ご挨拶
田中泰延です。街クリで毎日更新するダイアリーを始めました。ひろのぶと株式会社のメンバーが順番に綴っていきます。形式は自由なので、1週間分の日記にしてもいいし、いま一番言いたいことを書いてもいい感じにします。目標は唐木さんです。

7月26日 神楽坂まつりで寶船をみた
出版社をやってよかったと思うことのひとつに、知らなかった世界に触れるということがある。
「本を出す」という作業は、長い時間がかかる。そのなかで、預かる原稿を通じて、また著者と話す機会を得て、その人の生きる世界を教えてもらうわけで、まさにどっぷりとはまることになる。
田所敦嗣さんの『スローシャッター』では、世界中を渡り歩いて海産物を取引する仕事について知れたし、立川談笑さんの『令和版 現代落語論』では、ぜんぜん詳しくなかった落語が人生の楽しみのひとつになった。

そして、米澤渉さんの『踊る阿呆の世界戦略』で、これまでなにも知らなかった「阿波踊り」が大好きになってしまったのでありますよ。

その米澤渉さんが率いる「寶船」が神楽坂まつりで踊る。いてもたってもいられず、夜も眠れず昼寝してから向かいました。

今年の夏は暑い。真っ赤な「寶船」はさらに熱い。

「燃えて生きる」なんていうが、かんたんではない。しかし、ほんとに燃えて生きる人たちが目の前にいる。燃えてた。

東京ディズニーランドではじめて「エレクトリカルパレード」を見た時、16歳だった僕は泣いた。「人を本気で喜ばそうとしている」と思ったからだ。日本ユニシスという会社名も覚えた。いまその会社はBIPROGY株式会社というらしい。覚えにくいわ。
神楽坂でも、汗といっしょにちょい涙が出ました。燃えようよ。燃えて生きましょうよ。
400字で日記を書くルールなのですが初回から600字書くインチキをしました。
では、僕の番はまた来週。