ベンチャー型事業承継のAVS京都に参加してきました。
2014年7月、山野千枝さんが関西学院大学にて事業承継候補者向けのコマ『ガチンコ後継者ゼミ』を運営していることをfb板で知り、ピンときた僕はどういった魂胆でどんなゼミを企画したのか…連絡とって、根掘り葉掘りきいて腹オチしました。で、僕は手弁当で混ぜてほしいと懇願。
産創館の山野さんが手塩にかけて運営されてる関西学院大学の事業承継講座「後継者ゼミ」について、改めて主旨を伺いました!
— 加藤順彦ポール (@ykatou) July 23, 2014
やはり素晴らしいです。意義深い。加藤も全面的に御協力したいと思います。甲南大、関西大でも展開が始まっているそうです。 http://t.co/6hbdbYdpLf
翌2015年度から関西学院大、2016年度から関西大の当ゼミのゲスト講師を引き受けておりました。
その後2018年、、山野さんは、この承継候補者→アトツギ経営者にとっての環境を作っていくことをミッションに一般社団法人ベンチャー型事業承継を設立したのです。
なるほど本気で社団法人を創めるのであれば、ヒトもカネも要るやんか!、ということで、
僕は社団への最初の協賛企業として、野村證券様を連れてきて &(僕の家業をサポートしてくれていた)奥村真也さんを専従の事務局長としてリクルートしたのでした。
それから8年。僕も奥村さんも、立場を変え今もこのベンチャー型事業承継との関わりを続けています。
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で、12月7日、年に一度のメンバー/メンターの集う場であるAVS(アトツギ ベンチャー サミット)が京都の同志社大学にて開催されたので、僕も参加してきました!。

会場には全国から集まった200人近いアトツギ経営者。そう、後継ぎではなくアトツギ。ベンチャー型事業承継はアトツギとは『先代から受け継いだ価値を、時代に合わせてアップデートすることで、その次の世代に託す時まで、存続にコミットする個人』と定義しています。
この社団の催しではいつも参加者みんなが100年前の会社で起こってたことや、50年後或いはその先の会社の未来像、孫の時代の顧客との関係等について話しています。
家業後継の経営者たちって捉えてる時間軸が、ふつうの人間社会の間尺と違うんですな。
代表理事な山野さん曰く 『このロングターミズム(長期思考)こそがアトツギの最大の強み。生成AIで、秒で正解らしきものが見つかる時代に、人間の本質から生まれる理不尽や課題も受け止めて、時間がかかることに時間をかける覚悟がある人たち。彼らに当たり前にインストールされているロングターミズムをOSとして、永続を優先する経営判断を重ね、小さな挑戦を続け、社員、地域、取引先など、取り巻く人々の幸せを実現する。どれか一つだけでもダメ。この三つを同時にぐるぐる回しながら、未来に向かってじっくり歴史を刻んでいく。はたからするとモタモタしているように見えるけど、時間をかけることで醸成・熟成される価値なのだ。』 (ママ)

社団は活動を通じて”歴史(先人)から預かって、いまの時代を生き抜いて、未来の誰かを信じて託す経営者の文化”を、先の未来の世界に残すことに、この8年間挑んできました。
そんな社団が主催した一年一度のイベント、AVSに集っていた経営者は、まさに「いまの時代を生き抜」こうとしてる次代へのリレーランナーたち。
今回もそれがしっかりと確認できて、ほんと良かったです。
AVSにて、ロールモデルを表彰する第3回アトツギアワードでは、受賞された6名のプレゼンがいずれも素晴らしかったっす!。ご関心わいた方は是非こちらも。





