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2026年7月30日「街角diary」上田豪がお届けします。

上田 豪


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少年隊の錦織一清といえば、日記 part 5

おはこんばんちは。
広告探偵の上田豪です。


ここ数回、日記らしい日記を書くことに挑戦してきた。しかしまだ文字数が多いという課題は残ったままだ。今日はその課題に向き合って書いていこうと思う。

というわけで、今日も「いま何を読まされたんだろう」という読後感を味わえる木曜日。

俺の一週間を振り返ってみる。


*****

7月23日

代々木でラジオ番組の収録に立ち会う。同時に行うスチール撮影のアートディレクションのためだ。
ポートレートは被写体と撮り手の関係性が映る。限られた時間の中での撮影ほど、自然に被写体との距離を詰められる写真家のコミュニケーション能力の凄さを感じる。
そして残念ながら俺にはできない。だから俺自身はブツ撮りの方が好きなのだと思う。

晩酌の時間。高校時代のチームメイトが出演しているYouTubeを見る。感慨深さと当時の苦い思い出をアルコールで流し込む。


視聴途中で激しい腹痛に襲われる。トイレに籠城を繰り返す。何度考えても今日は拾い食いをした記憶はない。長い夜が終わらない。


7月24日

帰宅途中の中央線。待ちわびていた連絡に返信していたらうっかり立川まで乗り過ごす。

帰宅後、深夜にもかかわらずかつお出汁を取り、豚のスペアリブ・ちくわぶを煮込む。鍋の番をしながらたっぷり氷を入れたジョッキに泡盛・シークワーサー果汁・炭酸を注ぐ。健康的なキッチンドランカー。火を止める間際に空芯菜を投入して火から降ろす。明日の晩酌のお共。


7月25日

我がチームの公式戦。大会の準決勝。拮抗した実力の対戦はシーソーゲームとなる。残念ながら敗退。今日は運が味方しなかった。

夜、窓の外から花火の音。今日は各地で花火大会が行われているらしい。きっと今この瞬間に同じような花火の音を聞いている人がいる。同じ時間に生きている人の存在を感じられることは日常の中にいくつもあったりするのだ。

今夜の実践研究はトースターで作るローストビーフ。決して高性能なオーブンなんかではない。ごく普通のトースターだ。大事なことだから二度言ってみた。二度言っても言われても忘れる時は忘れるのは歳のせいだ。
脱線した。このローストビーフの作り方は一番簡単で一番上手く一番美味くできると思う。念のため大事なところは三回言っといた。

ザッピングしていた手が止まる。NHK BS。往年の中森明菜LIVE。歌唱力、表情、佇まい、ほんといい。つい最後まで見てしまう。やっぱりね、ピンで勝負できなければ本当のスーパーアイドルは生まれないよ。な。


7月26日

昨日の敗戦により3位決定戦へ。またしてもドラマティックな展開に。この試合は演出されているのかと思ってもおかしくない、まさかの延長タイブレークへ。運が味方したのか執着心が流れを引き寄せたのか、勝利を掴むことができた。

これで3年生最後の公式戦が終わった。これからの我がチームにはいつかきた茨の道が待っている。まあ見てろ。絶対また立て直してみせる。なにしろ俺から野球を取り上げたらもう何もないってのは自分が一番よくわかってる。

晩酌は昨日作ったローストビーフを自家製バルサミコソースで。美味すぎる。天才か。とうもろこしの磯辺揚げも止まらない。美味すぎる。天才か。うっかり土鍋の中の米二合が消えた。美味すぎる。天才か。




7月27日

仕事と野球仕事に追われる。とはいえなんだか気乗りせず、続きは帰って家でやろうと事務所を離れる。日が暮れたばかりの街が何故か悲しい。帰りがけに飲みの誘い。中野で途中下車。オケタニ教授とムラ係長と俺。50代のおっさん3人で飲む。何も保証のないこの先の人生の話。たまにはそういう真面目な酒もいい。そして今の俺には酒を飲むくらいの楽しみしかなくなってしまったのかもしれない、ということに気づいているような気づかないふりをしているような俺は、目の前にあるジョッキの底に沈んでいく。


7月28日

仕事中、必要に迫られてラッシュガードなるものを検索した。どうやら格闘技用語ではないらしい。なんでも昨今の男たちは海やプールに上半身裸で入らないんだそうだ。それじゃあせっかく海に行っても日焼けできねえじゃんよ、俺にはそんなもんいらんよと思いつつも、いまや人前に肌を晒せるような身体の持ち主じゃないことに気づく。誤解のないようにいっておくが素肌に派手な絵が書いてあるとかそういう話じゃない。なんとなく納得いかないまま仕方なく世間に従うことにする。


7月29日

コンビニにて。レジに商品を差し出す。「なんなんひゃくじゅうはちえ~ん」と言い放つ妙齢の女性店員。独特の言い回し。しかし、どこか聞き覚えのあるイントネーションに脳がフル回転する。あれだ、研ナオコの「なんまんたんまんご~」「あんかんまんむんし〜」だ。もはや目の前の店員が研ナオコにしか見えないし、笑いを堪えきれないし、もう夏をあきらめたい。


どうでもいいか。どうでもいいな。

 

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  • 上田 豪 広告・デザイン/乗り過ごし/晩酌/クリエイティブ


    1969年東京生まれ フリーランスのアートディレクター/クリエイティブディレクター/ ひろのぶと株式会社 アートディレクター/中学硬式野球チーム代表/Missmystop