あたまがいっぱい
げんげん ゲンタマイシン硫酸塩軟膏 げつようび。おはようございます。
誰にも気に留めてもらえないが、私の毎度の書き出しは、あるCMが忘れられないからである。
1970年代後半から80年代初頭まで流れていた日本船舶振興会のテレビコマーシャルである。私が子供の頃、テレビアニメ『一休さん』で必ず流れていたのを記憶している。

日本船舶振興会は、今は日本財団と名を変えているが、競艇、つまりボートレースの元締めであって、CMにも出ている笹川良一が……この話は長くなるのでアレがアレしておく。
このCMはいつも、「戸締り用心 火の用心」という歌で始まるが、最後に「世界は一家 人類は皆兄弟」と高らかに宣言して終わるバージョンもあった。
一家なのにどうして戸締りしなければならないのか。兄弟なのになぜそんなに警戒しなくてはならないのか。子供心にも矛盾を感じていたものである。
誰にも気に留めてもらえないけど、いいのである。
こういうどうでもいいことを決めておけばとりあえず書き出せる。
日記なのだから、とりあえず書き出して、寒くなったとか、雨が降ったとか、なにを食べたとか、そんなことを書いてちゃっちゃと終わらせてしまいたい。本当はそういうビジネスモデルにしたい。
しかしそうはいかない。

いまはラジオのことで頭がいっぱいなのである。
ちなみに『壊れかけのRadio』という歌は
「何も聞こえない
何も聞かせてくれない」
ってお前、完全に壊れとるやろ。

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今月からラジオ番組のパーソナリティを務めることになったことは何度かお伝えした。
いろんな会社の社長さんに不肖・田中が虚心坦懐、お話を伺うという企画である。
関西地方が聴取圏の「ラジオ大阪 OBC」の放送だから、他の地方のみなさんはラジオを点けてパッと聴く、というわけにはいかないが、今はradikoのタイムフリー/エリアフリーというものもあるし、Podcast配信もある。
さらには放送内容を全部、この「街角のクリエイティブ」で記事化して読めるようにという、こりゃもう大変な作業を続けていくわけであるわけであるがそれをやるのは廣瀬さんなわけである。
さっそく記事にしてくれました。
廣瀬さんは大変すぎて熱を出した模様。すまない。何かあったら二階級特進します。
さらに。
ノーカット版・映像付きでYouTubeで見ていただけるようにするわけであるわけであるがそれをやるのは加納さんなわけである。
さっそく編集してくれました。
【第1回】
【第2回】
【第3回】
【第4回】
【第5回】
加納さんは大変すぎたが特に熱も出ていない模様。
そんなこんなで、みなさんに聴いて、見て、読んでもらえるラジオ番組にしていきます。
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企業を経営している社長さんのお話は、ほんとうに面白い。
わけもわからず小さな会社をなんとかやっている経営者の端くれ的なサムワンとして、学びの宝庫とでもいうべき機会をいただくのは、まったくもってありがたい。
初めての収録だったので、いま聴くとものすごくぎこちなくて、自分ではとても恥ずかしいが、「田中泰延が面白おかしく喋ること」を求められているわけではない。
またすぐに次回の収録が控えている。
社長のみなさんの経験、知見、哲学を一生懸命お伺いしていこうとおもいます。
ではまた来週。






