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2025年8月20日「街角diary」廣瀬翼がお届けします。

廣瀬 翼


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夕方に浴衣を着てもいいかなと思えるくらいの風が吹くようになってきた。そうそう、夏ってこうだったよね。これが夏。やっと、夏がきたなぁと思える。この2ヶ月ほどは夏とも感じられないほどの気候だった。

先週のお盆。8月12日から15日は徳島の阿波おどりがあった。

『踊る阿呆の世界戦略』を読んで、特典のうちわを手に寶船を見に行ってくれた方がいた。

土日の8月16日・17日には、下北沢で阿波おどりがあり、寶船が出演した。

『踊る阿呆の世界戦略』を読み終えて、下北沢に訪れてくださった方がいた。

今年、初めて寶船を見たのをきっかけに『踊る阿呆の世界戦略』を読み、さまざまなお祭りへ「阿呆T」を着て行き、寶船に熱狂している方がいる。

『踊る阿呆の世界戦略』を手にしたことをきっかけに、近くの阿波踊りの祭りに行ってみたという方もいた。

一冊の本がきっかけになって、世界が広がっている。
一冊の本が、読んでくれた人のあたらしい世界、体験に飛び込むきっかけになっている。

なんと言えばいいのだろう。すごく、ありがたい。すごく、うれしい。

本には、力があるのだと、改めて思えた。

たくさんの人に手にしてほしい。「大重版でウハウハ!」と喜ぶしゃちょうも見たい。累進印税™︎も実現したい。

でも、それよりも何よりも、こうした一つひとつの声が、出来事が、ものすごくうれしい。ああ、本をつくってよかったと、報われるような思いになる。

下北沢阿波おどりの2日目、私も宣伝会議の田中泰延クラスのあとで、泰延さんと寶船を見に下北沢へ向かった。

寶船の流し踊りスタート地点に陣取る。

今年デビューの3歳っ子たち

今日も寶船のエネルギーは凄まじい。

今回は、寶船を追いかけるのではなく、同じ位置でいろんな連を見てみることにした。

「下北沢は、何年くらい?」
「えっと……確か50回くらいだったと(※57回でした)」
「こんなに、こんなにたくさんの連がいて、こんなにみんな阿波踊りしてるんやな。それも、昨日今日のブームじゃなくて、何十年も。知らんかった。すごいなぁ」

流し踊りも日の傾きが変わると印象が変わってきます。
暑い中、長時間トコトコとついていくちびっ子たち。見守り支えながらも、手を出し過ぎることなく自分たちで歩くようにサポートする寶船の全メンバーの眼差しが、優しい。

4度の流し踊りが終わると、今度は駅前広場に移動して寶船の組踊りへ。広場のフェンスの内側で踊るのだが、フェンスの開場待ちの行列がつづく。まるでロックフェスライブ。驚くほどの人が集まっていた。

入場待ちの間に、寶船30周年記念公演と『踊る阿呆の世界戦略』についてアナウンス。
ちびっ子ちゃんたちも一生懸命にフライヤーを配ってくれていました。

どんどん上がっていくヴォルテージ。

隣で見ていた泰延さんが噛み締めるように「かっこいぃ……っ」とため息を漏らしていた。

最後は、巻き込まれるようにみんなで踊る。

しゃちょうもこの笑顔。

ああ、踊る阿呆は、かっこいい。



寶船リーダー・米澤渉さんがYouTube配信「僕たちは」シリーズ第19弾にゲストで登場くださいました。

「結石で欠席」の上田豪さんに代わり、2時間たっぷり出演。視聴者からの質問・相談にまっすぐにお応えくださっています。

本記事で紹介した本

踊る阿呆の世界戦略 世界26カ国を熱狂させた NEO阿波踊り集団 寶船の挑戦
米澤渉 | ひろのぶと株式会社

※ 本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

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    1992年生まれ、大阪出身。編集・ライター。学生時代にベトナムで日本語教師を経験。食物アレルギー対応旅行の運営を経て、編集・ライターとなる。『全部を賭けない恋がはじまれば』が初の書籍編集。以降、ひろのぶと株式会社の書籍編集を担当。好きな本は『西の魔女が死んだ』(梨木香歩・著、新潮文庫)、好きな映画は『日日是好日』『プラダを着た悪魔』。忘れられないステージはシルヴィ・ギエムの『ボレロ』。