今週の「どやねん広告」でございます。  

はい。

はい、こちらですね。 星野源さんの新アルバムのプロモーションに関して、しゃれた町内会風ポスター告知が、一部で批判を受けていると。   

うんうん、はい。

広告制作会社「バーグハンバーグバーグ」がSNSに上げたもので、内容は昭和感のあるイラストと書体で、「星野源さんの曲を聴いてたのしく踊りませんか？ 」と呼びかける、いわゆる町内会のお知らせ風ポスターです。

このポスターは、東京都の戸越銀座の商店街と、神奈川県横浜市の鶴見中央の公共掲示板に実際に掲出されたため、「企業の宣伝に公共の掲示板を使うのは不適切では？」と、公共スペースの商業利用に対する市民からの批判が集まったと。

これ燃えました（ネットで炎上した）ね。 

だいぶねえ。 

これは僕、2つ意見があって。

1つは公共の場にこれを貼っちゃいけないって言うんだったら、じゃあ、電車の中吊りとかね、街中のでかい看板だとか。 「捨て看板」は電柱にくくりつけてあるけど、あれも公共のもんじゃないのかとか。

いろいろあると思うんですけど、どこを広告スペースにするか。

スペースと、そこにお金出して宣伝したいことがある人が合致すれば、どこでもこれは正当なアイデアだと僕は思うんですけど。 

そうですね。

きっとここも、もちろん勝手にやったわけではなく、ちゃんとね、その鶴見とか、商店街さんと会話した上でオッケーが出た。 で、お買い物としてお支払いしてるんだろうっていうところなので。

はい。

で、もう1つは、これ炎上しても、超メデタシになる結末っていうのは、実はあって。

これ、戸越銀座の商店街の掲示板に貼ったじゃないですか。 星野源は一回、戸越銀座で歌えばいいんですよ。 

実際に実現するってことですね。

そしたらみんな大喝采じゃないですかと。 星野源が貼ってあるチラシの通り、町内会館みたいな、公民館みたいなところで歌って帰ったわっていう。  

そうすればよかったのに、貼るだけってのが、なんかあざとくて嫌だなと思われたんじゃないですか。  

そうですね、フェイク広告じゃないですけど。うん。

来たらね、超話題ですよ。

戸越銀座で3曲歌った。それから鶴見中央で3曲歌った。そんなの一日で済むことじゃないですか。やればいいじゃないですか。  

ということですね。

「ユーモアの押し付け」という声も上がってましたね。

まあ文句言う人はね、相変わらずありとあらゆる方向から文句をつけてきますけれども。  

この広告は「どやねん度」で言うとどのくらいですか？

どやねん広告の最大を「5どやねん」とすると、これはまあ、そんなにか？ っていう「2どやねん」ですね。