「GOOD INNOVATION LAB」で毎週木曜日18時に配信されている動画コンテンツ『広告図鑑』。ビジネスプロデューサーの宮本安祐佳さんとコピーライターの田中泰延が、さまざまな広告を紹介しています。
その『広告図鑑』を、『街角のクリエイティブ』でも特別に記事としてチラ見せ! 配信で取り上げる数々の広告の中から、毎回ひとつをピックアップしてご紹介します。
今回は、12月4日配信「11月前半の広告」から見ていきます。
▶︎12月4日配信「11月前半の広告」全編の動画はこちらから
今週の #どやねん広告
サッカー日本代表広告が「太極旗(韓国の国旗)にそっくり」と炎上

今週の「#どやねん広告」、こちらでございます。 はい。
「韓国の国旗にそっくりサッカー協会の日本代表イメージ画像」。

日本サッカー協会

日本サッカー協会が公表したサッカー日本代表のイメージ画像が、SNS上で「韓国の国旗にそっくりだ」などと指摘され、日本を代表するチームなのに外国の国旗を使用するのはおかしいというような声が上がっている、と。
さらにですね、こちらの公式アンバサダーが、音楽グループ「JI BLUE(ジェイアイ ブルー)」をモデルにしたもので、彼らの所属事務所が韓国資本であることも物議を醸したと。
うーん、なるほど。

これはね、なんでこんなに似たのかな。まずあそこに日の丸置いたらダメだし。

あー、そうですね。

うん。太極旗は上半分が赤、下半分が青だから、そっくり、やっぱりそっくりで。
何が悪いって、この四隅に、あの四卦って言われる……。


あー、そうですね。

あの占いの。韓国の国旗にも描かれてる、四隅のあれですけど。

四卦っていうんですけど、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」とかのうちの四卦。
その四卦に似てるわね。それをそこに置いたらね。


うーん、まあ、意図的ではないんだろうだけど、誰かが「これはこういうリスクがありますよ」といいますか、なんか指摘が入ってもよかったかもしれないですね。
でも確かにね、気づかないって言われたらば、気づかない。
どうなんですかね。難しいバランスですよね。

いやー、これは、パッと見てわかる人、チェックする人に、「いやこれ韓国の国旗に似ているからダメだわ」ってひとこと言える人がいなかったのが問題ですよ。

そうですね。確かに確かに。

そもそも論でいうと、「日の丸を背負う」っていうので、日の丸の前に物を配置しちゃったらダメでしょ。

うんうんうん。

日の丸があるんならいいけど、日の丸を背負うんだったら、もっと大きく日の丸がわからないとダメでしょうね。

メインにね、そうですよね。

これはね、悪意はないし、わざとじゃないと思うけど。最悪が重なったということだと思いますけどね。

それに紐づく形で、このアンバサダーの人たちも、この問題がなかったらそんなにフォーカスされなかった気もしますが……。
皆さん本当にこういうチェックは、いろんななるべく多くの人の目を通すべきだと思います。

本当に。
チェックをね、SNS上でされると、それは「炎上」って言いますから。

事前に、公開する前にチェックしましょう。
* * *
- ・四半世紀前の「GAP」の広告をなぞってないか?UNIQLO『2025 HOLIDAY』TVCM
- ・厚切りジェイソンと気づかせない演出は本当に必要?「明治スプレッタブル『おいしいとおいしいの組み合わせ』篇」Webムービー
- ・広告にも「AI」が取り上げられる時代、佐藤二朗出演の大塚製薬「カロリーメイト『いちばんの味方』」篇Webムービー
など、全部で9つの広告事例を紹介しています。
ぜひ、全編もチェックしてくださいね!
※『広告図鑑』の視聴には、GOOD INNOVATION LABのプレミアム会員登録が必要です。
プロフィール

宮本安祐佳(みやもと・あゆか)
ビジネスプロデューサー
フリーランスのCreative Director&PlannerとしてCMやSNS、D2C、場づくりなどを手がけている。
X(Twitter):@ayuka_miyamoto

田中泰延(たなか・ひろのぶ)
ひろのぶと株式会社 代表 / コピーライター
東京コピーライターズクラブ、大阪コピーライターズクラブの審査員も務める。著書に累計20万部の『読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと。』(ダイヤモンド社)他。
X(Twitter):@hironobutnk
GOOD INNOVATIN LABとは
世界のイノベーティブなヒト、モノ、コトを紹介するコンテンツサービス。コピーライターのオンライン講座をはじめとして、広告プランニング、クリエイティブディレクションなど、大手広告会社で活躍する一流のクリエイターからクリエイティブの知識と技術が学べる講座、イベントが充実しています。
街クリ 編集部 レポート/インタビュー
編集部も記事を書いています。







