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2025年10月23日「街角diary」上田豪がお届けします。

上田 豪


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ちょいと気になる⑧

はい、みなさん。
木曜日は「いま何を読まされたんだろう」と言いたくなるような読後感のくだらない文章の日です。

というわけで、ちょいと気になった「日清のどん兵衛」。

長い間親しまれている偉大な商品。
おそらく誰もが一度は口にしたことがあると思うし、年末は必ずCMを見ているはず。

俺は子供の頃からどん兵衛が大好きで、特にあの麺を愛してやまない。なによりあの麺はお湯を入れてから指定の時間より長めにおいたものをズルズル食べるのが至高だ。

そんなことを人に話すと「ああ、その食べ方10分どん兵衛でしょ?」とか言われちゃったりもするのだが、こちとら10分どん兵衛なる食べ方が話題になる何万年も前からそんなことは当たり前のようにやっていたのだ。ど素人は黙っとれ。

ちなみに子供の頃はあの甘いお揚げは食べず麺だけを食べていた。あの麺は本当に美味い。あの麺だけが食べたい。どこかにあの麺だけ売っていないだろうか。

そういえば子供の頃、何故か我が家では「日清のどん兵衛」のことを「きつねどん兵衛」と称していた。そのおかげでごくごく最近まで俺は何の疑問も持たず「きつねどん兵衛」が正式な商品名だと思い込んでいたし、そう呼んでいた。

でもよく考えてみれば、商品名が「きつねどん兵衛」だとしたら困ったことになると気づいた。どん兵衛がきつねうどん一種類しかないのであればその商品名でも問題ないが、ご存知の通りどん兵衛にはきつねうどんや天ぷらそばや肉うどんのようないくつもの種類がある。

「きつねどん兵衛きつねうどん」だと、大事なことだから二度言いましたみたいなことになってしまうし、「きつねどん兵衛天ぷらそば」だと、天ぷらとお揚げが両方入っているように思えてしまうし、「きつねどん兵衛肉うどん」に至っては、きつねの肉が入っているとしか思えない。

それでも、もしかしたらこの商品が発売された時は「きつねどん兵衛」という商品名で、どこかのタイミングで「日清のどん兵衛」に改称された可能性もあるかもしれないと思い、悪あがきよろしく日清のサイトでどん兵衛の歴史を調べてみたが、正式名称は昔から「日清のどん兵衛」だったみたいだ。「きつねどん兵衛」とは何だったのだ。上田家の長年の思い込みは怖い。


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そしてどん兵衛と聞いて、思い浮かべる動物はきつねではない。
熊である。

子供の頃は「ムツゴロウと愉快な仲間たち」というTV番組を欠かさず見ていた。その番組で畑正憲さん(ムツゴロウ)が熊を飼い育てるエピソードがある。その熊の名前がどんべえだったのだ。

この番組は、熊に限らず様々な動物と人間の共生、動物と人間の付き合い方を学ぶという意味ではいい番組だったと思うし、あえて今、この番組のアーカイブを放送してみてはどうだろう。

今年は連日のように熊の被害に関する報道がある。
地方だけでなく東京でも多く目撃されており、また捕獲されたりもしている。

東京都ツキノワグマ目撃情報マップ〜TOKYOクマップ〜

熊の活動エリアといっても過言ではない場所で活動することのある我がチームも十分に気をつけなければと思うし、いざという時のために金属バットは常に傍に置いておきたい。


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最後に。

筆の遅い俺は毎週の街角diaryでの与太話を掲載当日の明け方まで書いている。というわけで目の下のクマが酷くならぬよう、熊といえばムツゴロウさんの他に思い当たる人物を紹介して今日はこのへんで終わりたい。

ウイリー・ウイリアムス、ミスターヒト、藤原喜明、ゴウウエダ。

詳しくはリンク先で各自調査。

ウイリー・ウイリアムス。
『地上最強の空手PART2』


ミスターヒト。


藤原喜明。


ゴウウエダ。

どうでもいいか。どうでもいいな。

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  • 上田 豪 広告・デザイン/乗り過ごし/晩酌/クリエイティブ


    1969年東京生まれ フリーランスのアートディレクター/クリエイティブディレクター/ ひろのぶと株式会社 アートディレクター/中学硬式野球チーム代表/Missmystop