文フリで本を売る
げんげん 玄武岩質マグマ塩基性二酸化珪素 げつようび。
実を言うと地球はもうだめです。突然こんなこと言ってごめんね。
本日は勤労感謝の日の振替休日である。
きょうで今年の三連休は最後だ。
終わった。終わりなのだ。滅亡である。
みんな今までありがとう。

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滅亡直前の昨日、11月23日。勤労感謝の日。
ひろのぶと株式会社は、「文学フリマ41」に店を出した。
文学フリマは、有明の東京ビッグサイトで開催される「文学作品展示即売会」である。
正午から午後5時まで、たった5時間の間に18,971人が訪れるという巨大イベントである。

写真の賑わいは1フロアの様子であって、これが2フロアある。
本を売る側の出店数は3,303、長机を売り場にしたブースが3,760も林立する。
ちなみに以下は、当社の瓦版フリーペーパー「ひろのぶと通信」に【始皇帝の声】として朕がしたためた天声である。人語ではない。
と、まぁ、こんなAIでも書けそうなタテマエは置いといて、これほどまでに文字を売りたい人がいるのか。買いたい人がいるのか。
出版社であるうちの会社、もうちょっと儲かってもいいんじゃないのか。
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当日は、スタッフ総出で本を売った。

糸井重里さんも来てくださり、本をお買い上げくださった。有名人の来店には、ラーメン屋さんのように色紙にサインをもらって貼りたいところである。

と、まぁ、こんな自慢は置いといて、当日は仏像がマイブームであった。
もともと、「ご来店ありがとうございます」と合掌して写真を撮っていたのだが、

「この写真に写っている人を仏像にしてください」とAIさんにお願いすると、

合掌する私ではなく廣瀬翼が仏化した。
「もっと仏像化を」とAIさんに重ねてお願いすると、

仏化した廣瀬翼の背後から……誰やお前。どこから来たんや。

では、こちらもブツゾライゼーションしてくれとAI様に懇願したところ、

あいかわらずブツを増やしてくる。
「いや、増やさんでええねん、写ってる人を仏像にしてくれや 一生一緒にいてくれや」とAIに三木道三すると

AIさんはヘソを曲げたのかガンダーラ様式的なブッディングでヘレニズムしてくるのである。

「じゃあ、4人揃ってヨレンジャー、俺たち全員をブツゾリックにメタモルフォってください」とAIさまにプロンプると、

これはなかなかに石化した。
「いいぞ、でも、なんか、お前、増やしたいんだろ?増やしたいだけブツゾーブーストしてみい」

満足しました。
これからもわたしたちは仏のような心でお客様をお迎えいたします。
ではまた来週。






