「結果のわからないチャレンジャーを応援する」
その理念のもと、さまざまなベンチャー企業やNPOを応援する、FIRST DOMINO株式会社。年に一度、FIRST DOMINOが応援する企業が集まる交流会「ドミノタオス」が12月に行われています。
毎年、テーマや会場を変えてパワーアップしている「ドミノタオス」。2026年は、聖学院中学校・高等学校に約50人のチャレンジャーが集いました。

テーマは「おとなのガチ文化祭!!」。
さらに、前半の部では聖学院の生徒約20名も参加。見えない“未来”を自分たちで描いて本気で挑むFIRST DOMINOの“おとな”たちと共に「やりたいこと」を形にしていくワークショップや、お楽しみ・じゃんけん大会が行われました。
「生徒たちに体験を贈りたい。“やってみたい”を応援し叶える機会をつくりたい」
そんなFIRST DOMINOの想いと聖学院の協力で実現した一夜と、じゃんけん大会の賞品として2人の生徒が体験した東京上空ヘリコプター遊覧飛行の様子をレポートします!
【目次】
おとなの“本気”と生徒の“夢”で起こる化学反応「おとなのガチ文化祭!! ドミノタオス2025」
「祭」の開始は熱狂から! NEO阿波踊り集団「寶船」パフォーマンス
2025年12月19日(金)、17時。
「おとなのガチ文化祭!!」——祭りの開幕です!
オープニングは、NEO阿波踊り集団「寶船」のパフォーマンス。

聖学院の集会室に響く、腹に響くの太鼓と鉦の音。おとなも、生徒も、一緒になって拍手を送ります。

「寶船」の次代のヒーロー、伊織くんも演舞。会場はどんどん熱気に包まれていき、最後は熱狂の渦で、全員で輪になって踊ります。

阿波踊りの起源は「無礼講」。
今夜の「ドミノタオス」も堅苦しいことはナシ! みんなで盛り上げてつくっていく。そんな勢いを、「寶船」の熱いパフォーマンスがつくってくれました。
NEXT SENSEIをギュッと体験! 生徒の「やってみたい」にみんなで本気で向き合う
空気も身体も温まったあとは、食堂に移動。8人ずつのワークチームに分かれてすわります。
テーブルには、踊って歓声を上げてペコペコになったお腹を刺激する、ピザたちが。今回の目玉! ピザをみんなで食べて交流しながらのワークショップです。

ワークショップを進めるのは、株式会社NEXCENT(ネクセント)の小澤悠さん。

NEXCENTでは、ビジネスパーソンが中学校・高校へ行き自身の経験を語る企業研修「NEXT SENSEI」を運営しています。
「みんなが先生になれる」。そんなプログラムをつくっている小澤さんが、この日のために、生徒たちの「あったらいいな」「やってみたいな」へ起業家であるおとなたちが本気で向き合い、「どうしたら実現できる?」を一緒に考えるワークショップを用意してくださいました。
その名も、「夢一緒に叶えたろ! ワーク」。

いま興味を持っていること。やってみたいこと。最初は少しずつ、けれど時間が進むごとに熱く語りだす生徒たち。
一人ひとりの話を真剣に聞き、自身の知識や経験から一緒に考えを整理したり、アイデアを膨らませたりしていく、おとなたち。

どのグループも、みんなの眼差しがどんどん鋭くなり、ディスカッションが白熱していきます。
小澤さんもワーク中に各グループをまわって様子を見ながら、話が詰まっているところにはアドバイス。

そうして、生徒たちそれぞれに、みんなで話した自身の「やりたいこと」を紙に書いていきます。


3Dプリンターの活用や、街づくり。一人ひとり、自身の興味・関心がはっきりしていて、力強く発表してくれました。
終了後にはグループの起業家たちとさらに深く話したり、連絡先を交換して今後のアドバイスのお願いをしている姿も。
おとなたちも「中高生がすごくしっかりしていて、びっくりした」「刺激をもらった」と語りあい、ワークショップを通してみんなの顔の明るさ・輝きが増したようでした。
参加してくれた生徒限定! お楽しみコンテンツ「じゃんけん大会」
聖学院の生徒のみなさんと過ごす時間、最後はお楽しみコンテンツ! 会場全体で「じゃんけん大会」を開催しました。
じゃんけん大会の賞品の一つが……
「ヘリコプターで東京上空を周遊 ペアチケット」
賞品が発表されると「うお〜!」「行きたい!」という声が会場のあちらこちらから聞こえてきました。おとなたちも「いいなー!」「俺も行ってみたい……!」と、顔をワクワクさせています。
じゃんけんには、おとなたちも参加。おとなが勝てば、賞品はそのグループの生徒へ贈られます。豪華賞品に「勝ち手」を予想しようと上を向く生徒。自身のグループの生徒に栄光を、と白熱するおとなたち。
1回1回のじゃんけんに、「わ〜!」「おぉ〜!」と会場が湧き上がり、勝った人も、とれなかった人も、みんなで大拍手。
最後は、今回の「ドミノタオス2025」の聖学院での開催にご尽力くださった、山本周先生からもご挨拶の言葉をいただき、改めてたくさんの力で盛り上がった場を振り返りました。

【山本周先生より】
学校という場所で、これほど熱量のある「おとなのガチ文化祭」が実現できた背景には、大切な人たちとの『ご縁の積み重ね』があります。
はじまりは、小澤さんと共に過去2回実施してきた『NEXT SENSEI』でした。そこから何十社もの企業のみなさまと繋がり、イベントを共につくってきた歩みがあります。その確かな信頼関係の中で、今回、小澤さん、大塚さん、安田さんにお声がけをいただいたことで、この聖学院での開催が実を結びました。
生徒たちの未来に刺激を与えてくださったFIRST DOMINOの仲間たち、そしてこれまで共にドミノを倒し続けてくれたすべてのみなさまに、深く感謝いたします。
まさに「文化祭」のような時間になりました。
※ 賞品となったヘリコプター体験の様子は、本記事後半でお届けします
抹茶ケーキで、みんなでお祝い!
生徒たちをお見送りしたら、後半はFIRST DOMINOの企業同士の交流会。「後夜祭」です。
ここで、サプライズ企画! 「寶船」のメンバーのご結婚をお祝いしました。

運ばれてきた大きなケーキに、新郎新婦のお二人でケーキ入刀。みんながたくさん記念撮影をしながら、大きな拍手で祝福です。

特製のウエディングケーキは、抹茶スイーツブランドの「千休」さんがご用意くださったもの。

スポンジはしっとり、抹茶クリームは濃厚。小さくカットして会場の参加者みんなで分け合ったところ……すぐに完売してしまいました!
「リアル・米澤渉のふたりごと」阿波踊りの魅力を語る
みんなでケーキを食べながら、この1年のFIRST DOMINOで生まれた活動や、これからの企画などの報告タイム。
そうして、最後のコンテンツは、「リアル・米澤渉のふたりごと」です。
Webメディア「街角のクリエイティブ」で掲載されてきた「米澤渉のふたりごと」。

NEO阿波踊り集団「寶船」連長の米澤渉さんが、ゲストと対談する企画です。
今回は「リアル・米澤渉のふたりごと」と題して、ゲストに東京・銀座を拠点に活動する「九尾連」の連長・まーくんこと井内正広さんに登壇いただき、15分ほどのトークセッションを行いました。

井内さんは、徳島県の出身。東京・銀座でカラオケスナック「銀座九尾」を経営しており、お店のお客さんを中心に声をかけて立ち上げて2023年に初めて徳島の阿波踊りへ参加したのが「九尾連」です。ビジネスパーソンを中心に、いまでは100人を越える規模になっているそう。
なぜ、新しい連を立ち上げたのか。阿波踊りの魅力。どうやってみんなを巻き込み、楽しむのか。さらにさかのぼって、なぜ井内さんは東京にきて「銀座九尾」を始めることにしたのかのお話もありました。
実はこの日の数日前、「銀座九尾」の集まりでもパフォーマンスをしていた「寶船」。今回の縁がきっかけで、2026年の徳島でもコラボがあるかも……?
ちなみに、「街角のクリエイティブ」の「街角diary」で火曜日を担当している加藤順彦さんも、2023年から九尾連に参加されています。2025年の阿波踊りに参加された様子の「街角diary」も、ぜひ開いてみてくださいね!
たっぷり語らった「ドミノタオス2026」は、最後に集合写真を撮影し、笑顔のうちに幕を閉じました。

刺激を受ける非日常な体験を。東京上空をさんぽするヘリコプターの20分
年をまたいで、2026年3月末。私は、新木場駅へ向かい、2人の聖学院の生徒さんとお会いしていました。

あの白熱した、じゃんけん大会。そこで「ヘリコプターで東京上空を周遊 ペアチケット」を手にした強運な生徒さんと、ヘリコプター体験をするために……!
おふたりと落ち合い、「東京ヘリポート」へ。到着して通された待合室からは、すぐ目の前でヘリコプターの離陸が見られます!

東京ヘリポートは、公共用のヘリポートで、都営空港の一つです。報道ヘリ、遊覧飛行、訓練飛行など、さまざまなヘリコプターが利用しています。

待合室では、「写真の撮影はOK、スマートフォンのバッテリーの持ち込みは禁止」「フラッシュ撮影はNG」「飲食物は持ち込みNG」など、いくつかの注意を受け、大きな荷物はロッカーへ。
そうして、待つこと約30分。わたしたちの乗るヘリコプターがやってきました。

部屋を出ると、「バタバタバタバタ」とヘリコプターの羽が回る音が鳴っていました。
十分に周囲に注意しながら、案内の方に従ってヘリコプターに乗り込みます。

席に着いたら、ベルトを締めて、ヘッドセットを着用。パイロットさんの声がヘッドセットから聞こえてきました。
さあ、20分の東京上空の旅のスタートです!




ところでですね、生徒のおふたりは「横並びで一緒に話して楽しめるように」と後ろの席でした。そして、全員が進行方向を見ているのですね。なので、ここからはただひたすら、東京を上空から見た写真がつづきます。
でも、ふたりもたくさんスマホで写真を撮って、互いに「あそこ!」と指しあったりしている様子が、背中越しにも感じられましたよ。
さて、最初に見えてきたランドマークは「東京ビッグサイト」。

パイロットさんが「あちらに見えてきます」と説明くださるのですが、地上で見て思っているサイズとだいぶ違う! もっと大きいイメージがあるので、気がつくのに少し時間がかかります。


レインボーブリッジをまわったら……

正面に見えてきました! 東京タワー!


空から見ても、カーブと朱色は美しかった……!
ここからどんどん、見知った街を案内されます。




生徒さんはここで盛り上がっていました。後から聞いた話によると、フライト体験の少し前に、渋谷スクランブルスクエアでプレゼンテーションを行ったのだそう。行ったことのあるところ、つい最近訪れたところを空から見られると、また違った感覚で気分が上がるようです。







そして、銀座の街並みへ。

上空さんぽは、そのまま銀座から日本橋のあたりにやってきました。
ビル群の写真の中で、なぜ日本橋だとわかるかというと……

青い屋根で、上から見たらある漢字になっている建物、わかりますか?

「円」。日本銀行です!
パイロットさんが「左手に『円』になっている日本銀行が見えますよー」とヘッドセットを通して教えてくださいました。
つづいて見えてきたのは、迎賓館。

もはや、どのような軌道で上空をまわっているのかわからなくなってきました。空は自由です。

つづいて見えてきたのは、新宿。「アナと雪の女王」の塔のような、東急歌舞伎町ビルが目立ちます。ちなみにこのビルは「氷」がテーマなのだそうです。
ここから少し角度を変えてみると……

いました、ゴジラ!
こうして空から見ると、かわいらしいなぁ……。

曇り空でスタートした上空さんぽですが、少し晴れ間も見えてきました。
雲の下は影が落ちるのだということが、不思議なほどにしっかりと見えます。

さて、そろそろ目玉のスカイツリーに向かっていきましょう。
通り道、まずは東京ドーム。

それからこれは……東京大学かな?

そして、やってきました、浅草。

浅草寺の五重塔が見えます。建物と並んで空から見ると、隅田川が広く感じます。

そうして正面に、東京スカイツリー。手前にはビール色に輝くアサヒビールのビルと筋斗雲も見えます。

ここからグッとスカイツリーに近づいていく様子は……動画でどうぞ!
本日の取材の様子です🚁
— 街角のクリエイティブ (@machikuri_site) March 17, 2026
後日のレポートを、お楽しみに✨
(動画のバラバラいう音は本物、声は後から入れています/街クリ編集部 廣瀬) https://t.co/6Y7YPGomQq pic.twitter.com/EwcAwk1Bek
グングン近づいていって、この迫力!
ここまで近づけると、地上から見るよりもむしろずっと大きく存在感を覚えます。
後ろの生徒さんからも「おぉ〜!」という歓声が聞こえてきました。
大インパクトを受けたところで、そろそろ東京上空のおさんぽも終わりへ。新木場の東京へリポートへ戻ります。
と、ここで遥か遠くを指してパイロットさんが「小さく山が見えるでしょ、あれがディズニーですね」と教えてくださいました。

……東京ディズニーランド・ディズニーシー、想像より遠い!

写真とともにたっぷり届けてきた、ヘリコプター遊覧飛行。東京の名所という名所を見られ、大満足。生徒さんもキラキラした表情で、ふたりで「あそこがよかった」「こんな写真を撮ったよ」など話していました。
ところで、これだけあちらこちらまわった上空さんぽ。何分のプランだったか、みなさん覚えていますか?
——20分です。
たった20分でこれほどまわれるヘリコプター、すごい。
ものすごくゆったり飛んでいるように感じるのですが、パイロットさんによると……
「180キロくらいで飛んでます」
「えっ?!」と驚くと、ふたたび「180キロ」と。
上空で最初に聞いたときは、聞き間違えかと思いました。そんなスピードを出しつづけている物体に乗っているなんて、思わずシートベルトをギュッと確認し直してしまった。
「全然、そんな速いなんて感じないのに……」というと、パイロットさんは「距離があるので、街が小さく見えますからね」と爽やかに笑っておられたのですが、きっと同じような反応をする人が多いのでしょう。生徒のおふたりも、着陸後に話していたら、やっぱり「180キロ」に驚いていたそうです。
もう一つ、ヘリコプター周遊で気がついたことが、東京という街の大きさと、緑の多さ。
空から見ても、地平線までずっと建物がつづく街の大きさに驚くと同時に、“大きな緑”も多いのです。コンクリートジャングルと思っていたけれど、緑がある場所を意識していなかっただけかもとも感じました。
別れ際、生徒のおふたりは最高の笑顔で「FIRST DOMINOさんのおかげで、貴重な体験ができました! ありがとうございました!」といって、駅の改札へ向かって行きました。空から見た東京の街は、地上に降りて歩いても、これまでとは少し違った見え方がしてくるかもしれません。
1枚目のドミノを倒すのは、わたしたち。感動をつないで、常識を覆せ
企業の交流イベントを、“未来”が生まれる学校で開催。生徒のみなさんにも参加いただき、ワークショップを通して刺激を受けあう交流を行う。さらに、普通では得られない体験の機会をギフトする。
どれも、“常識”を超えた試みです。
快く会場協力、そして生徒のみなさんにお声がけくださった聖学院さま。
積極的に参加くださった聖学院の生徒のみなさん。
ともに会を盛り上げ向き合った、FIRST DOMINOの仲間たち。
そして、こんな新しい会を「おもしろいんじゃないか?」と考えつき、「やりたい!」と実際につくったFIRST DOMINOさん。
みんなが、少しずつ「1枚目のドミノ」を倒し、出来上がった「ドミノタオス」です。
2026年はどんな「1枚目のドミノ」が倒され、どんな「ドミノタオス」が描かれるのか。きっと、あの夜集ったメンバーたちから、また新たな“常識を覆す”チャレンジの話が聞けることでしょう。
そのドミノは、世界を変える。
1枚目を倒すのは、わたしたち。今夜、ここに集ったメンバーが
「ドミノタオス2025」で参加者に配られたパンフレットより
次々とドミノをタオス。軽々と常識を覆す。
■ FIRST DOMINO株式会社
可視化された未来には投資しない。
FIRST DOMINOは、結果のわからないチャレンジャーを応援します。
▶︎Webサイト
■ 聖学院中学校・高等学校
先駆者たちの理念が宿るキャンパスに脈々と息づくグローバルスタンダード
今、原点に立ち返る“聖学院スピリット”
▶︎Webサイト
※本記事では生徒のプライバシーの観点から、生徒のみなさんのお顔やお名前がわからない写真のみを掲載しています。
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廣瀬 翼
レポート / インタビュー
1992年生まれ、大阪出身。編集・ライター。学生時代にベトナムで日本語の先生を経験。食物アレルギー対応旅行の運営を経て、編集・ライターとなる。『全部を賭けない恋がはじまれば』が初の書籍編集。以降、ひろのぶと株式会社の書籍を担当。好きな本は『西の魔女が死んだ』(梨木香歩・著、新潮文庫)、好きな映画は『日日是好日』『プラダを着た悪魔』。忘れられないステージはシルヴィ・ギエムの『ボレロ』。





