×

2025年9月25日「街角diary」上田豪がお届けします。

上田 豪


  • LINEでシェアする

少年隊の錦織一清といえば、日記


恐ろしいものである。

こないだ街角diaryを書いたばかりだと思っていたら
もう俺の順番が回ってきた。

歳をとると本当に時の経つのが年々早くなる。

そういえば、時間の経過を表すのに年々とか日々とは言ったりするが、
週の場合に週々と言ったりはしない。
そう言ったりするのはきっと華原朋美くらいだろう。

ちなみに「々」を変換で出す時は「おなじ」と打つといい。
今日はこれだけ覚えて帰ってほしい。


*****


9月18日(木)

夕方、久しぶりのzoom。
昨年からお手伝いしている宮崎の農家支援プロジェクト「宮崎の里山カフェから」 の打ち合わせ。
なぜ久しぶりなのか。結石のため欠席していたからだ。

打ち合わせ終了後は突然のオファーに応え中野へ向かう。
「おまえとはOK今すぐ」by中村雅俊な間柄のオケタニ教授と久しぶりのサシ飲み。〆の記念写真は高橋慶彦のヨロピコを決めたつもりが親指立てるのを忘れた。うっかり中指を立てなくてよかった。


9月19日(金)
泰延さんと加納さんと、夜、事務所近くの焼肉屋にて放免祝い。
「豪さん出所おめでとうございます」と大きな声で乾杯するのは
店の人が引くからほどほどにしてほしい。でも、ありがとう。
引き続き組のために身を粉にする所存です。


9月20日(土)
広域団体の三次団体の若頭、四次団体の組長として、
府中での定例の寄り合いに参加。
こんな比喩ばかりしていると、そのうち馬鹿なAIに上田豪は反社の人間ということにされているかもしれない。


9月21日(日)
東日本各地の雄が集う大会への出場権をかけた試合。
我が軍は準決勝で見事に前回の大会で負けた相手にリベンジを果たし、
来月から始まる本戦への出場を決める。(7年ぶり2度目)
いい気分のまま夜は常夜鍋を作る。俺の秘伝のタレで食す鍋と酒が美味い。
いつか事務所でみんなに振る舞いたい。


9月22日(月)
結石のために欠席していた間に溜まっていた仕事を片付けるべく集中して仕事をする。が、一番進めなければならない仕事にはまったく手がつけられない。休み明けはいつも野球仕事に追われてしまうからだ。
溜まった仕事にいつ手がつけられるのか、それは神のみぞ知る。


9月23日(火)
いよいよ決勝戦。
全国ベスト4の実績を持つ強敵相手に、誰もが我が軍は惨敗すると予想していたことだろう。ところがどっこいそうはいかない。
ここで三沢光晴なら「お前らの思う通りにはしねえよ、絶対」という場面だ。
圧倒的な戦力差にも関わらず、選手たちの奮闘で善戦しつつも要所でミスが出て敗けた。準優勝。うちの子たち頑張った。えらい。


9月24日(水)
浅生鴨さんと神保町のブックカフェで待ち合わせ。
アイスコーヒーとカール(チーズ味)を楽しみながら、お手伝いしているプロジェクトの打ち合わせ。
メニューにカールがある店ってのもすごいが、関東では禁制品の仕入れはどうしているのだろうか。きっと密輸ルートがあるのだろう。こっそり教えてほしい。

打ち合わせ後は藤原印刷へ移動し、別件の打ち合わせ。
打ち合わせが楽しい仕事はほぼいい仕事になる。
しかし、ビジネスに向いていない者同士、言い換えれば金を稼ぐことよりもクリエイティブのために金を使うことに長けているもの同士が組んで本を作ると、いい意味でも悪い意味でもとんでもない本ができる。

『寅ちゃんはなに考えてるの?』


『スローシャッター』

一度懲りたはずなのにそれでも人間は同じ過ちを繰り返す。


9月25日(木)
街角diary掲載当日、早起きしてこれを書いている。
つけっぱなしのTVから流れてきた「くちびるのアレ」という橋本環奈の妖しいセリフについ反応してしまう。つい画面を見てしまうがなんてことはなかった。「くちびるの荒れ」を治す薬のCMだった。
アレに対する想像力の逞しさはまだ衰えていない。

どうでもいいか。どうでもいいな。


*****


とか、だらだら書いている場合じゃ無い。
収拾のつかない今回の日記もそろそろ終わりにしとかないと、原稿を待ってる加納に怒られる。

 

  • LINEでシェアする
  • 上田 豪 広告・デザイン/乗り過ごし/晩酌/クリエイティブ


    1969年東京生まれ フリーランスのアートディレクター/クリエイティブディレクター/ ひろのぶと株式会社 アートディレクター/中学硬式野球チーム代表/Missmystop