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2025年11月25日「街角diary」加藤順彦がお届けします。

加藤順彦


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大阪でお逢いしましょう

2017年に大阪の家業を継ぐことになったのは、2003年から社長を務めていた実弟が突然に早逝したからでした。完全に想定外、青天の霹靂。

1990年の僕(23歳)は跡目レールに乗らない意を決して上京。以来、家業とも大阪とも距離を置いてきました。自分なりに慮ってたつもりで、当代の父も継ぐ弟も僕の所存を知っていたと思います。

なので、継いだからには兎に角その先に繋げよう、と最初に決めたのです。早々に当時17歳だった甥に白羽の矢を立てたことで、己に決意と覚悟ができたから、8年間ここまで走ってこれたと思います。

2025年はそんな家業=丸1グループの80周年イヤーとなりました。
年初に在シンガポールの事業会社3社を統合してMARUICHI PTE.LTD.としました。新たに臍帯由来の間葉系幹細胞点滴のご案内もスタート。
またグループの国内本部機能を大阪から燕三条に移管。そして燕三条からインバウンド対象の自転車ツーリズム事業を始動しました。

加えて今後のシンボルとなるような事業に挑みたいと考えていたなかで、4月末にラジオ大阪の事案が舞い込んできました。
巡り合わせ。歴史ある大阪の放送局の再構築は、まさに今の僕だからこそ取り組めるのではないか、と意気に感じて挙手をした次第です。

ラジオ大阪の会長に就いたからには、今まで以上に大阪で存在感を出す必要があるやん、顔を広めよう、ということで、このたび「関西を元気にする会」に入会しました。きたる12月9日の同会の忘年会にてデビューするので、こちらに参加される方は僕を会場で見つけたらぜひ首根っこを摑まえてもらいたいです。

更に先般発足の大阪和僑会にも、2026年1月からメンバーになることにしました。シンガポール和僑会の設立から15年。会を通じて数多くの仲間を得てきました。
地元大阪でも「和の精神を武器に世界へ羽ばたけ!」る仲間と切磋琢磨できるんじゃないか、と感じています。

先立って12月10日の夜はグランフロント大阪で講演をさせていただきます。テーマは「大阪から始まる地方創生の未来」。大阪で仕掛けるグローバル戦略をぜひご一緒に考えましょう。お申込をお待ちしています。

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  • 加藤順彦 日記


    在シンガポール大阪人。 ひろのぶと株式会社の取締役。関西学院在学中リョーマ参画を経て、92年日広を創業。03年LENSMODE起業。08年日広退任後シンガポール移住→10年永住権取得。14年ビットバンク創業に参画。25年ラジオ大阪の会長。