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2026年9月17日「街角diary」上田豪がお届けします。

上田 豪


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肉桂と書いてニッキと読むpart5

おはこんばんちは。
広告探偵の上田豪です。

マジックが点灯している首位阪神に0.5ゲーム差と迫っている我がジャイアンツ、阪神が連敗しているというのにうっかりそれに付き合ってしまう律儀な巨人軍に逆転優勝を信じながらも一抹の不安を覚えてしまう今日子の吾郎、みなさまは毎日飽きもせず降り続く雨にも負けず元気にお変わりないですかと思いつつ今週も書いております。

読後感についてはいつも通りかどうかわかりませんが暇つぶしにはなるかもしれません。

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9月10日
世間にはアキッパとかナゲッパというサービスがある。そんなサービスが持て囃されているのならば、ミソッパとかスキッパとかスリッパとかゲロッパとかっていう革命的なサービスを俺も考えてみたいし、なんなら愛川欽也の嫁はケロンパだしダチョウ倶楽部の上島竜兵のギャグといえばやっぱりクルリンパ。ここ試験に出るから覚えておくように。


9月11日
長年この稼業をやっていると「専門性を軽視する人たち」に出会うことが多々ある。時間のないスケジュールにも関わらず、すぐ仕事に取り掛かれるような下準備もないような雑な依頼に直面したり、単なる作業人扱いを受けたりといった経験のある制作者も少なくないだろう。長年の経験から言わせてもらえれば、そんな仕事を持ち込む人に付き合っていると、間違いなくそういう人は別の「専門性を軽視する人」を連れてくる。何故か。それは周りがそんな人ばかりだからだ。そして、そんな状況を打開する方法はひとつしかない。とっととその仕事から降りることだ。仕事が自分の生き死にに直結するフリーランスはそういう人たちには関わらないこと。フリーランスには仕事と仕事相手を選ぶ自由がある。フリーランスの諸君、それを忘れるな。


9月12日
深大寺蕎麦の生麺を入手し茹でる。フライパンに浅く油を張り、焼き天ぷらをキメる。そういえば天ぷらの原型ってのはそもそも鉄砲と一緒にポルトガルから伝来したものだ。つまり厳密にいうと和食ではない。そしてもっといっちゃうと関東の天ぷらと関西の天ぷらにはいくつかの相違点があるのだが、関東大震災をきっかけに天ぷらが日本全国に広まった時に、関東の天ぷらと関西の天ぷらの異文化交流が進んだそうだ。もちろん諸説ある。そして天ぷらを調子に乗って食べすぎると翌日必ず胸焼けしたりする。それはもちろん今これを書いている俺のことだ。



9月13日
東日本選抜大会予選。勝ち上がって昨年に引き続き連続出場を狙っていたものの、我がチームは久しぶりの予選トーナメント一回戦敗退。合同チームとして連携プレーの精度はまだまだ、チーム力という部分で単独チームには劣る点も多い中、それでも途中、リードされていた展開をいい形で逆転するなど、キラリと光る見せ場は作った。まだ数えるほどしか合同練習をしていない、形がまだしっかりしていないチームとはいえ、この先に期待が持てる試合内容だったように思う。前回大会と今回の大会で勝利の喜びと敗戦の悔しさを味わったこのチームが、ひと冬越えて纏まってきたとき、子どもたちの目の色がどうなっているかを俺は楽しみにしている。




9月14日
うっかりnoteで真面目なことを書く。https://note.com/go_ueda/n/nf4be47390632 俺としたことがここんとこ真剣に仕事で真面目なことばかりを考えていたせいかもしれない。というわけで、その文章を読んだら400字詰め原稿用紙5枚以内で感想文を提出するように。コメント欄でもtwitter DMでも可(配点20)




9月15日
浅生鴨さんが制作する『TECH』https://neconos.net/books/lp839h964w5/ というグラフィックノベルの装幀仕事。その刷り出し立ち会いのため、鴨さんと一緒に豪雨の中、中央道で長野県松本にある藤原印刷へ向かう。プリンティングディレクターの花岡さんとは、田所敦嗣さんの『スローシャッター』https://hironobuto.base.shop/items/68573065 の装幀を手がけたとき以来の再会であった。シルバーを剃ったあとにプロセス4色を刷るという、発色を考えるとなかなかハードルの高いことを要求したにも関わらず、色校正の時点で想像を超えるクオリティのものがあがってきて度肝を抜かれていたのだが、まさか刷り出しでさらにその上をいく仕上がりを目の当たりにし思わず感嘆の声をあげる。安さと早さを追求した結果、入稿されたデータを機械的にただ出力するネットプリント全盛の世の中。それとは真逆の「心刷」を掲げてクオリティを追求する藤原印刷の現場では、機械まかせではなく専門職としての人間の経験と知識がものをいう。花岡さんのような印刷のスペシャリストの存在は、近い将来伝統芸能のようになってもおかしくないかもしれない。だとしたらいっそのこと印刷技術者としての人間国宝を目指して欲しい。それに負けじとアートディレクターの俺は、愛されるヒモとして人間国宝を目指そうと思う。




9月16日
声を大にして言いたい。リモート会議が大嫌いだ。何故か。人の表情や息遣いや空気、つまり言葉ではない言葉が伝わらないからだ。それでも100歩譲って報告事項だけの情報共有目的のリモート会議ならまあ許そう。だがしかし。議論が伴うリモート会議は本当にしたくない。ついついトゲのある物言いをしがちになったり場合によっては喧嘩腰になっちゃったりして本当によくない。だから切に願う。アップルでもトヨタでもソニーでもいい。一日も早くどこでもドアを開発しろください。


どうでもいいか。どうでもいいな。

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  • 上田 豪 広告・デザイン/乗り過ごし/晩酌/クリエイティブ


    1969年東京生まれ フリーランスのアートディレクター/クリエイティブディレクター/ ひろのぶと株式会社 アートディレクター/中学硬式野球チーム代表/Missmystop