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2025年10月7日「街角diary」加藤順彦がお届けします。

加藤順彦


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ポール徘徊記

8月21日にラジオ大阪の株主総会が開催されることが決定したのは、8月12日の取締役会。
その報せを受けたのは羽田から徳島に向かう全日空285便に搭乗する直前だった。

去年同様、機内では阿波踊りに臨む心構えを整えるつもりだった。

が、機上では、
その21日の株主総会のあとの最初のメンバー全員へのご挨拶で、
何をどのように伝えるのか、そして先ず何をします、と宣言するのか、ということを考えることになった。
つか、阿波踊り本番の翌13日も結局のところ、絶えず踊る阿呆でありながら、ずっとそのことだけを一心不乱に考えていた。




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まず10月1日に【ラジオ大阪を新たにする】ことが心に決まっていた。
こういうのは全部で3つあったほうがいいと松下幸之助さんも言ってるから、3つ挙げることにした。

① 色を変える。
② キャッチフレーズを変える。
③ 大阪の未来についてリスナーと共に考える局になる。

①と② はズバッと決めきる。色が変わることで日頃から接して頂いてる皆々様は気づいてくれる。少し縁遠くなってる方々にも「お!色変わったんか」と気にしてもらえる。パッとひとめみて、違和感に気づくはず。

②については、最高のフレーズが、踊ってるさなかに降りてきていた。きっとウケる。わかりやすい。覚えやすい。
なによりも今いちばん優先したい 「迅速に」行動すること、と
大きく変わります!と内外に伝えること、が短い文のなかに込められてる。

③については「共に考える」わかりやすい象徴が要るんやけど、それについては発表してから動くことにした。


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15日の夜、徳島から東京に引っ返した頃、
21日に新社長となる上野慶子さんにだけ (往時は彼女しかこれについて相談する相手がいなかった)
①、②、③ を伝えた。

僕の行きついたアイデアは
① は みどり。

② は「Quick! ラジオ大阪いざ一新」。 周波数の91.9FMと1314AMを読み替えたのだ。

これでいきたいです、と。
うん、このたび代表者を引き受けるにあたっての要望、かな。

開局67年。初めてコーポレートカラーが変わりました。
ラジオ大阪はこれを機に一新していきます。どうぞよろしくお願いします。

 

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  • 加藤順彦 日記


    在シンガポール大阪人。 ひろのぶと株式会社の取締役。関西学院在学中リョーマ参画を経て、92年日広を創業。03年LENSMODE起業。08年日広退任後シンガポール移住→10年永住権取得。14年ビットバンク創業に参画。25年ラジオ大阪の会長。