにより劇的に海が綺麗だった。こんな海なら一日中入っていたい。そしてふと思う。サザンオールスターズ=湘南、のように海士町のイメージを纏ったバンドを売り出せば、海士町のアピールにもなっていいかもしれないと妄想する。それこそ、ひろのぶ & the others=海士町ってことで。……まあ、ねえな。


8月7日
毎日が感動と驚きの連続だった海士町への出張を終え帰京。米子空港からひとりで飛行機に乗らなきゃならなかったせいか荷物がクソ重かったせいか、羽田に着いたら一気に疲れた。ここから電車に乗る気力もないのでリムジンバスで帰ることにする。雑な仕事は心を壊す。妥協を重ねると妥協に気づかなくなる。窓の外を流れる東京の夜景を眺めながらこの先の自分の仕事と自分の人生について自問自答する。


8月8日
早朝6:00から秩父大滝へ向かう。我がチームの1泊2日の合宿。出張明けに合宿とか我ながらタフだなと思う。久しぶりに外野守備につき身体を動かす。「代表、こまめに水分を取ってください」と保護者の方々から心配されたりもするが、水が飲めなかった昭和世代の野球経験者はいくら暑くてもこまめに水分を取る習慣がない。そんなことよりグラウンドに出て身体を動かしている間は忌まわしいことも嫌なことも不安も悩みも全てを忘れられる方が俺にとっては自らの熱中症リスクより重要なことだ。



8月9日
新チームのオープン戦。1、2年合わせて4人しかいない新チームは、他のチームとの合同チームを組んで公式戦を戦っていくことになる。まだ合同練習もほとんどしていない中で、今日のオープン戦の結果は1勝1敗であった。この先合同練習をきっちりやって仕上げていけばそこそこ勝負になるかもしれない。一回戦負けのイメージが付きまとう合同チームとはいえ、勝ちを諦めたりはせず来週からの大会は真剣に勝ちにいく。うちの指導力ならそれが実現できるはず。


8月10日

情報を浴びることや自ら発信をするという意欲を失っている自分に気づく。この10日で海士町・秩父大滝としばらくSNSから離れる環境に身を置いたからかもしれない。しばらくはDMと、あとはオフライン中心でいいかな。


8月11日

ジャイアンツカップ。団体の垣根を超えた中学硬式野球日本一を決める大会。いわば中学生球児の甲子園みたいな大会である。その大会運営のために府中市民球場へ。全国レベルのチーム同士の試合を見ながら、いつか我がチームもこの大会に出場できたら最高なんだけどなと思いつつ、それ以前に我がチームは存亡の危機にあるということを思い出したのであった。




8月12日

我がチームのOBたちに送った運営資金のカンパをお願いする手紙。チームの口座にカンパを振り込んだとの連絡と共に返事が来はじめた。そこにはOBそれぞれのチームに対する想いや愛が綴られていた。この先も応援してますという言葉がリフレインする。俺がボランティアでチーム運営をしている理由はただひとつ。巣立っていったOBたちの帰れる場所を守ること。高校に行っても大学に行っても社会人になっても練習に顔を出してくれるOBがいる限りこのチームを無くせない。ただそれだけだ。




どうでもいいか。どうでもいいな。

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  • 上田 豪 広告・デザイン/乗り過ごし/晩酌/クリエイティブ


    1969年東京生まれ フリーランスのアートディレクター/クリエイティブディレクター/ ひろのぶと株式会社 アートディレクター/中学硬式野球チーム代表/Missmystop