12月16日は、2冊の本の誕生日でした。
みなさん、こんにちは。
水曜日の担当は、ひろのぶと株式会社 編集の廣瀬でお届けします。
担当前日の夜になると、ただの日記にしようかなぁ、あたためているエッセイを書いてみようかなぁ、最近あった珍体験にしようかなぁ、「平和です」シリーズにしようかなぁ、なんてもやもやんと考えるものでありますが……。
そうしてぽややーんとTwitter(X)を眺めていた12月16日。
パッと、加藤順彦さんの投稿が目に入ってきました。
本日は12月16日。#ひろのぶと株式会社 が 「#スローシャッター」(2022年なので3周年)「#つねにすでに」(2024年なので1周年)を発行した日です。
— 加藤順彦ポール (@ykatou) December 16, 2025
あー、どうも、ありがとうございます。
なので、まだお手元にない方はぜひ今日の記念にオンラインにてぽちっとお買い求めください。
……っは!
そうだ、そうなのです!
昨日12月16日だったのです!
そうして12月16日は、ひろのぶと株式会社の刊行で、編集を担当した(編集チームに入った)田所敦嗣『スローシャッター』と、梨/闇『つねにすでに』のお誕生日なのです!
『スローシャッター』も、『つねにすでに』も、おめでとう!
『スローシャッター』著者の田所敦嗣さん、『つねにすでに』著者の梨さん、株式会社闇さん、そして本を手にしてくれている読者のみなさん、本を届けてくださっている書店のみなさん、ありがとう!
ということで、今日はそれぞれの本について、あらためて「最近、街角のクリエイティブを読み出しました」というかたへ本の紹介と、最近のお知らせを書いてみます。
【目次】
◎ クリスマスプレゼントにもおすすめの『スローシャッター』
> 田所敦嗣さんが「街角のクリエイティブ」でエッセイを連載くださっています
◎ “あの頃のインターネット”が感じられるホラーの新しいカタチ『つねにすでに』
> 12月16日に新たな仕掛け。「ベストホラー2025」もエントリー!
クリスマスプレゼントにもおすすめの『スローシャッター』
まずは『スローシャッター』から。
『スローシャッター』は、水産系の商社に勤めて世界を飛び回ってらっしゃる田所敦嗣さんが、仕事を通して各地で出会った人々とのことを記したエッセイ集。2022年12月16日の刊行です。

田所さんが旅での邂逅をnoteに記しはじめたのは、2020年からのコロナ禍の中で、海外へ行けなくなってから。そのとき、ふとこれまでのことを思い返すように、海外での交流が特別になった時間の中で書き始めたそうです。
そこに描かれているのは、田所さんのお人柄を通して見える世界と人々。一般的な旅行ではなかなか行かないような——アラスカや、チリの都心から離れた街など。仕事に向き合うプロフェッショナルたちの眼差し。そうして、仕事を通して長期的に、複数回関わるからこそ生まれる交流……。
仕事って、かっこいいね。
人と人って、こうして関係を築いて交わっていくものだよね。
改めてそんなことを感じて、世界がちょっとやさしく、あたたかく感じられるようになる……私は、田所さんの文章とお話は、そんな本だと思っています。
本書の刊行にあたって、コロナ禍明け最初の出張に、ひろのぶと株式会社代表で本書の編集を担った田中泰延が取材同行。その旅も、最後の一篇に書き下ろしとして収録しています。
3年前は骨身に染みてありがたく感じていたことが、今改めて読むと「当たり前」になってしまってはいないか、とも思います。違う違うと、当たり前じゃなくてありがたいことなんだと、読むたびに自分を引き戻してくれる一冊です。
クリスマスプレゼントの一冊にも、おすすめですよ!
スローシャッター
田所敦嗣|ひろのぶと株式会社
※ 本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
田所敦嗣さんが「街角のクリエイティブ」でエッセイを連載くださっています
「街角diary」をご覧くださっているみなさんは、すでにご存じだと思いますが、ただいま田所さんが「街角のクリエイティブ」で毎週金曜日にエッセイを連載くださっています!
連載名は「田所敦嗣の出張報告書」

8月からスタートして、先週の金曜日で17回となりました。
あっという間に、4カ月以上です。
『スローシャッター』にはなかった国内のお話や、書籍刊行後のお話もあります。
水産系商社でお仕事をされながら、毎週エッセイを届けてくださる田所さん。週一で「街角diary」を更新するようになって、毎週あのあたたかさが広がる文章を生み出す田所さんのすごさを、より一層感じています……ありがとうございます、田所さん。
みなさん、ぜひ、金曜日の楽しみにされてくださいね。
“あの頃のインターネット”が感じられるホラーの新しいカタチ『つねにすでに』
梨/闇『つねにすでに』はホラー小説集。2024年12月16日の刊行です。

AからZにつらなる、ネット怪談(ロア)。
それぞれが独立しているようで最後まで読んでいくと少しずつ……?!
「2ちゃんねる」や「アスキーアート」など、“あの頃のインターネット”文化盛りだくさん。そして、ディスコードや最新のAIまで登場する、まるで「インターネット文化の歴史を辿る」ようなところも楽しめる一冊です。
お化けとか、ワッと驚かされたり血が流れたり……というのはありません(たぶん)。
「考察型」なんて言われることもありますが、推理ものが好きな方にも楽しんでいただける。そんな気がして、私はこの『つねにすでに』の著者のお一人、梨さんの作品でホラーのイメージが変わりました。
「つねにすでに」は、元は昨年インターネット上で公開され、リアルタイムでの改変や仕掛け——「ネット怪談(ロア)」が盛り上がった、ホラー作家の梨さんと株式会社闇さんによる、実験的なコンテンツ。
「ネット怪談(ロア)」だからこそ、書籍という形で“定着”させて、一つの作品の完成したと、思っています。
書き下ろしの一篇も、いいんですよ〜! 爽やかで……ホラーに爽やかって不思議でしょ、でも爽やかなんです。この感覚は、ぜひ読んで体験してみてくださいね。
つねにすでに
梨/闇|ひろのぶと株式会社
12月16日に新たな仕掛け。「ベストホラー2025」もエントリー!
書籍になっても、ネット怪談(ロア)はまだまだつづく……。
昨日・12月16日、新たなお楽しみがNotebookLMで公開されました。
公式として、
— つねにすでに (@always__already) December 16, 2025
”つねにすでに” の全文登録した
NotebookLMを公開します。
※書籍版書き下ろしのみ非登録です
どうぞご活用ください。
※NotebookLM は不正確な場合があります
Æ https://t.co/zVIKnN0n8P
AIによって、新たなハルシネーションが生まれているのだとか……“試験(クイズ)”もあるのだとか……。
ふふふ、書籍になって完成……と思ったけれど、そんなことはない。まだまだ変化していく。『つねにすでに』らしい、実験的コンテンツです。
本を読んだ方も、興味があってこれから読もうかなと思っている方も、ぜひ、『つねにすでに』のNotebookLM見てみてくださいね。
さらに『つねにすでに』は、もう一つお知らせがございまして。
怪奇幻想ライター・書評家の朝宮運河さんが毎年開催されているTwitter(X)投票企画「ベストホラー」が2025年も開催されています!
【拡散希望】ホラー小説の年間ランキング企画「ベストホラー2025」をX上で開催いたします!あなたが今年読んで面白かったホラー小説(10作まで)を #ベストホラー2025 のタグとともに投稿してください。後日集計のうえベスト20までの結果を発表いたします。規定は下のリプ欄をご覧ください。→ pic.twitter.com/C6qEabZF0V
— 朝宮運河 (@Unga_Asamiya) December 16, 2025
対象作品は「2024年12月〜2025年11月刊行のホラー」
つまり、梨/闇『つねにすでに』も対象なのです!
ぜひぜひ、『つねにすでに』に投票いただけると、うれしいです。よろしくお願いします!
* * *
それにしても、加藤さんがすごい。
毎週、「街角diary」でそれぞれ違う参画先のことを書いていて、何人加藤さんっているのだろうというくらいにいろんなことをされていて、それなのにこれまでの本の刊行日を覚えていて真っ先にお祝いしてくださる。
そんな加藤さんの参画先の一つである刺し子の「TERAS」が、先日原宿での合同ポップアップストアに参加されていて、刺し子の実演をされていました。
そこで聞いたお話が面白かったので、そのことも書こうかなーなんて思っていたのですが……それはまた来週のトピックに! お楽しみに。
今週も折り返し地点。12月も、つまりは2025年もあと半月です。
さあ、がんばっていきまっしょい! みなさん、いってらっしゃい!
廣瀬 翼
レポート / インタビュー
1992年生まれ、大阪出身。編集・ライター。学生時代にベトナムで日本語教師を経験。食物アレルギー対応旅行の運営を経て、編集・ライターとなる。『全部を賭けない恋がはじまれば』が初の書籍編集。以降、ひろのぶと株式会社の書籍編集を担当。好きな本は『西の魔女が死んだ』(梨木香歩・著、新潮文庫)、好きな映画は『日日是好日』『プラダを着た悪魔』。忘れられないステージはシルヴィ・ギエムの『ボレロ』。





