若者よ、アジアのウミガメとなれ
7月13日の関西学院大学商学部での講義に合わせて、週末から火曜まで大阪にいました。
思い返せば2009年から数えて18年、年1~2度、母校にて教壇に立ったことになります。往時、お声かけくださった寺地孝之教授が来年で定年退職される運びとなり、今年を最終講義とすることにしました。

2011年4月、講義のために用意したスライドを基にしたメモをwebメディアTechwaveに「若者よ、アジアのウミガメとなれ」 というタイトルでまとめたのですが、これが有り難いことにそこそこの反響を呼びました。
次第に同じテーマの講義を、龍谷大や早稲田大、大阪や東京のIT企業からも依頼されるようになりました。2014年は、関西学院の商科百年の記念学術講演の大役も務めました。

2016年12月、ゴマブックスより同タイトルにて書籍を発行。本書の解説は、かの田中泰延さんに書いていただきました。
発売週にはAmazonビジネス・経済カテゴリーでデイリー1位となり、累計2万部まで届いたと版元から報告を受けています。

また書籍発売をきっかけに、更に講義講演の依頼が加速。2018年は20回以上も引き受けてしまいました。…さすがに色々と本末転倒である、と自覚し、翌2019年を最後に止めたのですが、以降も講義を始めた契機となった関西学院の非常勤講師だけは続けていたのでした。
僕自身は2017年に家業(丸1グループ)を承継してからも、ペースを落としつつ今も世界雄飛を目論むグローバル視座の若者起業家へのエンジェル出資を続けています。
最終講義でも触れたのですけど、僕は心底「若者の起業」が好きやったんだな、と思い返しています。
この歳になってもまだ参画できてて幸せ者だな、と。

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しばらく音沙汰のなかった、ハラカドの小杉湯で知り合った起業家のたまご、加藤大智くんから、7月12日にメッセージが届きました。
あのとき渡した拙著『若者よ、アジアのウミガメとなれ』を、ようやく読んでくれたようです。
『ポールさん!!今週末は面談の予定をストップして、いただいた本を一気に読み切りました!📚 面白くて夢中になってしまいました😌
いくつもの金言が印象的でした!
まず、どれだけ売上が伸びていても、既得権益の壁によって広告枠を変えられなかった話です!
「成熟産業には先人がいて、新しい産業だからこそベンチャーが勝てる」という考え方がとても刺さりました。ルールが固まった市場ではなく、まだ定石のない市場で勝負しなきゃいけないと思いました。
また、「大手が参入しづらい市場こそベンチャーの活躍の場」という考え方も、今の僕らの事業に重なりました。
ブルーカラーの領域は間尺が合わないし、人材業界は一社が独占できる市場でもない。だからこそ、僕たちベンチャーに大きなチャンスがあると思ってます!🙌
そして、一番心に残ったのが「成長の尻馬に乗る」という言葉です。
市場の追い風に乗ることの大切さを改めて考えさせられました。AIが進化するほどホワイトカラーの仕事は代替される一方で、相対的にブルーカラー人材の価値は高まっていくと考えてます!
この市場の変化を追い風にして、僕たちもブルーカラー領域に特化した人材会社として成長していきたいです!!
あと、僕はまだ幼稚園か小学生だからピンと来てないけど、ライブドアショックの話も印象的でした。
僕も起業してから2年間ほぼ売上ゼロで、資金ショート寸前を2回経験しました。規模や圧はまったく違いますが、事業を大きくしていく以上、これからも大きなピンチはあると思っています。そんな時でも、ポールさんのように冷静に乗り越えられる経営者になりたいと思いました!!😆
そして、日本のGDPが縮小していく中で、日本だけではなく海外で勝負し、少なくとも外貨を稼ぐ企業を作りたいです!!』
うん、せやな。
若者よ、アジアのウミガメとなれ。応援してるで。
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