燕三条に自立援助ホーム”MOMO”を開きました
25年12月、我が家業=丸1グループの一般社団法人サンクチュアリつねよしが、新潟県のまんなか燕三条にて自立援助ホームMOMOを開業しました♬
自立援助ホームとは、児童養護施設や里親家庭を巣立った若者を、全国の児童相談所および社会福祉協議会を通じてご紹介いただき、社会の中で自分の生活を築いていくための“大切な通過点”となる自立を支援するための共同生活型施設です。
入居者=利用者は、若者。仕事や学業をしながら生活を安定させ、社会人として独り立ちする力を身につけていきます。
ホームは、食事の提供、金銭管理のサポート、就職・進学の相談、心のケアなど生活全般にわたる支援を行います。職員は利用者が困ったときに寄り添い、嬉しいことがあれば共に喜ぶ…そんな関係を築きます。
対象年齢は、原則として義務教育終了後から満20歳未満まで。2024年4月に施行された改正児童福祉法により、支援の在り方がより柔軟になりました。必要性が認められた場合には20歳を過ぎても入居を延長できるようになり、また「自立が可能になるまで年齢の上限なく支援できる」との方針も打ち出されました。すなわち自立援助ホームは“年齢で区切る”のではなく、一人で暮らしていく力を育てるまで、しっかり支援することを目的とした場所へと進化しています。突然に家庭に居場所がなくなったり、生活基盤を失ったりした若者が一時的に安心して暮らせる場所としても活用します。

MOMOは地域の人々とともに若者を支える新しい拠点です。
燕三条は、金属加工や木工、刃物づくり等の“ものづくりのまち”。地域には六千社以上の企業があり、現場では、日々新しい挑戦と創造が行われています。伝統と革新が共存する土地柄だからこそ、若者が自分の興味や才能を見つけ、見たこともない職業に出会える可能性が広がります。老舗企業が培った技術を新たな職人が引き継ぎ、製品やブランドを生み出しています。アウトドア用品やデザイン分野でも注目され、クリエイターが集まる地域でもあります。そんな燕三条での就労支援の機会を積極的に設けていきます。さまざまな仕事を紹介できそうで、楽しみです。
MOMOのもうひとつのアピールポイントは「食」。新潟産の美味しいお米と、地元の農家さんから仕入れる新鮮な野菜が中心。そして心も体も温まる「お椀の食」が毎日の暮らしを支えます。地元で仕入れた旬の食材を使って、具だくさんの汁物を提供します。食卓を囲む時間は、利用者にとって安心できるひととき。「おかえり」「いただきます」と交わす声が、日々の小さな幸せを積み重ねていきます。

全国から燕三条にやってくる若者が、このまちで新しい未来を描き「ここで暮らせてよかった」と感じられるように、MOMOはその橋渡しを担っていきます。新天地で希望を得て、自分の力で生きていくための準備を整えるための“未来の家”になります。
ご関心いただいた方はぜひLINEで繋がってください。 https://lin.ee/RPH0qUP

所在地:新潟県三条市嘉坪川
入居対象:男性
義務教育終了後~おおむね20代までの男性(原則として児童相談所経由の方のみ入所対象)





