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〝よい死〟とは? 「Deathフェス」はポップに気軽に、問いかけの力で〝死とその周辺〟をアップデートする

街クリ 編集部


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一人ひとりの〝よい死〟の実現につなげるために。〝死〟は怖くても、構わない。

—— こうやってカジュアルに話せれば、取り組まなければいけないことも自然と出てきそうですね。

私たちは死について積極的に考えていますし、ある意味「死がワクワク派」ですが、死が怖い人もいますし、不老不死や脳のアップロードなど「死なない」方法を模索している人もいらっしゃいます。死への向かい方って、本当にざまざまです。

もちろん、死が怖いのも、不老不死を目指すのも、どれも一つの価値観でいいと思うんです。

大切なのは、〝死〟の話題を避けるのではなく、考えてみること。そうしたら一人ひとりの〝よい死〟〝生き方〟の実現につながっていくはず。

さまざまな角度の問いがあれば、「死が怖い派」の人も、「死がワクワク派」の人も、一緒に話せるかなと思っています。

—— 死が、ワクワク……なんですか?

結構、楽しみにしてますよね?

してるね。死にたいってわけじゃなくて、死ぬことまで含めて人生を楽しみたいっていう感じかな? その日が来ても、やっとその日が来たなって思えればいいと思うんですよね。

そう。そのためには長生きはしたいんですけど、やりきって、最後は「ついに私は堆肥になる時が来たんだ」と思えたら、その瞬間って楽しみだなって。

でも私は、きっとやり残しもいっぱいで逝くんだろうなぁ。人生の時間のかでやり切ることができないくらい、やりたいことがいっぱいで。

だから「死ぬまで生きる」が私の目指す〝よい死〟かもしれません。

—— 〝よい死〟は考えるけれど、それに固執はしないというのも大切そうだなと思いました。

そうですね。コントロールしようとしたり、必ずそうしなきゃとなりすぎたりすると、たぶん、不自由になってしまうんだと思います。

—— だからこそ、死を真面目に、だけどカジュアルに、そして自由に考える。今日のこの時間そのものが、そんな「Deathフェス」の一部のようでした。

ちなみに、廣瀬さんはどんな「〇〇葬」がいいですか?

—— そうだなぁ、私は名前が「翼」だから、空がいいかなぁ。

空にも、宇宙、バルーン、花火、他にもさまざまございまして……

—— うーん、決められない……! でもなんだか、自分の可能性が広がってきたような気がします。

これ、「Deathフェス」で新しい〇〇葬を考えるワークショップがあっても、面白いかもね!

確かに、楽しそう!

—— そのプログラムが実現したら、私も参加します!

〜 Fin 〜


「Deathフェス2025」開催概要

開催期間:2025年4月12日(土)~4月17日(木)
会場:渋谷ヒカリエ 8F 「8/」COURT・CUBE
主催:一般社団法人デスフェス
Webサイト:https://deathfes.jp/

「Deathフェス2024」ダイジェスト動画

「Deathフェス2025」クラウドファンディング挑戦中!

「Deathフェス2025」クラウドファンディングページより


現在、一般社団法人デスフェスでは、「Deathフェス2025」開催に向けてクラウドファンディングに挑戦中です。

インタビューでお二人のお話にあった、ヴィヴィアン佐藤さんによる「私らしいエンディングを表現するヘッドドレス制作ワークショップ」や、4月14日の「寶船スペシャルパフォーマンス観覧席」はもちろん、打ち上げ参加権やDeathフェスオリジナルのポップなロングTシャツなど、リターンが豊富!

お好きなリターンを選んで、「Deathフェス2025」を応援できます。

支援の募集は2025年3月31日まで。
詳細は、こちらからご覧いただけます。

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